無意味の記憶1998 | 青めいたダイアリー

無意味の記憶1998

6月13日。勝手に語呂合わせをすると、無(6)意(1)味(3)な日。


かつてこの無意味の日に、相当無意味なことをやってのけた男がいました。紛れもない、それは自分のことですが。


それは今から7年前(1998年)、中学1年の時のこと。この日、山梨の天候は。第二土曜日で学校が休み、且つ部活が中止だったということもあり、家に缶詰の状態。


当時はまだ中学1年だったということもあり、プラモなるものにもハマっていた年頃ではありました。それはそれは、町中の模型屋・玩具店をチャリで巡った。その前日、学校で友達から「隣り町の文化会館の近くにも模型屋があるよ」みたいなことを言われ、ワクワクしたのを覚えています。


また、この日の午後は親も外出中だったということもあり、ここは一丁行ってみるか的好奇心の赴くまま、雨の中、その店へとチャリを走らせたのです。この辺の気質は、今も昔も変わらないわけで。この頃は、どこへ行くにも中学のジャージ姿でまかり通っていました。だから、当然の如くジャージ姿で出発。


途中、雨で濡れた路面で転倒。ジャージが少し破れ、手首を打撲。更に雨足は止むことを知らず、出発するときに羽織った合羽も、もはや意味を成さない状態に。


髪もジャージもズブ濡れ。そんな状況の中、店までの道のりは相当長かった気がします。今となっては家から30分くらいで到達できそうな距離なのに、この時は1時間くらいに感じた記憶が。


そしてやっとの思いで店の前までやって来て、そして愕然。何と、その店はものの見事に休業日だったのです!!


そこへ至るまでの道のりの、何と意味のなかったことか。雨に濡れ、ジャージが破れ、手首を痛めながらも、やっと辿り着いたというのに。


当然、そこで引き返し、帰りの道中も当然ズブ濡れになりながら帰宅・・・。家に帰ってからも、自分の行動が無意味だったことの衝撃が忘れられず、暫く着替えず、髪も拭かずにボーっとしてました。この当時は、今日頻繁に連呼しているオジャンという言葉も、今より大きな意味を持ったのかも知れません。


その日の夕方、無意味な1日の悔しさを噛み締めながら味わった、ブルーベリーガム(シュガーレス)とスプライトの味は、忘れられません。


今と比べれば、この頃は1つの物事に対する固執の度合いや、感受性が今より遥かに高かったのだろうし、それが普通です。故にあれから7年の歳月が経ちましたが、記憶は今なお鮮明なのでしょう。今となっては、いい思い出です。

・・・と、こんな感じで6月13日にまつわるエピソードを述べてきました。そして今年の6月13日、東京は発狂するくらいの暑さに襲われた1日でしたね。そして自分にとって、7年前とは違う、意味のある1日だったと感じています。


テニスをしたり、バイトの下準備をしたり。かつてと比べて、圧倒的にハイペースで1日が過ぎていってしまう感じがしますが、意味のある1日は、無意味に過ごす10日間よりも遥かに大きな意味をもつことでしょう。


と、こんな感じで締めてみる、本日のブログ。