2005年02月28日

京劇の衣装・・・

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やっぱり京劇は衣装でしょう、外国人が京劇に魅力を感じ、京劇であると確認する部分は衣装なんだと思うんス。
ここん処の京劇の衣装は、進歩がありません。
型があるんで衣装自体はそんなに換えられませんが、柄っすね。
先人の柄を繰り返し刺繍するだけで、詰まりません。

京劇全盛期の頃はそれはそれは豪華で華美・・・過ぎるところもあったんですが夢があります。
金糸は本当の金を伸ばし糸に絡めて行くってな手の込みよう・・・衣装だって安くありません。
金持ちが贔屓の俳優に衣装を造ってやり、ソレを着せて舞台を演らせる、そんでソレ観て・・・
       「俺がヤッタ衣装だ」
                 ・・・てな自慢。
掛け軸の様な柄だったりしますし、刺繍も細かく絵の様でした。
うんまぁ~昔の京劇は小さな小屋で演じるものだったんで客との郷里も近く細かい刺繍でもよかったんでしょう。
今は劇場も広く、客との距離も離れています刺繍糸も太く荒いです。
んでも限度があるんですよ荒いのにも・・・ちょっと手抜きスギ。
最近ではミシン刺繍の方が綺麗に出来上がります、けどぉ味がありません。

生地もどんどん良いのが無くなって、衣装を造るのにも生地探しが大変です。いい生地で造ると本当に長持ちします、決して安い物ではないんで長い間使いたいスからねぇ。
新しい芝居で役をいただく度に、自分の寸法に合わせた衣装を発注します。
進歩がない柄も、日本画家の"伊東若冲"の本を持ち込み刺繍してもらってます。
生意気言うんじゃないスけど、職人達に新しい柄を発注し進歩させないと、技術にしろ駄目になってく一方っすからねぇ・・・。
ホントウに・・・。
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2005年02月27日

京劇で一番辛い事・・・

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京劇で一番辛いことはなんっても、冠などを頭に載せること。
とにかく衣装の中ではかぶり物が一番大変、締め付ける何本もの紐で締め付ける・・・しかも舞踊、立ち回り等、動きが激しい芝居になるとよけいに落ちないようにシッカリ締めるから、慣れないと舞台に立つ前にガンガンしてくる、吐き気ももよおす。

硬いかぶり物になると額が凹む程。
かぶり物は殆どが、後を紐で縛るんですがぁ、紐を縛ばってくれる人間も指が痛くなるほど締め上げる。
特に隈取役は殆ど後頭部だけでかぶるので、かぶり物が落ちないように執拗以上に締め付ける・・・大変(汗)。

そんでまた舞台上でかぶり物を落とすのは役者の末代までの恥と言うほど・・・だった。
かぶり物を落とした場合は、かぶり物を管理する人(かぶせた職人)の責任になる。
頭に巻いている黒紗や布製の羽二重ごとかぶり物を落とした場合は役者=自分の責任になる。
・・・どちらにせよ恥である。

んでも、西暦二千年に御世にいまだこんなかぶり物まま、進歩しない・・・どうにかせねば。
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2005年02月27日

こってるモン・・・

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コオロギを飼ってます、この時期に。
先月二週間ほど中国は北京に仕事で行って来まして、テレビ局でさんざなメにあったんで憂さ晴らしに動物市場を覗きに行ったんス。
コオロギ売りの店があったんで話を聞いてる内に面白くなり、中国伝統の飼育道具、容器などを購入して戻ってきました。
コオロギ自体は、外国種を持ち込むと生態系を脅かすってな・・・うんまぁ持ち込み禁止なんで止めにして・・・。

この時期に啼く声を楽しむ、ねぇ、オツなもんでやんしょー。
先日アタイの住んでる東京都下は夜半から雪が降りました、そんでもアタイの枕元ではこおコオロギが「♪チリチリチリチリィ~♪」って囀るんスよ。

飼ってるコオロギの種類は、フタホシコオロギ・・・熱帯魚の餌用コオロギ・・・この時期に手に入るコオロギっちゃ恐らくこの種類なもんなんスかなぁ?
熱帯魚屋さんに行って一匹だけオスを譲ってもらってんス。
シート型の暖房器具の上に飼育ケースを乗っけて保温をキッチリ管理すれば冬でも全然元気です。
ケースの中に水容れもいれてますんで、喉が渇けば飲めますし、容器内には湿度もあるって訳。
餌は中国で買って来た怪しいのをあげてます、よく食べる。たまに果物から糖分なんかも与えてやるとよりいっそうに囀りるんスよ。

