先日、ある友人が「ここ最近、仕事で高所を登り降りして股関節を酷使していたら痛くてつらい。解決する方法を教えてほしい」という連絡がありました。
骨格ベクトレは治療行為ではないので、痛くてつらい場合は一刻も早く医療機関へ行くことをオススメします。
ちなみに何か対策しているのかと尋ねましたところ、寝る前に股関節ストレッチしてるということ。
それは速攻やめてほしいと伝えました。
痛みが出てしまうとなんとなくストレッチをする方多いのではないでしょうか。
関節などに痛みがでる→動きが悪いから痛むのか?→動きが悪いのは硬いから→硬いものは柔らかくしたほうがよさそう→柔らかくする為にはストレッチだな、結果
関節が痛い=ストレッチ
になるのかな。
たしかに伸ばすことによって一瞬痛みから解放されたり、血行がよくなりスッキリするのでよさそうですが根本解決にはならないかもしれません。
関節は圧をかけることにより滑液が分泌されるという機能があります。
その滑液には関節の動きをよくする働きがあります。
機械に油をさして動きをよくするようなイメージでしょうか?
その滑液を出すためには圧が必要なのに、ストレッチなどで圧がかからない状況→滑液が出ない→すべらないのでよけいに動きづらくなる→他の部分を代償して無理に動かそうと深部を固める
→本来の機能をしていないので痛みの原因となる
と、二次被害、三次被害も起こる可能性があります。
友人には立った姿勢で手を壁などにつき転ばぬようにして、片足づつ股関節を前回し、後ろ回す動作を数回、仕事の合間にやってみてとアドバイス。
これにまるまるワークを加えればより股関節に圧がかかりばっちり☆とお伝えしました。
痛みがなくなればいいのだけれど。
良かれと思っていた事が、痛みの原因を引き起こしている場合もあります。
痛みの原因はそこが問題ではなく結果であるといいます。
骨格構造を整えて快適な毎日をすごしましょう。
