いつも読ませていただいているブログの転載です。
最近、こういうことを堂々とスピーチする著名人が増えていますね。
未来は明るい!と感じます。


拡散:広島平和式典でのオリバーストーン監督のスピーチ

(以下、転載)



KABASAWA YOUHEI BLOG
http://ameblo.jp/takumiuna/entry-11588787433.html


「よく聞いてほしい、アメリカは、こんなことを言いたくはないが、いじめっ子なのだ。日本が今直面している恐ろしい龍は中国ではなく、アメリカだ」


8月6日に広島で行なわれた原水禁2013において映画監督オリバー・ストーン氏の講演が素晴らしいです。個人的には中学生の時に何度も観た映画ベトナム戦争を描いた『プラトーン』まさか日本の為に、世界の為にここまでの発信をしてくれるとは感謝の気持ちで溢れます。


原水爆禁止2013年世界大会での講演映像
http://youtu.be/Gj1OaP83vNc


今日ここにこられてうれしい。初めて広島に来たが、この2、3日、特に皆さんも出席されたと思うが今朝の(原爆記念)公園での式典を見て強く心動かされた。よくできた式典だった。日本人の良心を証明するような式だった。すばらしい記念式典は「日本人」の性質をよく表していたと思う。しかし、今日そこには多くの「偽善」もあった。「平和」そして「核廃絶」のような言葉が安倍首相らの口から出た。でも私は安倍氏の言葉を信じていない。

第二次大戦で敗戦した2つの主要国家はドイツと日本だった。両者を並べて比べてみよう。ドイツは国家がしてしまった事を反省し、検証し、罪悪感を感じ、謝罪し、そしてより重要な事に、その後のヨーロッパで平和のための道徳的なリーダーシップをとった。

ドイツは、60年代70年代を通してヨーロッパで本当に大きな道徳的な力となった。平和のためのロビー活動を行ない、常に反原子力であり、アメリカが望むようなレベルに自国の軍事力を引き上げることを拒否し続けてきた。2003年、アメリカがイラク戦争を始めようというとき、ドイツのシュローダー首相は、フランス、ロシアとともにアメリカのブッシュ大統領に“No”と言ったのだ。しかし、第二次大戦以来私が見た日本は、偉大な文化、映画文化、そして音楽、食文化の日本だった。

しかし、私が日本について見る事の出来なかったものがひとつある。それは、ただのひとりの政治家も、ひとりの首相も、高邁な道徳や平和のために立ち上がった人がいなかったことだ。いやひとりいた。それは最近オバマ大統領の沖縄政策に反対してオバマにやめさせられた人だ。みなさんに聞きたいのは、どうして、ともにひどい経験をしたドイツが今でも平和維持に大きな力を発揮しているのに、日本は、アメリカの衛星国家としてカモにされているのかということだ。あなた方には強い経済もあり、良質な労働力もある。なのになぜ立ち上がろうとしない?

第二次大戦後、米国はソ連を巨大なモンスターにしたてあげた。中国はいまその途上にある。つまり米国の「唯一の超大国」の立場を脅かすもうひとつの超大国にしたてあげられようとしている。今は大変危険な状況にある。

オバマはヘビのような人間だ。ソフトに語りかける。しかしオバマは無慈悲な人間だ。台湾に120億ドルもの武器を台湾に売り、日本にスティルス戦闘機を売る。日本は世界第4位の軍事大国になっている。それを「自衛隊」と呼ぶのはかまわないが世界4位の軍事大国だ。

日本より軍事費が多いのは米国、英国、中国だけだ。日本をそういうふうにした共犯者はアメリカにほかならない。日本は米国の武器の最大の得意客なだけでなく、アメリカの行なったクウェートやイラクでの戦争の戦費の支払をしてくれた。

よく聞いてほしい、アメリカは、こんなことを言いたくはないが、いじめっ子なのだ。日本が今直面している恐ろしい龍は中国ではなく、アメリカだ。4日まえ、私は韓国の済州島にいた。韓国は上海から400Kmのその場所に最大の海軍基地を作っている。韓国は済州島の世界自然遺産の珊瑚礁を破壊して巨大な海軍基地を作っている。そこは、中国に対しては沖縄よりも前線に位置する。その軍港には世界最大であらゆる核兵器を搭載する空母ジョージワシントンが停泊できる。そこから出て行って中国のシーレーンを制圧するのだ。

今年、戦争がアジアに戻ってきた。オバマと安倍は相思相愛だ。安倍はオバマが何を欲しがっているか知っている。なかでも尖閣諸島について、私にはコメントしようがない。あんなものを巡って戦う気が知れないが、それなのに戦う価値があるように言われている。いま皆さんは核兵器廃絶が大切だとお思いだろう。しかしこのポーカーゲーム(危険な賭け事)はアメリカ主導で軍が展開して急速に進んでいる。アメリカは世界の73%の武器を製造しては売りさばいている。それには無人攻撃機、サイバー兵器、宇宙戦争用の武器も含まれる。

