今日昼過ぎに、たまたま白金で逢った知人の慶応義塾大学教授の奥様から、ご自身がDirectorをされている桂離宮の特別番組「桂離宮 知られざる月の館」をご案内いただき、さっそく先ほどその番組を見た。


心に染み入る良い番組であった。

風流な観月の名所であったこの桂川河畔に別荘を建てたのが17世紀。ドイツ人のタウトは「泣きたくなるほど美しい」と絶賛したと言うこの桂離宮の名前を、数ある日本建築や日本庭園の中でも、徒然人が、特に今でも鮮明に記憶に残してこだわるいる理由は、2つある。


1つ目の理由は、徒然人の大学院修了式出席の際に、理工学部の首席博士が確か桂離宮の研究で絶賛されていたことを長ったらしい博士論文テーマの不思議な感覚とともに妙に覚えているから。


また、2つ目の理由は、ある夏の日、同じ大学の仲間や先輩諸兄と一緒に妙高にワンダーフォーゲルで1週間山にこもった際に、山小屋で、寝転びながら、理工学部建築学科の先輩に対して「一流の建築の世界を目指す人間にとって最も範となっている日本古来既存建築の中で最高だと思うのは何か?」とのこちらからの問いに対して、先輩が即座に「そりゃ桂離宮だよ」と答えたことを記憶の底に残っていた。


そんなに美しいのかと、いちどはお目にかかりたいものだ、気には留めていたにもかかかわらず、今日に至るまで一度も訪問していないことを今日この番組を見ながら悔いた。そして今年はぜひ行きたいものだと思った。


特に番組でも紹介されていた「浮き月」はぜひ見たいと思った。獅子脅しの水盆に写る月がことのほか美しかった。


【NHKスペシャル「桂離宮 知られざる月の館」 】・・・公開情報より

http://www.nhk.or.jp/special/onair/090104.html


【桂離宮HP】

http://sankan.kunaicho.go.jp/guide/katsura.html