こんにちは。
イケメンです。
「せっかく梅を買った(もらった)けど、細かい傷が多くてどうしたらいいの?」これ、よく聞くお悩みなんですよね。
無農薬無化学肥料の梅は、表面に傷や黒い斑点が多くなりがち。
すす班病やかいよう病など、梅の病気にかかりやすいからです。
逆を言うと、見た目が悪くなるので、一般的な梅の栽培には農薬を沢山使うのです。食べる分には問題ないけど、見た目って大事だもんねぇ。
この程度の傷だと、梅干しにすると黒い部分が若干硬くなる可能性が。
漬けても硬いのが残っちゃうのです。一応はまぁ、食べられるんだけど。
「じゃぁ、捨てちゃうの?」
いえいえ、そんなもったいない事はしません。
というわけで、家庭向けの傷んだ梅の再利用、梅ジャムの作り方です。
果肉感たっぷりで、とても美味しいですよ。
①ジャムにする梅は、ある程度熟すまで待って下さい。
全体がうっすら黄色になったらOK.青梅はNGです。
②竹串などでホシを取り除いてざっと洗います。
この段階で、完全に腐敗している梅はやめておいて下さい。
小さなキズ梅は大丈夫です。
③ホーローやステンレス鍋などに入れて水を足し、湯がきます。
アクをすくいながら、沸騰して15分間コトコトと。
⑥その後、流水で一晩さらします。
ぽとん、ぽとんと水滴が数滴落ちるくらいの水量で。
これがコツです。長時間水にさらす事で、余分な酸味を落とすのです。
梅の酸味は強いので、バランスを取ろうとすると、砂糖を多く入れる事に。これなら使う砂糖の量を減らせますよ。
⑦湯がいてさらした梅は、手でほぐして実だけにします。
皮も含めてかまいません。炊くと柔らかくなりますし。
例えばコレ。
うっすら表面が黒い程度は、家庭用としては使って良いと思います。
で、こちら。
茶色の部分が大きく広範囲。このくらいだと口に残りますね。
触ってみると、コリコリと硬いのがわかると思います。
食感も色も悪くなるので、この部分は使いません。
⑧ほぐした実だけをザルにあけて水切りし、計量します。
てんさい糖の量は、果肉の重量の4割程度が目安。
お好みで増やしてください。
酸味がある程度抜けているので、甘みも少なくてOK.
通常、ジャムづくりは大体5~6割が砂糖だもんねぇ。
⑨バーミキュラなどのホーロー鍋に入れて、約20~30分程度練ります。
⑩出来上がったら、消毒したビンに詰めて保存するのが定番。
しかし、ビンは冷蔵庫の場所を取ります。
なのでボクは、ビニール袋で小分け真空冷凍しますね。
冷凍庫に入れても糖度が高いので、カチカチには凍りませんよ。
ご家庭なら、小さめのジップロックに平らに入れて、冷凍保存が良いかも。
本来なら、傷んでいる部分を包丁などで取ってから湯がくべきだと思います。が、それって量が多いと大変ですよね。湯がいてから手で外した方が早いんです。
そうそう。
⑦で実と種を分けた時、種にはどうしても実がついてしまいます。
種をジップロックなどに入れて冷凍庫保管。煮魚を炊く時に魚と一緒に入れてやると、梅煮になってムダなく使えます。
「とはいえ、量が少なくてジャムにするほどでは…」
そんな方は、冷凍保存しておいて、ある程度たまったらジャムにすればいい。
生梅は、実は冷凍保存ができます。
が、皮が破れやすくなるので梅干し以外の用途でどうぞ。
というわけで、傷ついた大量の梅は梅ジャムにして冷凍がオススメだよ、って内容の本日のブログでした♪