核兵器などは、アメリカが戦争に使う兵器のごく一部でしかない。米国は世界の歴史上最強最大の軍事国家なのだ。どう思いますか、みなさん。これに対して怒りを感じてほしいです。私が怒っているのと同じように、皆さんにも怒ってほしいのです。

米国は「唯一の大国」であろうとするために脅威を増大させ、世界中にアメをなめさせ、無実の人を刑務所に入れ、消し、ファイルを秘匿し、盗聴し、永遠の監視国家たろうとしている。ご存知かどうかわからないがジョージ・オーウェルがこのことをうまくいいあらわした。

これが今世界に起っている事だ。日本は、悪事に加担している。もう一度言おう。ベトナム戦争の後、みなさんは戦争のあぶなさにを知って、これがアジアで最後の大きな戦争になると思ったはずだ。でも、もう一度戦争がある。ここでみなさんにはドイツがヨーロッパでしたように、立ち上がって反対の声を上げてほしい。日本はかつて敗戦し広島長崎そのたでひどい目にあった。その悲しみを糧にして強くなり、繰り返し戦争を起こして日本と世界に痛みを与えてきたバカ者どもと戦ってほしいのです。

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現在NHKBSでオリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史 というドキュメントの再放送が展開されてます。アメリカの映画監督オリバー・ストーン氏が、脚本を歴史学者のピーター・カズニック氏と組み、制作したドキュメンタリー・シリーズ。
http://www.nhk.or.jp/wdoc/yotei/index.html?week=20130805

なぜ広島に原爆を落とす必要があったのか。日本の教科書や歴史勉強で教えられないことを、映像を交えて伝えてくれます。TPPや原発、オスプレイ、米軍基地問題など多くの問題に関わることです。なぜ日本はここまで米国の言いなりで属国なのか。国民自体が問いかけ、再考しなければならない問題と感じます。  


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ウィリアム・オリヴァー・ストーン(William Oliver Stone, 1946年9月15日 - )は、アメリカ合衆国の映画監督、映画プロデューサー、脚本家。

ベトナム帰還兵である自身の実体験を生かし、ベトナム戦争とそれが人間に与えた影響を描いた。敷衍して、アメリカ政府やアメリカの政治を批判した作品も多い。


経歴[編集]

ニューヨーク州ニューヨーク市出身[1]。父ルイスはユダヤ系の株式仲買人で、母はフランス系のカトリック教徒であった。折衷案として米国聖公会で育つ[2][3](しかし、のちに仏教徒となった)。イェール大学で1年間学ぶが、中退して南ベトナムに赴き英語を教えるなどして半年程過ごす。帰国後復学するが、再び中退している。

1967年から陸軍に従軍し、ベトナム戦争を経験。空挺部隊に所属し、LRRPと呼ばれる偵察隊に加わっていた。この任務は特殊部隊的な側面を持ち、死傷率がもっとも高かった部隊のひとつである。

除隊後にニューヨーク大学でマーティン・スコセッシに師事し映画制作を学んだが、しばらくはシナリオが売れないなどスランプの時期が続いた。1974年にホラー映画『邪悪の女王』(日本未公開、原題:Seizure、あるいはQueen of Evil)で長編監督デビュー[4]。脚本を担当した1978年の『ミッドナイト・エクスプレス』で、アカデミー脚色賞を受賞。

『プラトーン』、『7月4日に生まれて』の2作品でアカデミー監督賞を2度受賞する。その他代表作には『JFK』、『ウォール街』、『ニクソン』、『天と地』など。特に『プラトーン』は、自身のベトナム戦争での体験がベースになっていると言われ、戦争という異常な状況下で人間はいかに醜く残酷になるか、そしていかに戦争が非人道的なものであるかを痛烈に訴えている。これらの作品についてはアメリカ国内では賛否が大きく、特にオリバー・ストーンと同じ世代ではその傾向が顕著である。

最近では、次の時代を担う世代への教育的見地から、ドキュメンタリーを通じてアメリカの現代史を問い直す作業に取り組み、その成果が2010年の映像作品『The Untold History of The United States』に結実した。

人物[編集]

2000年アメリカ合衆国大統領選挙の際には、「もしジョージ・ウォーカー・ブッシュ(第43代アメリカ合衆国大統領)が当選すれば、アメリカ国内で大規模なテロが起こる」と予言し、皮肉にもその言葉は現実となった。[要出典]

また、『JFK』『ニクソン』『ブッシュ』と現職・元大統領をテーマにした映画を3本製作している。特に『JFK』『ニクソン』では、ジョンソン大統領こそケネディ大統領暗殺事件の真犯人であると力説している。しかしブッシュ親子に対しては世界中で陰謀説があるが、ストーンはそのような陰謀説を信じていないと思われる。

