昨年の暮れも押し迫ったある日、ワラタネスクエアにやって来たのは都鳥兄弟。
実はこの2人、とある筋では超有名な人たちなのだ。
双子で監督とディレクターをやり、社会派のドキュメンタリー映画を撮り続けてきた都鳥兄弟。
そのお二人がなぜワラタネスクエアにやってきたのか。
都鳥さんは言った。
笑いのたね事業所の活動をドキュメンタリー映画にしたいと。
なんと〜
誰かが映画にしてくれたらいいのにね、なんて笑って冗談にしていたけれど、それが本当に叶うなんて!
都鳥さんたちは本当にじっくりゆっくり撮る人たち。
1年撮って1年編集して足りなければまた撮って、という撮り方になるらしい。
映画の完成はまだまだ先ではあるけれど、それだってわくわく楽しみながら待てるよね。
その前に映画製作の資金調達のための寄付のお願いなんかもしなければならない。
いろいろ決まったらブロ友の皆さんにも寄付や宣伝などを手伝ってほしいので、またこちらのブログで皆さんにお願いしていく。
というわけで実は新年早々から撮影は始まっていた。
この日は新年のワラタネスクエアを撮るということで、利用者が誰もいなかったので、ひろとさんの歌やインタビューを撮った。
何故か急にカメラを置いてギターを爪弾くおちゃめな都鳥さん。
オカンとひろとさんの対話も撮影してくれたのだが、その時話していたのはこんなこと。
他で傷付いた人もワラタネスクエアでなら他の人と一緒にいても大丈夫、むしろ癒やされるという話。
そこで監督からこんな質問が。
「ワラタネスクエアと他の場所では何が違うと思いますか?」
え?なんだろう。急には答えられなかった。
答えを持っていたのは監督の方だった。
「ワラタネスクエアでは人と人が横の関係を作れるのではないですか。」
確かにその通りだ。
それがここでは当たり前過ぎて、他と違うことだとは気付かなかった。
そこから監督も加わって3人での対話になった。
どこの職場でも上司と部下という縦の人間関係になっている。
先輩後輩も縦だ。
学校でも先生と生徒は縦の関係、なぜなら先生は生徒を評価する対象として見ているから。
もちろん生徒同士にも先輩後輩という縦の関係がある。
同学年、クラスの中でもヒエラルキーのようなものが自然にできてしまう。
1軍2軍などという言葉まである。
家庭はどうだろうか。
まだまだ家父長制というものが色濃く残っている。
父親が一番上で、長男など年長のものが敬われる。
やっぱり縦の人間関係だ。
職場でも学校でも家でも縦の関係ばかり。
これでは本当に疲れてしまう。
対してワラタネスクエアではどうだろう。
ここでは誰も、年齢も仕事も何も気にしない。
そもそも仕事をしていない人だっている。
仕事をしているから上でしていない人は下だとは誰も思わない。
そんな場所だから人と人が横に繋がれるのだ。
横の関係性においては、誰かが誰かを評価するなんてことはしない。
評価される心配がないから、みんなが自分のままで安心していられる。
そういうことか。
だからワラタネスクエアってこんなに居心地いいんだな〜
都鳥監督のおかげでまた1つ、ワラタネスクエアに人が集まる謎が解けた!
都鳥兄弟が作る映画はどんな作品になるのか、皆さん、乞うご期待!
それと、1/16にワラタネット交流会のメンバーで未来地図のkunちゃんがワラタネスクエアに来るよ!
kunちゃんに会いたい人はぜひワラタネスクエアへ。