医師から
入院を告げられた日の翌日

嫁は慌ただしく、
自分の産休の手続きを済ませると
入院用の荷物をスーツケースにまとめていました。


海外旅行が好きな嫁で、
彼女の直近の旅行は数年前にポルトガルに行ったとか。

その時に合わせて購入したスーツケース、

その後は結婚した年の秋に行った
沖縄小旅行の時に使い、

そして次の出番は入院用。


入院する前の晩は
娘に、

ちょっとママ病院にお泊まりするから

と、3歳の彼女に一番分かりやすい言葉で
諭していましたが、

入院という概念が理解しない娘は
顔の表情に
にこやかなはてなマークを映し

ただうんうん聴いていました。


翌日、義母が娘を保育園に送り
僕は出勤しましたが、

午後休をとり、
入院先へ向かいました。


件の、入院先の大学病院は
いかにも昭和の建物然とした
雰囲気があります。

変な例えで恐縮ですが

「明朝体」フォント的な
古臭くて妙な生真面目さの残る
建物の印象、
という感じです。


嫁にメールで指示された
入院棟に向かい

◯◯◯号室の相部屋へ着くと
すでにフリースパジャマ姿の嫁とばったり
出くわしました。


とりあえず入院初日の労を簡単に慰めると、

途端に嫁はニヤニヤし始めました。

「ヤバイよ、産科の主治医、
おぎやはぎのオギそっくりだからw」

え、まじで!?

その瞬間、おぎやはぎに取り出される
我が息子のシチュエーションを
想像してしまい、

え、まじか~


自分で想像してヒキました(笑)。


その後、僕と嫁は2人して
そのオギ先生からの
今回の入院の説明を受けなければならず


なんだかなー

という気持ちでした。


窓から見える空は
デンマーク的な濃グレーの
いまにも雪かみぞれかが落ちてきそうな
感じ。



新年明け早々、
慌ただしさと、
深々とした寒さによる疲れとが
身体にこたえる日でした。