イギリス南部の田舎(+ロンドン)から

一時帰国中です。


東京駅構内にある

ステーションギャラリーの

テレンス・コンラン展に行ってきました。



テレンス・コンラン卿は

世界で最も有名なイギリス人デザイナー

と言っても過言ではなく、

日本でもコンランショップを通じて、

名前だけは多くの方がご存じと思います。


と言いましても

私が知っていたのはそこまでで、


この展覧会を見るまでは、

コンラン卿がここまで世界に影響を与えた

デザイナーとは全く知りませんでした。


ヨーロッパ文化に触発されたコンラン卿が

新しい暮らし方を提案する前と後では、

ロンドン(イギリス)は全くの別世界に変わった

と言っても過言ではないほど

革命的な人物だったようです。


一番驚いたのは、コンラン卿が

モダンブリティッシュ料理の父であること。

伝統料理にハーブを多用する

新しい料理を提案し、

ロンドンにたくさんのレストランを開き、

イギリス料理の世界を変えたこと。


しかし、やはり自国のことではないので

わかりにくい展覧会ではありまして、

日本に当てはめると何かなと、考えてみました。


おそらく、日本人の生活面での

コンラン前と後に当たるのは

無印良品の出現かなぁと。


そして、和食レストラン界の

コンラン前と後に当たるのは

NOBUの出現かなぁと。


ちなみに

卿と称号がついているのは

コンラン氏が貴族だからではなく、

その業績が評価されて

エリザベス女王からSirの称号を

与えられたからです。


ポール・マッカートニーとか、

世界的に活躍するイギリスの有名人は

ほとんど貰っていると思います。

(貰ったご本人、一代限りの称号。)


個人的には、コンランショップの世界は

自分の好きなテイストでは全くないのですが、

コンランショップが日本人のインテリア感を

根本から変えたであろうことは

よく理解できますし、


現代建築の中に洋風のラウンジを

デザインする際などに

コンラン卿の家具デザインが

重宝されたことは想像に難くなく、


単なるインテリアショップとしか

思っていなかった私にとっては、

コンラン卿の偉大さを教えてくれた

とても面白い展覧会でした。


明日1/5までですが、ご興味ある方は

是非行かれてみてください。



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