2005年07月28日

京劇衣装探訪・・・続き

テーマ:ブログ

間が空きました・・・衣装工場の続きを始めます。


さて、刺繍が終わりました。

しかし、衣装の各部位、別けて刺繍しただけなので、今度はソレを裁断して他の部位と接いで行く訳です。

店によっては各衣装屋に仕立職人がいるんですがぁ・・・正直、殆どに店は仕立て職人はいません。


のでぇ~、刺繍工場で仕立ても請け負っているって事です。


部位 接ぐ 衣装


衣装こうはいった肯定で出来てまいります。


さて、ココでアタクシの贔屓にしている衣装師の紹介をさせていただきましょう。


劉玉鎖師・77歳。

毎日、バス亭二停留所を歩いて帰り、食後も散歩する、健康にもシッカリ気を遣ういま、まだまだ元気。


                劉師


幼少の頃から衣装師に弟子入りをし、仕立て、設計、デザイン、着付け、衣装畳・・・京劇では衣装を畳むのも技の一つ・・・を仕込まれます。

その後、文化大革命後に復活した伝統京劇の衣装を全て手がける・・・国営劇衣装工場・責任者。

その後、京劇界の有名俳優衣装を手がけます・・・っても、当時は国営の工場しかありませんでしたからね当たり前っスね・・・でも、得がたい立派な経験です。


国営衣装工場、以前は北京市内、珠市口街(京劇・芝居衣装街)に大きな工場があり職人が勤務してました。しかし、ここ数年で国家が独立採算制を決めて工場解散。

劉師も退職後十数年務めていたので、この際に完全に退く。

お孫さんが劉師を継ぎ(弟子入り)、近くに小さな店を出店。


劉家店


コノ店は仕立ては自分の店で仕上げます。

ので細かい部分の注文もシッカリ応えてくれます・・・たまに発注漏れがあったりしますけど(苦笑)・・・まぁ、京劇衣装のプロ中のプロですから間違えは無い。

名優のレプリカ発注には最適。


京劇の衣装は店先に吊るし(在庫)もありますが、基本的にはフルオーダーです。

オーダーしても、吊るしで買っても値段はおんなじ・・・。

AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2005年07月19日

秋の芝居・・・告知

テーマ:ブログ

アタクシは京劇だけではありません、ストレイトプレーもいたします。


                  sibai


いよいよ明日の二十日から秋の芝居の稽古が始まる。

この仕事をしてて本当に面白いと思うことは、毎回新しい人と出逢えるってなコトっすねぇ。

有名な人、知る人ぞ知る人、無名な人、デビューする人・・・時には再開もある。

ソレゾレ人生は違っても、本当に"ただの人"どうしで芝居をしていく。
最初はコッチも「TVで観る人だぁ~!」とか思っても一週間もすればただの隣の人になっていく。

いや、尊敬や尊重は変わらずなんだけど。
冗談も言いあう、個人的な話もしていくし。

今回は一人、女優さんを除いては、新しい出逢いばかり。

アタクシにとって、辛い芝居になるか、楽しい芝居になるか・・・最後まで解らないンだなぁ~コレがぁ。


◆『赤い靴の女たち』
・作・演出:山崎洋子
・主演:香山美子
・場所:ヨコハマ赤レンガ倉庫1号館 3階ホール
・日程:2005年9月3日(土)~11日(日)
・料金:前売 5,000円  当日 5500円
・チケット販売:横浜赤レンガ倉庫1号館・チケットぴあ
・制作:MITAスタジオ
・問い合わせ事務局:横浜市中区相生町1-15-6
ハッスル株式会社内 赤い靴の女たち制作委員会
TEL 045-227-7448
FAX 045-662-8224
メールアドレス red@hustle.jp
関連HP・http://www.akaikutsu-women.jp/


どうぞ、いっぱいのお運びお待ち申し上げております!!


