― 正常性バイアスが成長を止めるとき ―
サッカーの現場で長年子どもたちを見ていると、ときどきこんな声を耳にします。
「今の練習でもそれなりに試合に出てるし…」
「うちの子は特に問題なくプレーできてます」
「焦らず今のままでも成長するんじゃないかな」
一見、前向きなようにも思えるこれらの言葉。
しかし、そこに潜んでいるのが「正常性バイアス」という心理作用です。
正常性バイアスとは?
「正常性バイアス(Normalcy Bias)」とは、
異常な状況や変化の兆しに対して自分は大丈夫と無意識に思い込む心理傾向のことです。
災害時によく使われる言葉ですが、実はスポーツや教育の現場でも頻繁に見られます。
たとえば…
・「周りが上手くなっている」ことに気づいていても、危機感がない。
・「試合に出られている今」を理由に、自主練習を減らしてしまう。
・「周囲のレベルが低いこと」に安心して、チャレンジしなくなる。
こういった無自覚な安心感が、実は成長のスピードを著しく遅らせてしまうのです。
トレーニングにおける正常性バイアスの落とし穴
スクールのトレーニングでは、目の前の課題を一生懸命こなす子がいる一方で、
「これぐらいで十分でしょ」
「今日は気分が乗らない」
「いつも通りやっていればOK」
といった現状維持に満足してしまう選手も少なくありません。
しかしサッカーは、周囲のレベルが上がれば、自分も進化しないと取り残されるスポーツです。
「今のままで何とかなる」という考えは、
言い換えれば「変化や挑戦を避けているだけ」なのかもしれません。
昨日の県西校のスクールを見ていて感じたことをそのまま書いてみました。
✅ 次回のスクールでは、あなたの変化を楽しみにしています。
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茨城県笠間市、筑西市、桜川市で活動するYSSでは「個の育成」に特化したサッカースクールを行っています。サッカー経験や所属チームに関係なく笠間市をはじめ筑西市、桜川市、小美玉市、水戸市、栃木県茂木町などの近隣地域からも多くの小中学生が集まってきます。
水戸ホーリーホック、鹿島アントラーズ、栃木SCなどのJリーグ下部組織ユース、Jr.ユース、ジュニアに毎年複数名輩出
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