自身の監督作品、『JFK』、『天と地』、『ナチュラル・ボーン・キラーズ』に出演したトミー・リー・ジョーンズと生年月日が一緒である(1946年9月15日生まれ)。

私生活では3度の結婚歴があり、2度目の妻エリザベス(93年に離婚)は『トーク・レディオ』、『ドアーズ』、『JFK』および『天と地』で"Naijo no Ko(内助の功)"とクレジットされた。1984年に生まれた息子は俳優となって父の作品に出演している。3度目で現在の妻チョン・ソンジョン(96年に再婚)は韓国人[5]。

過去にトラブルも多く、1999年に大麻所持で逮捕、2005年にも再び薬物所持と飲酒運転で逮捕されている[6]。

主な作品[編集]

監督[編集]
邪悪の女王 Seizure (1974) 兼脚本
キラーハンド The Hand (1981) 兼脚本
サルバドル/遥かなる日々 Salvador (1986) 兼製作、脚本
プラトーン Platoon (1986) 兼脚本
ウォール街 Wall Street (1987) 兼脚本
トーク・レディオ Talk Radio (1988) 兼脚本
7月4日に生まれて Born on the Fourth of July (1989) 兼製作、脚本
JFK JFK (1991) 兼脚本
ドアーズ The Doors (1991) 兼脚本
天と地 Heaven & Earth (1993) 兼製作、脚本
ナチュラル・ボーン・キラーズ Natural Born Killers (1994) 兼脚本
ニクソン Nixon (1995) 兼製作、脚本
Uターン U Turn (1997)
エニイ・ギブン・サンデー Any Given Sunday (1999) 兼製作総指揮、脚本
コマンダンテ Comandante (2003) 兼製作、インタビューアとして出演
アレキサンダー Alexander (2004) 兼製作、脚本
ワールド・トレード・センターWorld Trade Center (2006) 兼製作
ブッシュ W. (2008) 兼製作
国境の南 South of Border. (2009) 102分
ウォール・ストリート Wall Street: Money Never Sleeps (2010)
野蛮なやつら/SAVAGES Savages (2012) 兼脚本

製作・製作総指揮[編集]
ブルースチール Blue Steel (1990)
運命の逆転 Reversal of Fortune (1990)
アイアン・メイズ/ピッツバーグの幻想 Iron Maze (1991)
サウス・セントラル South Central (1992)
ゼブラヘッド Zebrahead (1992) 日本未公開
ジョイ・ラック・クラブ The Joy Luck Club (1993)
ワイルド・パームス第1章~第3章 Wild Palms (1993) テレビドラマ
ニュー・エイジ The New Age (1994)
KILLER/第一級殺人 Killer: A Journal of Murder (1995)
誘導尋問 Indictment: The McMartin Trial (1995) テレビ映画
連鎖犯罪/逃げられない女 Freeway (1996)
ラリー・フリント The People vs. Larry Flynt (1996)
コールド・ハート Cold Around The Heart (1997)
セイヴィア Savior (1998)
レーガン/大統領暗殺未遂事件 The Day Reagan Was Shot (2001) テレビ映画

脚本[編集]
ミッドナイト・エクスプレス Midnight Express (1978)
コナン・ザ・グレート Conan the Barbarian (1982)
スカーフェイス Scarface (1983)
イヤー・オブ・ザ・ドラゴン Year of the Dragon (1985)
800万の死にざま 8 Million Ways to Die (1986)
エビータ Evita (1996)

自作への出演[編集]
『キラーハンド』 バム役
『プラトーン』 爆死する司令官役
『ウォール街』 トレーダー役
『7月4日に生まれて』 レポーター役
『ドアーズ』 UCLAの教授
『ニクソン』 ナレーター
『エニイ・ギブン・サンデー』 タグ

他にも俳優としての出演作が有る。『JFK』以降「政府の陰謀」というと引き合いに出されるようになり、『メン・イン・ブラック2』でも陰謀に関連付けられビデオ店の等身大パネルで顔を見せている。また『デーヴ』では自らオリバー・ストーンを演じ、陰謀説を唱えてラリー・キングに窘められるというパロディもこなした。

1.^ アメリカ/ニューヨーク州ニューヨーク出身 Yahoo!映画
2.^ The religion of director Oliver Stone
3.^ http://www.washingtonpost.com/wp-srv/style/longterm/movies/review97/foliverstone.htm
4.^ 74年にカナダで「邪悪の女王」というホラー映画で監督デビューを果たした Yahoo!映画
5.^ > コリアムービーナウ > オリバー・ストーン監督韓国人の夫人と来韓、「韓国は驚くべき国」
6.^ 1968年にメキシコ国境付近でマリファナ所持により逮捕。1999年と2005年にも、同じくマリファナ所持で逮捕されている。GQ Japan2011年5月6日