様々なご家庭にお邪魔する中で
とっても気になる環境づくり。
ご依頼の中で
◯工作を教えて欲しい
◯刺激のある遊びをして欲しい
◯遊びの種類を増やして欲しい(色々な遊びが好きだから)
と、とても要望の多い内容です
どう遊んでいいかって、乳児になればなるほど難しいですよね
動きが出てくるとできる幅も広がる分、
行動範囲も広くなり、『目が離せない!』という事が多くなるかと思います。
ただ、ご両親の目線から、
もし、一つの場所に長くいてくれたら少し落ち着く時間ができると思いませんか?
一つの場所に長くいると言うのは、
遊びを集中させる事。
おままごとなどの見立て遊びの場合、
様々な場所に移動するかもしれません。
一つの遊びに集中することは
集中力だけではなく想像力をぐんと伸ばしてくれます
『そうなったらいいけど、、』
と諦めている方もいるかもしれませんが、
そうしたいときに大切なのが
"環境づくり"
集中できるお部屋づくりになってるか、見直して欲しいです
お片づけもとっても上手になりますよ
もらったり、買ってあげたり、どんどんおもちゃが多くなるかと思いますが、
①おもちゃの種類分け
②同じ区画におもちゃをひとまとめにしない
③区切りができるものがあると盛り上がる
④使わないものは見えないところにしまう
⑤お家の片づけをする
この5つがあると集中する時間は増えます
*あくまで私の経験からのお伝えなので、はまるもの、やりやすいものからやっていただけたらと思います
①おもちゃの種類分け
こちらはしてる方は多いです
とっても手間かもしれませんが、どこに何を片付けるのか、絵や写真にして箱に貼るなどすると、伝えなくてもお子さんの理解が早くなります。
②同じ区画におもちゃをひとまとめにしない
これは難しいのですが、例えば家の一角を
子供のおもちゃ置き場にしてる方は多いのではないでしょうか。
もしスペースがあり、出来るのであれば
遊びの中での動と静を分けること。
おままごと積木は動
お絵かきや絵本は静
絵本やお絵かきは集中して想像力を働かせるもの。
絵本の世界に入り込むものです。
右側、左側でのコーナー分けでも良いので、ぜひ☆
③区切りができるものがあると盛り上がる
お部屋を分ける事が難しければ、何かコーナー分けできる物(棚そのもの、ダンボールなどの板、牛乳パックなど繋げたもの)を用意したり、読むスペースは大人と同じ場所にしたり。
集中させたい遊び場を囲ってあげる事。
年齢に応じて、お母さまから見えにくくないよう、窓をつけてあげたり、コーナー分けするものの背を低くしたりするといいです
また、初めのうちは
『絵本はここ、おままごとはここ』と、側について遊びながら教えてあげてください
次第に自然とその場所で遊ぶようになります
④使わないものは見えないところにしまう
しまいましょう!!!笑
もしくはもう使わないのであればすぐに処分したり、売ったり、あげたり。
多ければ多いほど、子どもは集中できません。
だって好奇心旺盛ですから
遊び大好きですから!
たくさんのおもちゃがあれば良いのではなく、
新しいから良いのでもなく、あるおもちゃをどれだけ使いこなすかが想像力を豊かにする一つだと私は思います
年齢に合わなくなったものなど。。
しまいましょう!!!
⑤お家の片づけをする
『うちの子片付けが出来ないんです』と
相談をいただきます。
『集中力がないんです』もちらほらと。
反対に家族の空間である
お家の中は片付いていますか?
余計なものが広がっていたり、片付いていなかったりしませんか?
環境を作るのは大人です。
染まるのが子どもたち。
片付いていない場所で暮らしていると、
それに慣れますし、ご両親と同じところまでの片付けならできるでしょう。
おもちゃがどうこうではなく、
ごちゃごちゃとしたお部屋で集中力がつくはずがありません
今はお子さんに力をつけたいと、
ワークカードや遊びの中でも右脳を育てるものなど、ご両親の思いがたくさん詰まった遊び場、子供部屋を見ます。
ただ、環境づくりをしてあげないと、たくさんの教材もおもちゃも、ご両親の思いも実りにくく、
悩まなくても良い、悩みの種が生まれてしまいます
環境づくりは保育者として私もとても悩んでいました。
だから限られたスペースをどう使うかが難しいことはとてもよくわかります
ただ、遊びに集中した子どもたちの想像力は無限です!
枠のない面白い姿、発想がたくさん見られます
子どもたちが集中できる場所を。
可能性が広がり、みんなの思いが実りやすいよう、
今一度見直して見てはいかがでしょうか。