あいにくの天気ですが、
本日、東京の映画館で舞台挨拶があり
挨拶付きで同時上映されました。
ライブビューイングの後に映画鑑賞しました。
いきものがたり のお二人の映画音楽へのインタビューも良かったです。
主演の宮沢賢治の父役の役所広司さん。
宮沢賢治役の菅田将暉さん。
賢治の妹とし子役の森七菜さん。
監督の成島出さん。
こちらの四人でした。
公開から一週間。
ご覧になった方々からのメッセージを背景に四人のエピソードトークがありました。
期待が高まりました。
この映画の原作本を既に読んでいます。
映画のオープニングから
原作と同じ‼️
宮沢賢治の父の目線で物語が進みます。
内容は、本で読んでいますから、
ストーリーはわかります。
ただ、ちょっと岩手、花巻弁ですから、
台詞では、はっきりわからないところもありました。
映像の美しさは、抜群です。
そしてこの映画は、家族の愛❤️の話。
ラストが悲しみよりも温かさに包まれました。
ここから、ネタバレ
これから観る方は、ごめんなさい。
賢治の父の 溺愛 が異常に感じます。
賢治を世間知らずの坊ちゃんに育ててしまうからです。
この父は、自分の父とは違う父親になろうとしたんでしょう。
妹の兄を尊敬する想いが文学作品への開花を促します。この妹があってこその賢治ですね。
下の弟や妹が、上の兄姉を見てしっかり育っていくようすが、分かります。
母の愛は、人知れず熱い方でした。
宮沢家が描かれています。
経済的に豊かな暮らしをしている宮澤家。
苦労は、子供の成長だけに見えます。
娘を売らなければならない農民の姿がちらっと出て来ますが、商い上手な父により、何不自由ない暮らしから見た子供の成長記録になってます。
最後に、
長男と長女を失う悲しみが深く伝わってきました。
賢治の「銀河鉄道の夜」になぞらえて
最後に、グッと来ます。
涙涙とは、私はならなかったです。
宮沢賢治の生き方の描写は、
父親目線では、無理もありますね。
すごいのは、賢治を演じている
菅田将暉さん!
迫力満点で、賢治の個性を余す所なく伝えてくださいます。
宮沢賢治を深く知りたくなります。
登場人物の誰かは、
観ている観客に影響を与えたり、
受けたり出来る作品だと思います。