「松山千春 『ムーン・ライト』に思うこと~松山千春 全作品解説 183~」S2793

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◇更新履歴

V1.0:2015.1.22 初稿

V1.1:2021.2.22 追記等

V1.2:2021.2.25 追記


■ 「ムーン・ライト」編曲者:奥慶一
1987年5月10日発売のアルバム『あなただけの季節』のLP B面1曲目(CD6曲目/全10曲)

 

◆レコーディングミュージシャン:アルバム『あなただけの季節』の参加ミュージャン

「ムーン・ライト」のみのクレジットはなし

01. ドラム:見砂和照
02. ギター(AG):笛吹利明、吉川忠英
03. ギター(EG):松原正樹、芳野藤丸、角田順
04. ベース:長岡通夫
05. キーボード:奥慶一、中西康晴、倉田信雄、エルトン永田、有坂秀一
06. パーカッション:浜口茂外也
07. サックス:ジェイクH・コンセプシオン (Jake H.Concepcion)

08. ストリングス:加藤ジョー・グループ(KATOH JOE Group)、篠崎マサ・グループ

 

◆収録アルバム・CD



◆収録アルバム・アナログレコード

 

◆2021.2.22 夢野旅人 2021.2.25追記
2021.2.21放送「松山千春ON THE RADIO」。
番組のラストで、「ムーン・ライト」が、かかりました。

~おしえておくれ 愛しいあいつの 
心まで あと何マイル~

 

コロナ禍での春のコンサートツアー。

愛しいあいつ=愛しい皆への街まで、あと、どのくらいまできているのだろうか。

そんな思いからくる選曲だったと思います。

 

----

~リスナーメール(見守る会優先予約方法について)を、読み上げて。~

お前ね、ウェブ方式ってな、俺が分かんないんだからさ。

な、しかも俺はガラケーだから、な。

あのぅ、パソコンとかな、う~ん、スマホとか、そういうのではウェブ、いけるんだろう。

ガラケーは、あれだろ、いくら振っても投げても届かないんだろ。

ね、つらいとこだわな。

あとは電話で申し込みか。

ま、是非ともね、春のコンサート、やりたいよ、な。

こっちは一年間おあずけ、喰らってるからな。
 
お前らも、あれじゃないか。

幕が開いたら、「あれ、誰?」みたいなね。

「なにあれ、やけに太っちゃって」みたいな、な。

ヘヘッ それはそれで、こっちもこっちでな、

あら?こいつ毎回来てるファンだ、なんだ太っちゃって、みたいなね。

お互いコロナ太りか、みたいな感じでね、やれれば最高ですけどね。

ま、色んなアーティストの連中も我慢しながらね、ホントに、う~ん、ま、終息に向かって色んなものが、規制が解除されて、思い切り
思い切り歌いたい。

というのは誰もが思っていることですからね。

やっぱり、こうラジオで弾き語りするのもいいんだよ。

けど、やっぱり1,000人、2,000人、みんなの前で1階、2階の客の顔を見ながら、反応を見ながらね、歌うのがやっぱり堪りませんね。

 

あとはコンサート、バックにな、バンドのメンバーが入りますからね、そうすると私はマイクを持ちながら、自分で弾きませんからね、う~ん、ま、歌に集中できる。集中するわりには歌詞を間違える・・・いや、それでもコンサートやりたいです。


----CM----
~女性蔑視発言について(省略)~
今回も最後まで、聴いていだいてありがとうございました。
今回、最後の曲は、松山千春「ムーン・ライト」

「ムーン・ライト」O.A
 

◆2015.1.22 夢野旅人

01. ムーン・ライト

千春の楽曲タイトルに、月あかり系は、「In the mooonlight」と「ムーン・ライト」、「青い月灯り」、「月あかり」の4曲存在する。「ムーン・ライト」は87年のリリース。
当時のラジオで、アンコールなどアタマにやると盛り上がりそうな歌だと語っている。


その春の「あなただけの季節」ツアーでは、本編のオープニングを飾った。ツアー当初はイントロのサックスの演奏と同時に緞帳が上がった。

ツアー中盤からは、緞帳を使用しなくなる。

コンサートホールにおいて、緞帳を使用しない千春のコンサートを観たのは初めてだった。

 

