もう1度、整理してみたいと思います
このレリーフをよく見て下さい
このレリーフは、アメン神からアテン神に改革したアクエンアテンです。
英語読みで アクナートンと呼びます。
彼の時代、それまで多神教だったエジプトを、1つの神様にまとめました。
それが 太陽円盤神 アテン神です。
700もあった神様の偶像崇拝をやめさせ、太陽だけを神様にしたのです。
アクナートンは、男女平等、人も平等という姿勢をとり、それまでの上下関係、神様でさえ、崇める人物として表現することをやめさせました。
そのため、現在、アクナートンはイスラム教徒からとても人気があるのです。
つまりアラーの神の原型を作った王様だったのですね。
上の絵で分かるように、太陽円盤からは、たくさんの手が出ており、その手にはアンク文字、十字架の上の部分が輪っかになっている形です。
これが「生命の鍵」ですね。
この形はどこから来ていると言うと…
ナイル川が南から北に流れてきていて、2本の支流に別れています。
この形が「生命の鍵」の形になっているのです。
話は戻って、もう1度レリーフを観てみます。
右側だと言われています。
では左は? 誰か分かっていません
私はネフェルティティだと思っています。
このレリーフの下の部分は、ツタンカーメンの時に破壊されました。
アクナートンが亡くなり、次に王位に就いたのが
セメン カラー
その次が ツタンカーメン です。
セメン カラーの時代は短く、たった2年でした
一体どんな人物か、あまり分かっていません。
実はこのセメン カラー はネフェルティティだったのではなないかと思っています。
ネフェルティティは女性だったけれど、アクナートンの後に王位となり、男性の衣装を身につけていたから、あのような冠をつけていたのではないかという仮説です。
これは、実は、イギリスの考古学者のニコラス・リーヴス氏、私はニックさんと呼んでますが、彼と同じ仮説でした
その後、ツタンカーメンは9歳で王位につきました
まだ子どもだった彼に、ヘルエムセブが太陽円盤アテン神崇拝を辞めさせることは、とても簡単なことでした
この時代に、ヘルエムセブは上のレリーフの太陽円盤神の下に描かれていた2人の人物を消しました
そう!
ネフェルティティこそが真の改革を起こした人物なのです
8年前に、私はニコラスさんの考古学者グループと出会い、ネフェルティティのお墓を発見すること、しかし、お墓でなく、それに繋がる通路が最も大切だと伝えました
そのために、ファラオの呪いと言われているエネルギーの調整をしてきました
ネフェルティティの部屋を見つけること
それは新たな時代の光を見つけることになるのです