こんにちは、ちむです。

 

今回はよく議論になる点だと思うんですが

 

「母語が確立してから二言語目を始めた方がいいの?

 

ということについて。これもアメリカ言語学会さんに聞いてみましょう〜。

 

絶対にそんなことはありません。特に両親がそれぞれ違う言語を話す場合にはどちらかの言語は「重要じゃない方の言語」になりやすいです。月齢が上がれば上がるほど子供達は二言語目を重要でないと考えるようになり、頑張る価値がないから学ばない、と考えるようになります。

一方で、家庭内の言語は統一されていて、外の言語とギャップがある場合(例えば韓国人夫婦がアメリカに住んでいる、など)には徐々に、自然に英語に触れさせることは問題ありません。アメリカに住んでいる以上、子供達はアメリカの学校へ行くので英語を学ばない、という恐れはありません。実際には外の言語に慣れ親しんだせいで、家で話す言語を拒否し始めることがあります。

 

これは日本で起こりそうですよね。家庭内で英語を話していたけど、保育園や幼稚園で外の世界に触れるにつれて、「英語は嫌」って言い始めるとか。「私もプリキュア見たい!」って言い始めるとか…。でも、逆に言えば、おうちで英語だけ話していても問題ない、ということですね。

 

そして、きっと学校に行き始めると出始めるこんな問題も?

 

「以前は家できちんと話していたのに、学校に行き始めたら発話に二言語が混ざり始めるようになりました。どうしたらいいですか?」

 

Relax! 二言語を話す子が混ざってしまうのは自然なことです。だからと言って、一つの言語を忘れていっているとか、区別ができなくなっているとか、ということはありません。むしろ、そういう状況を無理に矯正したり叱ったりする方が問題です。できる限りその言語が必要な環境(その言語しか話せない人に電話してみるとか)を作ることが大切です。

 

この状況からも、子供たちがその言語に触れることがどれだけ大切かわかります。子供のときには親と過ごす時間が長いので親が話す言語により触れることになりますし、学校に行き始めればそこで触れる言語を吸収していきます。たとえば家で英語を話していて、外で日本語であれば、「ノート」や「社会」や「校長先生」を英語でなんと言うのかわからないでしょう。なので英語に日本語が混ざるようになれば、心配したり叱るのではなく、なんて言うのかを教えてあげてください。最終的に日本語が「より重要な言語」「より心地よい言語」になったとしても、英語も変わらず理解することは可能ですので、心配しないでください。

 

ということで、日本でよく心配されている「まずは日本語を確立してから」とか「二言語がごちゃごちゃになってしまう」とかはあまり心配しなくていいようです。

 

私が教えている高校は、中学校で中の上〜上くらいの子が来る学校ですが、高校からでは英語は手遅れです。本当に…。そして、そういう子は大体国語もできません。英語でも日本語でもいいですが、本を読む習慣、自分の考えを持つ習慣、は親御さんからのギフトだなといつも痛感します。

 

私は職業柄、英語を親からのギフトにしたいと思ってはいますが、やはり文字を読んで想像力を膨らませる力は言語を問わないと思います。小さい頃から親しませてあげれるといいですよね。

 

いつも読んでいただいてありがとうございます。

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