メンバーが各ポジションにスタンバイし、サックス後藤輝夫がステージのセンターに立つ。

サックスソロから「ムーン・ライト」のイントロへ。

そしてライブがスタートした。


とても新鮮だった。

ちょっとした出方、見せ方で、大きく印象が変わるものなんだと思った。
今でも、その光景が目に焼きついています。

 

02. オープニングとしては20年ぶりの「ムーン・ライト」に思ったこと。
2014年秋「あの日の僕等」の初日、厚木公演の帰りの車中。

「惜しいゆえに納得がいかない。 あの曲とあの曲を入れ替えて、弾き語りを入れれば、すごくよくなるのに・・・。あと、ちょっとのことなのに・・・ゆえに悔しい」と、ブーたれる自分に、仲間の女子がいう。


「私は、『ムーン・ライト』が聴けただけで、8,000円払います。(一曲だけでチケット代金をペイできる)」。


「これまたブルジョワ志向のご女子の、ご発言だこと。でも、チケット代全額の8,100円は払えないんだ」とか、なんとか、思いながら、あれこれブーたれていた。

 

2014年7月6日のラジオ「松山千春 ON THE RADIO(緑効青汁のアサヒ緑健提供)」FM NACK5(エフエムナックファイブ)。

春のツアー千秋楽が幕を閉じ、打ち上げ会場に向かう車中で、たった今、ツアーが終わったばかりなのに秋のツアーで歌う一曲目が浮かんだという。 

打ち上げ後。 自宅で『あなただけの季節』を聴いたと、「ムーン・ライト」と、「愛した季節」、「あなただけの季節」が放送で流れた。

 

オープニングとして浮かんだのは、「ムーン・ライト」なのだろう。しかし、秋のツアーまで間がある。

果たして本当に演奏するのだろうか、と半信半疑だった。

 

しかし、初日のオープニング。

「ムーン・ライト」のイントロであるサックスのフレーズがきこえてきた。

この曲を聴くのは、かれこれ16年(1998春)ぶり。オリジナルに近いアレンジで、オープニングで聴くのは、20年ぶり(1994春)以来だった。

それだけに、懐かしさよりも新鮮さを覚えた。

 

「私は、『ムーン・ライト』が聴けただけで、8,000円払います」


ライブで、自分の好きな歌が聴けたならと、そう表現してしまう人は多いのだろう。客席のひとり、ひとりに、そう思えるその人だけのフェイバリットソングが存在する。

 

それだけに、演奏のローテーションを意識したバラエティーに富んだ選曲は改めて重要だと思ったわけです。

 

その反面、思う。

毎年、長年にわたって春、夏、秋とライブを見続けられた人はどのくらいいるのだろう。

あれが、聴きたい、これはやり過ぎだとか、贅沢な言い分ではないのか。

そう感じるのは、それだけ多くのライブを観ることができた証ではないか。

(たとえ毎回、同じラストだったとしても、幕が降りる前に、俺は、あなたは、千春に背を向けることができるのかい。そんな無粋なまねは、出来はしないだろう)


あれこれ、云えていること自体が、とても幸せなことなんじゃないのかと。

 

これだけ、長いあいだ。

多くの人を、飽きさせずに、楽しませてくれているシンガーは他にいるだろか。

 

惚れた弱み。

そこら辺のところを、鑑みながら、折り合いをつけながら、見守り続けられたらいいなと。 そう、思う自分もいるのです。

 

◆歌詞

あいつの愛に たどりつくまで 
長い旅を続け 今宵もひとり 
寂しく空を 見上げてみれば 
またたく星たちの 歌が聞こえる 
だからムーン・ライト ムーン・ライト 
せめてムーン・ライト ムーン・ライト 
おしえておくれ 愛しいあいつの 
心まで あと何マイル 

あいつはとても 素敵な女さ 
微笑みかけられりゃ とろけるほどさ 
命ひとつを 賭けたくらいじゃ 
ものには出来ないと 思うのだけど 
だからムーン・ライト ムーン・ライト 
せめてム一ン・ライト ムーン・ライト 
おしえておくれ 愛しいあいつの 
心まで あと何マイル 

だからムーン・ライト ムーン・ライト 
せめてムーン・ライト ムーン・ライト 
おしえておくれ 愛しいあいつの 
心まで あと何マイル 

 

 

◆D.1985-1987 松山千春全作品(解説)に思うこと ~松山千春 全作品解説4~ インデックス4 (1985~1987)

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