チャン・チンホイ

AD
いいね!した人  |  コメント(2)  |  リブログ(0)
2005年07月19日

お詫び・・・

テーマ:ブログ

間にはさませていただきまして、お詫び申し上げます。


本当にココの使い方を解っておりませんで・・・購読をご希望いただいたのに長い間知らんプリで、本当に失礼いたしました。


わざとでもなんでもないんです、本当にご勘弁下さい。


お気を悪くなさらないで下さい・・・今後ともヨロシクお願いいたします。


                         お礼


チャン・チンホイ

AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2005年07月16日

続・京劇衣装探訪・・・

テーマ:ブログ

では、次の作業です・・・。


薄暗い部屋で女工さん・・・職人さんなのかぁ~うんまぁとにかく全員若い女の子達です。

短い針で手早く作業をしていきます。


                   女工さん


作業しやすいように生地をピンッと張ります。

順番はない特に無いそうですが、金糸、銀糸と普通の色糸は分けて作業をしていきます、色糸はグラデーションが命です。

段差をつけ濃い色の糸の段に薄い色の糸を徐々に喰い込ませて・・・言ってる意味わかりますぅ?


金糸と銀糸は縫うというよりも下絵に沿って這わせ、別な糸で縫いとめる作業。

金糸で龍を仕上げるのに職人一人で一週間だそうです、急ぎの発注品は数人係掛かりでドンドン進めていくそうです。


作業 刺繍 金糸・銀糸 龍


気が遠くなる作業です。

十代から五十代の職人がこの工場にはおります。

若い女工さんは最初、年期の長い職人から習います簡単な作業でも出来るようになったら工房で仕事をすることになるそうです。

徐々に複雑な作業が出来るように実践で学んでいくそうです。


細かい作業なので眼をやらるそうです・・・最初にも申し上げましたが、工房内、薄暗過ぎ・・・。


色糸 波




いいね!した人  |  コメント(4)  |  リブログ(0)
2005年07月12日

京劇衣装探訪・・・

テーマ:ブログ

去年の秋の話し。


アタクシの京劇衣装は全て自前、オーダーメード。

図柄もオリジナル、それぞれにもらった役によって関連のある粋な図柄を考え発注する訳です。

体の寸法、脚のサイズ、頭周りまで帳面に納めてもらってます、もう十年数年いらいのご贔屓職人がいる、劉玉鎖師・・・77歳。


幼い頃から京劇衣装に携り、かつての名優の衣装も手がけた方。

この方を通して京劇衣装の工場を見学に行くツアーを主催しました。


さて、そん時に撮った画像をいただきました、画像と合わせて衣装が出来上がるまでの工程をご覧いただきましょう。


撮影:十河都 藤井康弘


北京市から車で南下、三時間ほどの所にある小さな村・・・何もありません。

王朝の時代から北方刺繍が特産の村です、今もなお引き継がれるコノ技術・・・。


衣装村



さてまずの作業は・・・

図柄です、トレッシング紙に図柄を描きあげ、電気針で図をなぞり細かい穴を開けます。

次に生地の上に穴を空けたトレッシング紙をのせて文鎮など押さえます。

そしてチョークと揮発性の高い液を練り合わせた物を刷毛につけて、トレッシング紙の上から塗り広げます。

すると、紙の穴からチョークだけが生地に生地に転写されます、液は揮発する・・・。


デザイン 電気針 転写


さて、今回はこの辺で・・・画像も解りやすくするために大きくしてます。

また、工程が幾つもあるので画像の量も多くなります・・・絵が多のが楽しいでしょ?


