Bonjour!

C’est Chigusa!


私は今、

フランス、ニースに居ます。


滞在5日目。


*


今はニースの語学学校で

一ヶ月の勉強期間中。


けれど残念だったのは、

日本人がたくさんいること。


学校の紹介パンフレットには

日本人は少ないと

書いてあったのですが、


そんなこと、

来てみないと分からないし、

その時々によって違うから

仕方ありません。


*


初日に日本人の女の子に

話しかけられ、

私が日本人だと分かると

「わ〜!日本人だ〜!」

と、嬉しそうに日本人のお友達に

伝言ゲームして、

みなさん歓迎してくれたの

ですけれど、


私は内心、

「こんなはずでは、、」と、

戸惑いを隠せずでした、、


そして、


クラス分けのテストを受けて

初日の授業へ行くと、


クラスの6人中、

私を入れて3人が日本人、、


“Oh, no..”


あとの2人は

とても仲良し。


授業中も日本語で分からないことを

教え合ったりしています。


別に、いいと思う。


でも、、

私はね、

あくまで”私は“、

なんかすごく、嫌、、


どうしても、

そう思ってしまうんですね、、


*


クラスのレベルは

私に合っているから

これでいいと思うし、


一つ上のクラスに行けるように

がんばればいいかなと、


自分を納得させようと

していました。


でも、、


休憩時間に廊下で、

最初にテストをしてくれた先生に

会った瞬間私は、


「ムッシュ、すみません!

 もっと勉強すれば、

 クラスは変われますか?」


驚くほどとっさに、

そう言ってしまいました。。


「できるよ!

 週の最後の日に先生に言いなさい。

 先生があなたは上のクラスへ行けると

 思えば上にあげてくれるよ!」


「わかりました!Merci!」


*


その時たまたま

私のクラスのエカテリーナ先生が

通りかかり、


テストをしてくれたマリー先生が、

「Chigusaはクラスを

 変わりたいらしい、、、、」


と、

伝えてくれました。


*


授業終わりに、


「Chigu、どうしてあなたはクラスを

 変わりたいの?

 理由を教えてくれる?」


エカテリーナは

私に聞きました。


私は、

「このクラスも先生も問題ないし

 パーフェクトなんです。

 でも、でも、、

 私は自分勝手だと思うし、

 こんなこと言うべきではないと思うけど、、」


そう言い始めた時、

エカテリーナは、


"OK, Chigu!!

You can say whatever you want to say!!!!

There's no one here, right?"


フランス語でなく、英語で、

わざわざ窓もドアも全部閉めて、

そう言ってくれました。


「できれば、、

 日本人のいないクラスに

 行きたいんです。


 できるだけ、

 日本語を聞いたり話したり

 したくないんです。」


「分かった!

 日本人の女の子たちと一緒なのが

 嫌なのね!


 何かできることがないか考えてみるわ!

 じゃ、明日ね!」


*


フランス人は

自分の意見や主張を

ハッキリすることで

知られていますよね。


それが、

日本人の感覚からすると、

キツイとか、

アピールが強いことを

嫌な感じに捉えられる場合も

あるかもしれないけれど、


その分、

相手が意見することも

至って普通に

受け止めてくれるんだと思います。


*


結果は、

次のレベルに到達したら

上のクラスへ上がれるから、

とりあえず今週はこのクラスで勉強!


ということで、


元々分かっていた

結果だったのですが、


でも、

『フランスで自分の希望を伝えてみた』

的なことを経験でき、


かっこいいフランス人女性、

エカテリーナのお人柄に触れられたこと、

それが何よりのレッスンになりました。




曇り空から漏れる陽に照らされて

光る海もまたいとをかし。




Bon voyage!

À bientôt!

 

素晴らしい人生の旅を!

またね!

 

 

 

つづく

 

 

 

 

 

音譜

 

▶Walkin' My Baby Back Home/ Nat Cole King

covered by Chigusa

 

 

 

飛び出すハート

一度目のパリから日本に帰ってすぐに

ウクレレを持って歌ってできた、

オリジナル曲『シュビドゥバ』です!

ぜひ聴いてみてくださいね♪