は今回は今後の息子の生活についてが主な議題だった。


まずは夫と義父がこれからよろしくお願いします、と頭を下げたと思う。


それから義父が話を始めた。



息子は私の実家に住んで保育園に通うが、義実家でも定期的に預かるようにしたいとのこと。



義両親は息子をとても可愛がってくれているし、私の両親も毎日では大変だろう。

そうしてもらえると本当にありがたい。



あとは息子の保育園について。

このお迎えも手伝ってくれるらしい。


入所が決まった保育園がどんなところか、どうお迎えするかなどを話していた。


どちらの両親も、私達が拠点を地元に移す計画なのを喜んでいた。 


そしてなにより、息子と娘が仲良く駆け回っているのを見て、義両親も両親も安心しているようだった。


そうなのだ。

娘はこんなにはしゃぎ回れるのだ。


心配している母達に、私はこれを見せたかった。


全然不幸そうじゃない、変わらず元気でひょうきんな娘。

キラキラした笑顔の娘。


治療をする前とちっとも変わらない姿だ。

髪は減ったけど。



しばらくしてこの場はお開きになった。



私は息子と娘を追いかけることで、話し合いの場からしばしば離れていたが、やっぱり気疲れしてしまった。


それに早朝からずっと気を張っていた。



ソファーの上にうつ伏せでべたりと寝転ぶ。


我が家の布生地のソファーと違った、革のひんやりとした冷たい感触。


やっぱり実家は楽でいい。