どうやら耳から入ってくるモノが好きなアタイは、以前は鳴き鳥なんかも飼ってました。
でも、長い間家を空ける事が増えてくると、面倒みきれない。いちいち地方なんかに連れて行く訳ゃいかない。
ところがコオロギなら小さく、携帯にも便利。どんなに細かくしても面倒に時間もとられない、しっかり管理してやれる・・・おまけに囀るんスよ。

よぉ~がすよぉ~楽しいですよぉ~。
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2005年02月25日

趣味の一つ・・・

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収集の一つに"犬張り子"がありまして、現在は・・・12個くらいなんスが数ではないんスよ。直接、職人さんに逢って話を訊いて収集するってんです。
犬(張り子)の顔や柄、色付けも職人によって全然違う、これが面白いし、職人さんもクセのある人ばかりで逢うのも楽しい。

しかし、この犬張り子ってのは関東一帯に伝わるモンらしいスよ、西は名古屋まで、東は埼玉くらいの様子。
埼玉は戦前から職人さんが東京から移り住んだからだそう・・・。

江戸から戦前までは、町内に一人は張り子職人がいてソレを扱う店も必ずあったそう。
後に、戦争が起こり空襲で東京は焼かれ、張り子型も焼かれ転職、隠居する職人が多くでたんだそうで、今は殆ど見られなくなった訳です。

本来は子供の氏神様への初参りに、親戚・知人からお祝いとして"犬張り子"が贈られるようになったそう。
その時には"犬張り子"の尻尾の下、お尻の部分に子供の名前、生年月日を書き込み、背中に「でんでん太鼓」に「笙の笛」、地方によっては「扇子」等を結び付け贈られた。
贈られた"犬張り子"は子供の玩具となります、大小もさまざまで大きい物では子供が跨る事もできる。そうして何ヶ月、何年の時を経て子供の玩具となった"犬張り子"はいつか潰れてしまいます。その時に子供がここまで大きくなったんだと"犬張り子"に感謝をしたんだそうですよ。

「でんでん太鼓」は裏表のない人間に。又は音を出して邪気を祓う意味。
「扇子」は末広がりで長寿を願う意味。多くは真っ直ぐに伸び丈夫な事から麻の紐で結ばれるンですよ。

まだまだありますが・・・後日、興味のある人がいたらまた書く事にしやしょう・・。

画像の"犬張り子"は飯田師の作品
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2005年02月25日

まずは…

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喜劇俳優には中学校の頃になりたいと決めました。
20歳の時に芸のこやしに、と京劇を北京に行って二年ほど勉強してきました。
当時は国立でも市立でも京劇学校は留学生を受け入れる態勢が無かったので、俳優に直接弟子入りしました。
授業の内容は、演じ方もですが、芝居の造られ方、演出のしかた、観かた・・・業界の裏話、等など。
中国語は殆ど師匠とのやりとりから覚えました、ので、読み書きは本当に不得意です。
とうじは本当に狭い師匠の家で芝居を勉強してました、芝居が纏まってくると、師匠が出番が有るときは早めに劇場に入り開幕前に本舞台で、立ち位地を兼ねて細かい指導を受けました。
師匠の要求は「中国人と同じ発音で喋り芝居をしろ」でした、台詞一行を三ヶ月、毎日二時間以上繰り返させられました・・・お陰で初舞台は緊張のあまり半分気を失ってましたが、台詞だけは何度も繰り返しているのでドンドン口から出て来ていました。
また、抜き打ちで勝手に舞台に出る約束をしてくる師匠。時間は一週間、所詮は外国語の台詞ですから覚えるのが必死です、焦りばかりで台詞が頭に入らず師匠を悩ませた事もありました。
とにかく中国人はメンツですから師匠の名に傷を付けない様に必死で本番をこなす・・・今思うと本当にありがたいです、普通に留学していたらそんな機会は絶対に無かったでしょう。

こんな留学生活で、二年間足の爪先から頭のてっ辺まで京劇にズッポリうずもれた生活でした。
朝起きたら学校の授業には行かず、師匠の家に向かい芝居の勉強。
夜は劇場で芝居観賞です。
師匠の出番があるときは、舞台裏で衣装師から扱いかた畳みかた、化粧師からもいろいろ教わりました・・・最初は無愛想ですが、基本的には皆さん教え好きで面倒見がとてもいい方ばかりでした。
学校に帰ると、他にも京劇や昆劇を習っている仲間がいました、みんなで集まって駄弁りながら基礎訓練したり、情報の交換をしたり・・・。
そんな留学生活でした。

次は、アタクシが感じた、感じる「京劇と言う芝居」を書いてみたいと思います。

画像は師匠、欒祖迅

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