一昨日から一時帰国しています。
・オットの母、手術後にて入院中
・私の母、昨年 何度も発作を起こして未だ外出できない状態
ってことで、香港が旧正月の連休ってこともあり、家族そろって
双方の母たちをヘルプしに帰ってきてます。
ここに来てオットも入院かも?で検査通院中。
これは予定外。
最悪、手術ですが、まぁ、幸いにも、日本できちんと説明を受けて手術して回復するなら良し!ってことで。
治せるものは、ちゃっちゃと治してしまいましょう。
それで、オットの「後厄」は全て落とせるハズ。
私の母は、一人じゃ外出はまだできない、と言いつつも、随分顔色が良くなって、おしゃべりも多く、大分安心。
去年の夏は、ほとんど自分の部屋で寝たきりだったもの。
オットの母も手術直後の割には顔色がよく、これまた しゃべりまくりで術後の回復も早そうな・・・
愚息共々、双方の「おばーちゃん」の回復ぶりに安堵です。
一時帰国して、初めてピアノに触れました>今朝。
実家のグランドも象牙鍵盤なのですが、香港へ持っていったアップライトより11年ほど後に買ってもらったピアノだということと、そのグランドは、一度も「お引越し」していないこともあり、割と安定しているんですね。
調律はしなくちゃいけないけど、象牙独特の重さは、そのまま。
久しぶりに象牙鍵盤で(というより、重い鍵盤で)弾きまくったので、ちょっと腕がキました。
リストなんか練習していたら、気をつけないとアカンかも。
でも、このピアノでラクに弾けるようになったら、普通のピアノなら、楽勝!になるだろうな、と思った。
ところで、今日、初めて、
<象牙鍵盤で 指が すべる>
を体験しました。
先のコンサートで、珍しく象牙のスタインウェイのフルコンだったのですが(コンサート・ホールのピアノが象牙って珍しいですよね?)
私は象牙に慣れていたものの、多くの出演者さんたちは、逆で、
弾きにくかったと思います。
<象牙だとすべる>
と仰ってた方がいらして、そうなんか?
と、それがようわからなかった私なんですが、今朝、それを理解しました。
彼女は、多分、私よりは汗かきさんではない。
そうそう、「おしっこ手」と表現されていましたが、
普段は、指がさらさらに乾いていることが あまりない私・・・だと思われるので、象牙鍵盤だと、「引っかかる」ので弾きやすいわけなんですね。多分ね。
象牙は汗を吸収しますでしょ?
逆に、普通の鍵盤だと、前の演奏者の指の汗なんかが残っていたりして<すべって弾き難い>ことは、よく感じていました。
ところがですよ、今朝は、私、すべりました。
なんで、こんなに音はずすんだろう?と思った。
バッハを弾いていても、ブラームスを弾いていても・・・
特に、黒鍵を掴もうとすると、つるりと滑って白鍵に落ちる。
あ~そうか、これか!滑る現象って。
私の指、乾ききっていました。
な~るほろ。わかったですわ。
ほいでもって、やっぱり自分の家で練習しているのと、先生のお宅でこれまた象牙鍵盤で弾くのじゃ、感覚が異なるので・・・
バッハを弾いていて思った。
あぁ、この感覚、先生のお宅の鍵盤の感触と似てるって。
だから、「マゼッパ」を弾いたとき、えらいことなってしもたけど(家で)、先生のお宅で弾いても、こうなるんじゃろな、ってわかった時点で
「げ、まだまだ見ていただける状態じゃないわねぇ」と撃沈。
頑張り鱒寿司。