火曜日は一番
忙しい日です。
移動が多く、
横浜から池袋まで
仕事のエリアが一番広い日。
車中
ヨガスートラを読みました。
携帯を閉じ
ヨガスートラを開くと
車窓の景色すら違って見えます。
一駅一駅、
停車駅の光景が
くっきりと目に入ってきます。
何かに気を取られ
時間を盗まれたまま
漫然と生きてしまうと
ヨガを忘れてしまう。
池袋の喧騒は
私を緊張させます。
まっすぐ歩こうとすると
人にぶつかってしまう。
不自然に蛇行しながら
大柄な男性を見つけ
同じ方向に歩くその背中に隠れて
道を進みます。
外国語が飛び交い
カラフルな髪の色が行き交い
路上の隅で気配を消すように
うずくまる人たちを通り過ぎ
路上ライブや
タバコの煙を通り抜け
スタジオに向かいながら
頭の中で
ヨガスートラの言葉を反芻し
そこに自分の体験を透かし
「こういうことだったんだ」
と思い返すとき
こんな中で
こんな私だけど
ヨガを生きている
と思えるのです。