僕はメンタルがとても弱くてですね、毎月精神科に通って、今はこんな感じで薬を処方されています。



[常用]

ルボックス(SSRI) 100mg/day

アナフラニール(三環系抗鬱剤) 50mg/day

セパゾン(精神安定剤) 2mg/day

セレキノン(消化管運動調律剤) 400mg/day

アシノン(消化性潰瘍用剤) 300mg/day


[頓服]

アナフラニール(三環系抗鬱剤) 10mg

セルシン(精神安定剤) 5mg

ヨーデルS(便秘治療剤) 80mg



ラインナップだけ見ると鬱っぽいけど、鬱ではないんです。

ん・・・鬱と診断されたことはありません。

えっと、病名を挙げると、


強迫性障害

過敏性腸症候群

自律神経失調症


の3つです。


薬の副作用で、確実に鬱症状も出てますが。

で、結局何が辛いって、強迫性障害の強迫観念と、それに伴って下痢が止まらなくなるのが何より辛いです。

だから僕は薬を飲む。

初めて薬を処方されたのが19歳の頃。

強迫性障害の症状は中学生の頃から出てたけどね。

あの頃は、強迫性障害っていう病気の存在を知らなかったし、強迫観念は自分の性格だと思ってたから、薬で症状が治まるなんて思ってもいなかった。

こんな毎日が続くなら、今すぐ死にたいって思ってた。

強迫観念と下痢の繰り返し。

負のスパイラル。

当時の仕事でストレスがピークに達して、一日中、ホントに四六時中、下痢が止まらなくなった。

内科に行った。

下痢と精神(神経)の関連性など知らなかったし。

内科では、身体はどこも悪くないって言われた。

精神科を受診するように言われた。

正直、抵抗はあった。

だけど、もしこの症状が治まるのならなんでも良かった。



・・・。

もう、薬を飲み続けて8年になるのか。

これまで、色んな薬を飲んだ。

精神系の薬は、効き目に個人差があるし、何より相性もあるから、自分に合う薬に出会うまでがホントに大変。

あと、良い先生に出会うことがホントに重要。

何が「良い」かは人によるけど。

ちゃんと話を聞いてくれる先生が良いのか、希望の薬を出してくれる先生が良いのかは、それはホントに人による。

難しいと思う。



結局僕は、ルボックスとアナフラニールで落ち着いた。

今は、強迫観念がかなり抑えられている。

だけど、やっぱり精神はかなり不安定だ。

ん、というかね、中学の時から極度の強迫観念に悩まされていたから、安定してる精神なんてよく分からない。

不安は常に付き纏う。

それを抑えるために精神安定剤を飲む。

精神が安定して下痢が止まった変わりに、今度は極度の便秘になる。

腸を正常に働かせるためにセレキノンを飲む。

それでも便秘で苦しい時は、ヨーデルを飲んで無理やり出す。

なんかよく分からないけど、常に胃がムカムカするから胃薬を飲む。

つまり、薬漬けなのだ。

それでも、一時期に較べると、薬の量も大分と減ったと思う。

もっと効能が強い薬を飲んでた時期もあった。



正直、代償はえげつない。

これは多分、鬱とかパニックの人も同じだと思うんだけど、主症状が治まる変わりに、恐ろしい副作用が待っている。

これも個人差があるとは思うけど。

でも、薬を飲まないと生きていける気がしない。

それくらい辛いんだ。

副作用も辛い。

辛いけど、まだ何とか生きていける。



そりゃあね、なるべくなら薬なんて飲みたくない。

薬なんて飲まなくても強く生きていける人が羨ましい。

だけど、僕は弱い。

だから生きてくために、薬を飲み続けるんだ。

それは仕方無いんだ。

なかなか理解されない。

薬を飲まなきゃ生きていけないこと。

副作用の辛さも。

だけど仕方無い。

理解できないから、

「もういい加減、薬止めたら?」

なんて簡単に言う。

家族や恋人が簡単に言う。

いとも簡単に言う。

分かってる。

そう言いたい気持ちだって分かる。

だけど時に、

それは「死ね」って言われているような気分にさえなるんだ。

正直そこだけは、それだけは理解して欲しいと思う。

勘弁して欲しいと思う。



言いたいことが一つある。

鬱とか精神安定剤を飲む行為を、「甘え」とか「逃げ」とか「弱さ」とか言う人がいる。

堂々と口に出す人もいるし、陰湿にネット上に書き込む人もいる。

いいんだよ。

甘えでも逃げでも何でもいいさ。

そう思ってくれて結構だ。

でもさ、なんでそれを言葉にするのさ。

それで一体、誰が得をするんだ。

苦しんでいる人が更に傷付くだけで、別に誰も得しないじゃん。

好きでメンタルを患ってる人なんていないよ。

みんな、何で自分がこうなったのかすら分からないんだよ。

理解しろとは言わないよ。

だからせめて放って置いてよ。



あとねぇ、とても実感してることがある。

メンタルに障害を抱えている人が、抱えていない人と分かり合うのは本当に難しいと思う。

お互い悪意は無いのにさ、ホントに些細なことで傷つけ合ってしまう。

もちろん、それを乗り越えるくらいの大きな「何か」もあるとは思うけど、ね。



残念だけど、この記事は続くよ。