5位のファッションデザイナー、7位の保育士、10位の美容師。


今回はランキングに入りませんでしたが、花屋さんは時代が変わっても女子に鉄板の人気職業だと思っていたのですが、


花屋さんが上位から消え、代わりに47位にフラワーデザイナーと言うカタカナの職業が入っています。


時代は変わるものです。


大工さんは今回は14位でしたが、何年か前にランキングトップになった事があります。


その当時は人気TV番組ビフォーアフターがあった時代で、ボロ屋がリフォームでカッコ良くなり、利便性も高まり


新居のように生まれ変わるのをまるで魔法を見ているようで、私も好きな番組でした。


そのような影響もあったのでしょう。


大工さんが第1位に輝いた年もありました。


これはとても良い事だと思いました。


匠の技と言う言葉があるとおり、昔から日本は「職人」、「技術者」をとても大切にする国です。


欧米ではホワイトカラーとブルーカラーが厳格に分けられていて、ブルーカラーは、ホワイトカラーの下に


位置しているイメージですが、日本では大工さんであれ、料理人であれ、優れた技量があれば


高い給与とそれなりの社会的地位を得られる社会です。


良い社会だと思います。


時代を反映していると思うのは、25位漫画家、26位声優、27位アニメーターなどのアニメや漫画の


世界に携わりたいと言う若い人々が増えたことです。


以前のブログで書いたように人工知能の出現により、社会は、18世紀以来の産業革命を超えるような大変革期にあります。


偏差値だけで高校、大学、会社を決めるのは大変危険です。


Y君という生徒がいました。(中3から高3まで智学館に在籍)


Y君は成績的には首里高を狙えたのですが、沖縄工業に進学しました。


理由は沖縄工業にある推薦枠を利用するためです。


沖縄工業では成績トップ3は、一人は琉大推薦、もう一人は沖縄電力、3人目が日本トランスオーシャン航空(整備士)の


推薦枠があったのです。(今はこの推薦枠は無くなったそうです。)


Y君は3年間バスケットボールの部活と成績トップ3を維持し続け、最終面接も突破して日本トランスオーシャン航空(整備士)


に入社しました。


職業別平均年収というサイトを見ると1位は、医者や弁護士ではありません。


飛行機のパイロットです。


飛行機の整備士もそれに付随して高いと思われます。


子供をやる気にさせるのは、ご両親、学校の先生、塾の我々にとっても一番難しい仕事だと思います。


子供を勉強に向けさせる動機づけにも、将来の職業と結びつけて話すのはもっとも効果的な方法だと思います。