こんばんは。
香港在住ピアニスト/ピアノ講師の荒井千裕(日本ナウ)です。
・最高の「おもてなし」を受けて、自分を向上させる
昨日、あるご夫婦のお招きを受けました、お昼に。
その奥様とのおつきあいは結構長いです。
しかし、実際にお目にかかったのは昨日が初めてでした。
なぜなら。。。
私たちはネット上で知り合い(今のようなブログが主流となるよりも前の、まだネットでの発信としては「ホームページ」を持っていること、が主流だった頃だったと思います)、そんな状況でもお会いして来た方々は結構多いのですが、この方は西日本、出雲の方にお住まいの方だから、今までお目にかかる機会がなかったのです。
ところがこのたび、このご夫婦が上京されるのと私の一時帰国の日程がちょうど重なりました。
私の一時帰国の日程が決まる前からお声をかけて頂いており、また、直前まで決まらなかった私の日程に合わせて頂いたのでしょうか、ちょうど良くお時間があったのでしょうか?
どちらにしても、普通なら会えない状況の方とお会いできるのは、もうこれはご縁です。最強の運です。
お招きをありがたく受けて、素晴らしいお時間を共にさせて頂きました。
最高のおもてなしをする東京Tホテル。
その中でも更に「最高のおもてなし」を受けられる場所・場面は限られると思います。
このホテルの方々だけではなく、お招きくださったご夫婦のお人柄が最高で、さりげない気配りから、また、そのたたずまいからにじみ出るものが、本物である、気負いのないものであり、ワタクシをたててくださることに恐縮しながらも、その最高な空間に身を委ねさせて頂いておりました。
素晴らしいお食事のひと時(というか、この時間は「ひととき」ではなく、あっという間でしたが、あとから思うと長い時間でした)、そして、その後の、ホテルの「ミュージック・ルーム」でのスタインウェイを囲んでの時間・・・
写真の「四葉のクローバー」。
これは、アミューズで出て来たものに乗せられていました。
3人とも、「四葉のクローバー」。
わぁ!こんなに四葉のクローバーを!見つけるのは大変だったでしょう!
という声に、お店の方は、非常に暖かい表情で
「そうお思いになりますでしょう?
実は・・・」
って、これ、書いたらまずいかしら?
そうですね、あのTホテルの格式を守るためにも
(いえ、これを書いたからといって崩れる事は何一つありません、
かえって私はこの事実を知って尚いっそう「素晴らしい!」と
思ったからこそ、ここに書きたい衝動にかられたのです)
今回はここに書くのはやめておきます。
しかしですね、最後にこういうことがあったのです。
「四葉のクローバーは大変めずらしゅうございますので、
これはお召し上がり頂けるものですが、
ご婦人方はお持ち帰りになりたいかと存じます。
しかし、そのままお持ちになられますと、
大事なおかばんを汚されては申し訳ありません。
わたしどもで、この四葉のクローバーをお持ち帰り
頂けますよう、こちらのものをご用意しておりますので、
どうぞ、これに入れてお持ちください。」
と言って渡してくださったのが、写真に写っている封筒のようなものです。
なんと言う細やかな気配りだろうと。
何かと細かくお客様を観ていて、会話に割って入らないよう、気を配りながら、さりげなく、でも、お客さんが困らないような、紳士的なサービスをする。
お店のどの方もそうでした。
そんな最上のサービスを受ける、そういう時間を頂くのは、たまには必要な事だな、と感じ、また、その時間を頂けたことに、このご夫妻に心から感謝しております。
最高の「おもてなし」から得られるもの、
それは、感謝の気持ちと、私もあなたを「おもてなししたい」と素直に思えるようになること、そんな気持ちを頂け、発する側になれること。
私も、ささやかな気持ちでも、また、時にはさりげなく、でも出来る限りの最高の「おもてなし」を、嫌みなくさりげなくできる人になりたいです。
お読みくださり、ありがとうございました。
荒井千裕