叩くことは児童教育に必要か?否か? | チイク - 知育協会 公式ブログ

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こんにちは、コラムニストの黒崎あいです。

20代の友人に「悪い事した子を親が叩くのって虐待?教育?」と聞きました。
返事は「う~ん…叩き方にもよると思うけど、虐待じゃないんじゃないかな?私もそうやってしつけられたし…」との回答でした。
あなたの考えはどうでしょう?

叩く強弱によって「しつけ」かどうかを判断する事に違和感を覚えませんか?

あなたは、加減して叩けるかもしれません。でも、お隣の親御さんは加減できないかもしれません。
最も強い力を10とします。あなたは加減して5の力で叩いたとしましょう。でも、あなたの5は世間の10かもしれません。子どもが悪さをして叩いているのですから、あなたは激情していて5以上の力で叩いているかもしれません。男子高校生を5の力で叩くには問題なくても、乳児を5の力で叩けば死んでしまうかもしれません。

このように考えると、叩く強弱で「しつけ」かどうかを判断すべきではないということが、おわかりいただけるかと思います。

『虐待を受けた子どもは、親になった時に虐待をしてしまう』という話を聞いた事があると思います。まるで激昂型の遺伝子があるように聞こえますが、文頭の「私もそうやってしつけられたし…」という言葉を照らし合わせると、どうやら遺伝とは断言できないようです。

よく、『子は親の分身』と言いますが、『分身』ではありません
愛しく想いこの言葉を使っていればよいのですが、問題ある行為の言い訳に『分身』という言葉を使っている場面が多々あります。国際条約においても「子どもを人権の主人公として尊重し、子どもも大人と同じ独立した人格を持つ権利の主体として捉え」としています(※)。

と、少々難しい話になってしまいましたが、もっと簡単に言い換えると…

例えば、あなたがもっともっと年をとって介護が必要な状態になったとしましょう。手足も思うように動かせない状態です。スプーンでご飯を口に運ぼうとしましたが、誤ってこぼしてしまいました。そこで介護しているお子さんに「何やってんのよ?!」怒鳴られながら叩かれるのです。その時お子さんが「だって、私は分身だし。そもそも加減していますから。」と言うわけです。

それでもお子さんに対しては「しつけだ!子どものために・・・」とおっしゃる方もいるかもしれません。
 
しかし、仮に不出来な事を叩いて強制する事ができるとするならば、それは要介護で不出来な状態になったあなたにも当てはまる事になります。ご飯をこぼしたあなたは「親のために・・・」という理由で叩かれても良いことになります。

しかし、それでも「私の方は、わざとじゃない!」とおっしゃる方もいるかもしれません。
 
あなたがご飯をこぼしたのはわざと(作為的)ではありません。腕の筋力、集中力が足りなかったせいです。お子さんも同じです。

そもそも、「なぜやってはいけない事なのか?」「それをやった結果どうなるのか?」という事を考えさせ、悪さをしなくなった子は、成長後もその理由から悪さをしないでしょう。
しかし、叩いた事により悪さをしなくなった子は、親が見ていない所や親より腕力が強くなれば何ら抑止にはならないのですから同じ悪さをするでしょう。

叩く、閉じ込める、怒鳴るといった行為で得られるものは何もありません。



(※) 引用・参照ホームページ 『愛媛県保健福祉部緒育て支援課』

上記以外の地方自治体ホームページにおいても、同一の文面を参照できます。



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知育協会コラムニスト
黒崎 あい

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『親コンシェルジュ』代表。
業務内容は、子どもの福祉のための「親育て」を目的とし親御さんへコーチング、勉強会など。
大妻女子短期大学部国文学科卒業。法政大学通信教育学部法学部法律学科卒業。

知人のお子さんを預かった際に1日で本をすらすら読めるようにした事がクチコミで広がり、書道、絵画、手話などのご指導から、お受験、イジメ、引きこもり、夫婦問題など具体的に解決。最近では、会社経営者、政治家の方へのコーチングなども手がけている。




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