神津島の旅 その② | 小林千穂の「山でわくわく」

小林千穂の「山でわくわく」

山岳ライター小林千穂のブログです
登った山や、登山に関する情報などをお届けします

神津島の続きです。

前の記事(神津島①)はこちら


長旅を終えて翌朝、神津島に着き
さっそく黒島登山口へ向かいました。



登り始めるとほどなく森林限界を抜け
シダの斜面を進みます。


下は大展望。
真っ青な海の眺めが気持ちいいです。



登山道には1〜10まで合目の標識があり、
山頂までの目安になりました。

とは言っても、登山口から山頂まで
1時間もかからない行程。

富士山のように
いつまでも八合目が続いたりすることもなく
天上山のピークのひとつ、
黒島山頂に到着しました。


天上山の楽しいところはここから。

山頂部まで来るとさらに眺めがよくなります。



江戸末期、
外国との戦に備えて作られたという
オロシャの石垣(谷を横切る石積み)を見て


千代(せんだい)池へ。


普通はここに池があるのですが
雨が少ない日が続いた影響で
私たちが行った時は
ほとんど水はありませんでした。


でも…


いつもは池の底で見られない
コケが見られました。


光が透けてとってもきれいでした。



木々のトンネルを抜けて


灌木帯を歩き



表砂漠と呼ばれる場所に出ました。

火口跡の窪地に砂がたまったそうです。
山上なのに砂浜のような、
不思議な景観が見られます。



天上山は山頂部に
いくつもの小さなピークがあり
変化のあるトレッキングが楽しめます。



尾根上を歩くみなさん。



今度は広い砂地が広がる裏砂漠に来ました。


ラクダ🐪が歩いてきそう?


このあたりは初夏、
オオシマツツジが咲いて
景色に彩りを添えるそうです。

さすがに11月末では見られないよね、
と思っていたけど…


なんと、咲いてた〜!!!!


わずか数輪だけど見られて感激
(発見者はお客さまです)。

時期を勘違いして花開いたのでしょうか?



ハート型の池として知られる不動池も
水はなく、コケの緑に覆われていました。



山頂の北側周回路からは
伊豆諸島が見渡せます。

写真で見えているのは式根島、新島、利島。

ほかに三宅島も見えましたよ。


山や海、島の景色を楽しんで


最後に天上山最高地点(572m)に登りました。



りっぱな山頂標柱が立っています。

柱の上をよく見ると


龍が乗っている!

龍は水の神さま。
天上山は雨乞いの山として
信仰されていたそうです。


最高地点からの眺めは
標高600m足らずの山とは思えない
迫力でした。


アルプスの山みたいじゃないですか?

黒部五郎岳とか、
黒部源流部の山の雰囲気?

もしくは屋久島とか…。


5月に行った八丈島もそうでしたが
行程が短いわりに
充実した山登りを楽しめるのが
島の山の魅力です。


帰りも広い景色を眺めながら
白島下山口へ向かいました。


たぶん
もう少し続く…。