今更ながら、僕の恥ずかしい過去を告白しようというわけではなく。

自分はネガティブでは無いと自負していながら、これまで自分の書いた記事を読み返すと、確かに不平不満が目立つ。

これではいけない。

新たな年を迎え、気持ち新たに、色恋話でも書いてみる。

新年、あけましておめでとうございます。



さて、最初に断っておくが、決して浮かれ話ではない。

ただの記録だ。

結局は、ネガティブなところに帰着すると思われるが、あったことを書いていく。


告白とは、告白である。

余命宣告ではない、懺悔でもない、愛の告白だ。

およそここ最近の僕には縁のない話だと思っていたが、人生というのは何が起こるかわからない。


告白というのは、主に男性の仕事だ。

人生のうちで告白した回数を累計すると、どう見積もっても男性の方が圧倒的に多くなる。

少なくとも日本では、そういう風に社会が成り立っている。


年末に僕はある女性に愛の告白をしたわけだけど、その時に気付いた。

告白など、今までの人生で一度切りしか経験していない。

それも十代の頃だ。

自分から告白しなくても、交際をした人はいる。

明示的な意思表示はなく、なんとなくそういう関係になったり、女性からの告白を受けたり。


軽い気持ちで「好きだ」とかそんなことを言ったことはある。

それがいけないことかどうかはこの際置いておいて、それは告白には当たらない。

そんなことは簡単に言える。

「好きだ」と三言発すればいいだけだ。

そこに緊張も恐れも何もない。

あるのはその先に見えるベッドだけ。


今回、告白をするタイミングを窺い、およそ結果が見通せない状況で、すくなからず気持ちは昂っていた。

心が揺らぐ告白など、思い返せば一度しかない。

しかもその過去の一度は電話での告白だった。

相手と面と向かって愛の言葉を投げかけるのは、初めての経験だった。

三十歳にして。


リア充というのは、相手に一歩踏み込める勇気を持った人たちだという。

なるほど。

当たって砕けろではないが、モテたいのなら、がんがん告白するべきだ。

可能性は五割。

何度でも告白はできる。

十人の人に告白すれば、一人ぐらいは良い返事がもらえるはずだ。

困難なのは、告白すべき相手が見付からないというところか。

誰でもいいというわけにはいかない。

あまり興味のない相手では、心は昂らない。

いやしかし、相手を選ばずに告白し続ければ、常に女性には困らない状況を作り出せる。

周りから見れば、それはモテているということになる。

違う。

モテるというのは自分から踏み出さなくても、女性が寄ってくる状況をいう。

なのでモテるとは少し違うのだけれど、いい加減独りに愛想が尽きたなら、誰彼構わず告白しちゃえばいいのだ。


交際を始める前から、相手のことを理解することなんて無理だ。

外見や物腰は判断できるが、性格や価値観は付き合ってみないことには判別が付かない。

よって、誰彼構わず告白を行うのはそれほど悪くない。

ダメなら別れればいい。

あわよくば運命の人と出会えるかもしれない。

告白しなければ、運命の人とは一生出会わない運命かもしれないし。


冒頭で色恋話がどうのと書いたが、今回は御託を並べるだけで終わる。

これから初詣に行くのだ。