あの日あの時 “Morčić” | もっと近いクロアチアDAYS -Bliski Susreti-

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日本人とクロアチア人カップルが愉快で楽しい毎日“ハッピークロアチア”をお届けしています!


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いろいろな意味でスペシャルなことが起こってしまったクロアチア帰省。


10年という節目に相応しいというか、息子の出国ができないというハプニングを半々の確率のすれすれ、ギリギリで回避。今思えば、あの日あの時出国できない方がよかったのかもしれなかったと思えるくらい、それはただの序章でしかありませんでした。


でも、いいこともありました。

10年目のクロアチアで記念になるものがどうしても欲しかった私。

息子が生まれた記念にもなる小さなモルチッチを探していました。

クロアチア、リエカのシンボルとしてお馴染みのモルチッチですが私にとってはクロアチアそのものを象徴するようなお気に入りのアクセサリーです。いつも身につけてクロアチアを感じられることはもちろんのこと、独特の形に後ろから前へ通す扱い難いところも好き。特別な日には必ず、そしてクロアチア人と同じく日常使いにしているのでしまい込まずガラスの入れ物にただ入れているだけ、という保管方法です。


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10年前に初めてモルチッチを買ったズラタール(貴金属店)にて。

息子が生まれた記念に小さなモルチッチを探しています、

これと二つ並べると親子のように見えるモルチッチを買いたいんですけど・・・

と耳につけた大きなモルチッチを見せて言う私に思った通り、ショーケースには並んでいないたくさんのモルチッチを出してくれました。一つ一つ大きさも形もデザインも、顔の表情さえも違います。


実はこれ、10年前にここで買ったんですよ。

オーナーはもちろんダーリンさえも忘れていて二人でなぜか同じ反応。そんな二人の世間話の間に私は見比べて並べて着けてみて、記念に相応しい一つを決めるのに必死。


実はモルチッチを探すことができたのは帰国の前日。

現金を持ち合わせていなかったのでカードで払いたいですと言ったら、なんとカードの取扱いがないことが判明。残念すぎる顔でお店を出た私に、他の方法がないか聞いてみるとダーリンはズラタールへ戻って行きました。


ベビーカーを揺らしながら覗いていたら、二人は固い握手。

どうしたことか、小さいモルチッチの入った小さな袋を持って店から出てきてくれました。


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どうやって払ったか質問する私に、日本からお金を送るからモルチッチを郵送して欲しいとお願いしてみただけと。すると、オーナーは送料がかって送るのも面倒だからとデポジットなしで商品を先に渡してくれたのでした。


私たちそんなに信用されたのかな、約束通りにお金を送金する確証なんてないはず。


クロアチアは小さな国です。戦争を経た歴史もあり経済はいつも悪いと実感することばかり。新しいスイーツショップのオープンには心踊らされるけれど決して豊かな国ではないと思っていたのに。


そんな中でも温かくて私の気持ちに重ねてくれる人がいるだなんて。ありがとう、という感謝の気持ちだけでは言い表せないこれまでに経験したことのない気持ちになりました。

「たまにはクロアチアから学ぶこともあるでしょ。何か学んだ??」とクロアチア人本人も驚いたように言っていました。こんな信じられないこともあるのです。人生捨てたもんじゃありません。


感謝の手紙を添えて、代金にほんの少しの気持ちを上乗せして送金しました。

きっと、あの日あの時を忘れられないだろうな。


あの日の優しいストーリーを刻み込んでこれから耳で揺れてくれるのだと思ったら。

とても大切な、私の記念のモルチッチ。

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Hvala lijepa !


chika modrušan

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