大好きなホワイトアスパラをいただきに半年ぶりにお邪魔したのが、いつ訪れても満足度が高い、安定感抜群のイタリアン『カーザ ヴィニタリア(Casa Vinitalia)』
2010年にアロマフレスカが銀座に移転したことによりフロアが倍近く増え、しかも、半分は当日予約席として確保されているにも関わらず、なかなか思うように予約が取れない人気店です
外観
麻布十番駅から徒歩5分の場所にあるお店は2Fがレストラン、1Fがワインショップになっています
1Fのワインショップは以前と変わらず営業を続けていますが、残念なことにネット通販は昨年末で終了
店長さんと親しくさせていただいていたこともあり、いつも私好みのワインを選んで郵送してくださっていたので 、非常に残念です
今回案内されたも、旧アロマフレスカの席
この日は風が強く肌寒い日だったので、中庭の窓は閉めてありましたが、これから暖かくなってくると、自然の風が心地良く抜ける素敵なテラス風の空間になります
ちなみに、お隣のフロアはこんな感じ
明るく愛らしいテラス席とは対照的な、シックで落ち着いた雰囲気になっています
※ 画像は2009年に撮影したものなので、もしかしたらちょっと変わっているかもしれません
グラスワイン
1Fにワインショップがあるため、ボトルの品揃えは言うまでもありませんが、グラスも白が5種類、赤が6種類と、十分なラインアップ
価格も¥800~¥1,6000と、とても良心的です
料理は名物のバーニャカウダを含む、¥7,500のコースを頼まれる方が圧倒的に多いですが、私たちはいつも通りアラカルトでオーダーしました
真鱈白子のフライパン焼き ラディッキオ添え ¥1,900
バターで濃厚さが増した白子のムニエルに、ラディッキオの苦味がいいアクセント
北海道昆布森産の牡蠣に合わせるのはほうれん草ではなく、独特の香りとほろ苦さが堪らない春菊
そして、ソースもホワイトソースではなくポッラータを使用することで、大人味の牡蠣グラタンに仕上げられています
ホワイトアスパラガスのオーブン焼き フォンティーナチーズ、温泉卵添え ¥2,600
オーブンで焼いたホワイトアスパラガスに、香ばしいナッツのような風味を持つフォンティーナチーズ、黄身がとろりと流れだす半熟卵、仕上げにふられたブラックペッパーと、毎年一度は必ず食べなければならない、大好きな一品です
牡蠣のエキスだけでなく、アサリのブイオンもたっぷり吸ったタリオリーニは、香りだけでやられてしまいそうなほど美味
シンプルだからこそ、素材の質とシェフの技が現れます
和牛のボロネーゼ、わらび、ふきのとうのタリアテッレ ¥2,200
和牛の旨みをいかした春が香るパスタ
もちもちのタリアテッレと存在感のある具材が抜群絡みあい、これもかなり美味しかったです
仔羊の香草炭火焼 新じゃがいものロースト、クスクス添え ¥3,200
骨に近い脂の多い部分はカリカリに、赤身はしっとりとジューシーに焼きあげられたラム
このラム肉、羊らしさはバッチリあるものの、羊初心者の私でもそれが嫌なクセとか臭みと感じることなく、すいすい食べられてしまった驚きの旨さ
そして、添えられた酸味のきいたクスクスとカリっホクっの新じゃがのローストが、これまたいいんです
豪快そうに見えて、ラムに対する火入れや皿全体のバランスがしっかり考えられた、ハイレベルな一品でした
あまおうとヨーグルトの甘酸っぱいドルチェ
フォルマッジョ ¥2,400
パルミジャーノ、タレッジョ、他1品と、チーズ自体はどれも美味しかったのですが、ワインの残量に対してチーズが多すぎたため、かなり残すことに
アロマフレスカのように、最初から最後まで流れがしっかり計算されたコース料理もいいですが、その日の気分で食べたいものを食べたいだけ楽しめるアラカルトはやっぱり魅力的
比較的空いているという日曜日の早い時間帯を狙って、またお邪魔したいと思います
カーザ ヴィニタリア Casa Vinitalia
住 所 :東京都港区南麻布1-7-31 M Tower2F
電 話 :03-5439-4110
営業時間:火~土 17:30~翌1:00(Lo)
日 14:30~20:30(Lo)
定 休 日 :月曜日
【過去の訪問レポ】
2011/10 花咲蟹と香草の冷たいカッペリーニ、他
2010/10 ポルチーニ茸のグラタンと白レバーのムース、他
2010/8 白海老とポロ葱のタリオリーニ からすみ添え、他
2010/6 穴子のフリット 夏トリュフ添え、他
2010/4 烏賊とホワイトアスパラガスのグラタン、他
2009/10 タラバ蟹、毛蟹、ワタリ蟹のリゾピラフ、他