では、またの御縁といたしましょう。

いいね!した人  |  コメント(2)  |  リブログ(0)
2005年07月11日

土地神・・・

テーマ:ブログ

神様の話しばっかですんませン・・・。


                        土地爺


今回ご紹介させていただきます神様、中国では非常に身近な方、土地神、土地爺、土地公、などいろいろな呼び方で親しまれている神様。

"爺"、"公"は中国では敬意をはらった呼び方。

五穀豊穣、子孫繁栄の神様。

家内安全の神様って事なんだと思う。


横浜中華街関帝廟にも立派な土地爺さまはいらっしゃる。


関帝廟1


神様のなかでも下級の地位にいらっしゃる・・・町会長みたいなもんで、例えば一丁目と二丁目じゃ担当が違うンだそうで、別な方が担当なさる。

で、どうやら呼び方が幾つもあるのは爺さんの姿だけじゃなく若い土地神もいるらしい。

香港じゃビルや店の入り口の足元に祀られてたりする。
台湾じゃちゃんと神棚をつくりお祀りする・・・土地神さまのお祭りも毎年、盛大に行われるそう。

大陸の北側(北京とか)では、文化大革命で宗教は全て廃止された・・・だけじゃないようです。

なんでも文革のせいにするのは良くないっすね、理由はなんだか歴史の長い難しい理由があるんスけど、止めにしときましょう・・・ね。


都市部ではゼンゼン見かけませんがかつては日本のお地蔵さんのように其処此処に祠があったそう。

廟の像は爺さんの姿ばかり・・・。
土地神の信仰もそろぞれ、簡単に平らな石を積んで造った粗末な祠もあれば、立派な廟もある。
どんな形で祀られても仕返しをする事はない決してないそう、そういう意味でも穏やかなお爺さんの様子の像に造ったのかもしれない。

店や家にお招きする時には、杖をついてる像を祀らない方がいいそうで、椅子に座り元宝(昔の金)を手にした像をお祀りしろとの事。

杖をついている像は地域一帯をお守りするンで、杖をついて見回りに出かけてしまうんだそう・・・。

自分の家に招いたつもりが、自宅が"土地廟"になるってな事。



京劇でもお馴染みの役、対外はオイラの専門"丑(道化)角"が演じるやっぱり爺さん・・・この土地爺は奥方がいらっしゃる、土地婆。


土地神が一人で廟を守るのは寂しかろうと思った人が、情にかられて「土地婆」と呼ばれる夫人を隣に添えた。

  土地神ご夫婦1  土地神ご夫婦

一時期はよく土地神の役をいただいたが、最近はない。

一個の役をいただくとソレばっか一時期の間演じる事になる。


京劇・土地爺

いいね!した人  |  コメント(8)  |  リブログ(0)
2005年07月09日

張飛の話し・・・

テーマ:ブログ
最近では、兄貴分"関公"の話しばかりなんでたまには弟分の"張飛"の話を…っても、詳しい方は多くいらっしゃると思うので、京劇の中の張飛の話し。



《張飛の西瓜裁判》と言う芝居が、かつてありました。

今は演じられる事はありません、もうそろ六十歳になろうかと言う俳優が知っているか知らないか程度の芝居です。



劉備・関羽・張飛は徐洲での戦いで大敗します。

そこで劉備は古城と言う町に逃れ城を構えます…この間、関羽は逃げ遅れ劉備の妃を二人を抱え曹操軍の捕虜になっています。



ココで陣を構えてしばらく、張飛は古城の知事の役を任されます。

そんな中でおきる西瓜泥棒の事件です…。

芝居の内容は、横浜中華街チャイナスターにお越し下さいませぇ~!!



で、この芝居。

本来は幕間で演じられる"玩笑戯(冗談芝居)"でした、大俳優の演じる芝居ではありません。

大俳優が劇場のハシゴで遅刻した時等、その他の俳優が穴埋めの為に、時間稼ぎに演じた芝居です。



案の定、現在では上演されることもなく忘れ去られてしまいました。



大きく影響しているのは文化大革命です。

この革命の間は伝統京劇は封建的だと演じる事が許されなくなりました、また多くの猥雑な芝居が削除されました。

《張飛の西瓜裁判》もこの時に姿を消したようです。



文革後、京劇は芸術性を求めて再出発します。



京劇はもともと完全なる"娯楽"。

とるにならない下らない芝居も沢山ありました、アタクシが北京にいた十五年前くらいはたまに引退した大御所の丑(道化)角俳優が一同に会し《丑角戯大会》などを旧正月に上演していました…アタクシも師匠の七光りで出演させていただきました…。



どれも下らない喜劇ばかりです、中にはサッパリ意味が解らない笑えない芝居もあります。

時代的に,、習慣の差からどうだと言うのではなく、あまりにいい加減なだけです。

しかし、こういった芝居を引退した俳優はこぞってやりたがります、おかしなモンです。


京劇は格調の高い芝居だけではありません・・・。


話を戻すと、《西瓜裁判》はそんな芝居の一つだったようです・・・全く"三国志"を無視して造られた、キャラクターだけの流用芝居だったようです。


でも、この逸話は本当に伝わっているようです。

そこで見返してみると、自由に芝居を新しく構築できる、張飛の性格を練り込める芝居であること。

日本で上演をするのならば、当時の裁判所の風景、決まりごとなど風俗(?)も織り込んで復活させてみました。
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。