少しシチュエーションを変えてみようかと、僕の『部屋』が分割された。
急に『部屋』のレイアウトが変わっても動じないのが松本くんのすごいところで、

「OK,隣の部屋はなんにも置いてないから自由に使っていいよ。なんなら全く同じの家具も用意できる。ちょっと時間もらうけど。」

松本くんがちょっとだけドヤ顔で言っているのは社長さんの息子だから。
……にしても対応力もあるなんて、すごいよ。


「松本くん、、、」
「なんだい、ハニー♡」
「なんか、いろいろありがとね。」
「だから、ハニーのためならオレは何でもするって。言っただろ。それに、」


あんまり気持ちいいんでぎゅっと抱いていたしろモチモチの頭をなでて


「オレへの感謝はそのしろモチモチと同じくらいに抱きしめてくれるってことで。」
「え……」
「今日の撮影が終わってからを楽しみにしてるよ。」


松本くんは僕の顔をじっと見てすごくイケメンに笑った。





……どういうイミにとったらいいんだろう










新しくつけ加えられたシーンにはいるまで、僕はちょっとだけ困惑してた。