表彰式のインタビューにもありましたが、

2004年ジュニア部門グランドチャンピオンからの道のりは長かったですか?
とのご質問に、
一言では語れない、沢山の思いがありました。



コンテスト人生での沢山の思い。




私は、18歳の頃、ネイリストになるか、まだ迷いがながらも、
NSJネイルアカデミーの、仲宗根幸子先生のスクール説明会に母と向かいました。



仲宗根先生は
とてつもないオーラと、そして、キラキラとした眼差しで、ネイリストについて、ネイル道についてお話しされ、そして、コンテストの素晴らしさを語られ、


私は先生のお話に胸を打たれ

『NSJに入学して、絶対ネイリストになる!!!!』と決心し、両親にNSJに入学したいとお願いしました。



NSJに入学し、早々にコンテストにチャレンジ!!2級しか持っていませんでしたが、先生方がコンテストで活躍されている姿勢に憧れ、友人に誘われて2003年 NAIL EXPO ジュニア部門、スカルプチュア部門、ケア部門と出場。

初コンペでは、色々と失敗しながらも、完全にビギナーズラックですが、確かスカルプ7位を頂けて、コンテストに出場するまでの過程での自分の成長への喜びやコンテストの楽しさを感じて、
また、コンテストに出場したい!!と

練習を続けて

次の大阪アジアフェスティバルにチャレンジ。


そのアジアネイルフェスティバルで撃沈。。。10代でお金がない中、2人のモデルさんを連れて大阪まで行って、協力して貰ったのに、大失敗。。。
泣きながら東京へ帰って来たのを覚えています。


そこから、立ち直るのが、とても辛かった。ですが、友人やモデルさんの励まし、NSJの先生方の励まし、家族の協力。
立ち止まっていちゃいけないなと。
猛練習を続けて


2004年 ジュニア部門で グランドチャンピオンを頂く事が出来ました。
人生で、こんなに心を震わされて、がむしゃらになれて、人の暖かさに触れて、そしてこんなに感動して涙を流した事が無いって言うくらい人生感が変わりました。



そこから、ネイルズユニークに入社し、水野先生や、先輩方からも沢山の熱いご指導を受け、コンテストにもチャレンジし続けました。
プロ部門では、自分の実力が通用しない事を痛感し

また、サロンワーク以外の時間は練習の日々。
ずっとずっと、その私に付き合って、時間を合わせてくれていた、ジュニア時代からのモデルさん。
休日は練習会で関西に行く際も必ずお休みを合わせて付き合ってくれました。

そんな彼女がいたから、プロ部門でもチャンピオンを頂く事が出来ました。


するとある日、その彼女がモデルを出来なくなると連絡が。確かコンテスト5日前。


電話を握りながら、駅のホームで泣き崩れたのを覚えています。
それでも会社の協力があり別のモデルさんでの出場。



そこから、心に少しポカンと穴が空いたまま、コンテストに出場してきましたが。どんどん順位は下がっていき。
私の友人、ゆきねぇが
『本当に取りたかったら、また、彼女に連絡してみたら?』と言ってくれて、
連絡。すると、彼女は快くモデルを引き受けてくれて、
『私の手で、グラチャン取って欲しい!!!!』と言ってくれました。



そこからまた、猛練習の日々。
皆様のお陰で、全日本グランドチャンピオンを頂く事が出来ました。


こんなに人の愛を感じて、1人じゃ生きて行けないと痛感させられて、こんなに打ち込める程楽しくもあり辛くもあり、その辛さを乗り越えたからこそ得られる幸せ。

勿論、グラチャンを取ってからもコンテストには出場し続け、

また、世界の壁は高かった。
私の大大大先輩方とのステージ。


最初は、楽しんで出場してたけれど。モデルさんも結婚、妊娠とモデルの状況は辛くなり、
モデルさんが変わりながらも出場し続け。
沢山のいいモデルさんと出会いました!!!!が、自分の実力の無さに、、またまた、順位は下がっていく一方。
どんどん自分の作品の方向を見失い。どうすればいいんだろう。一旦休んでリセットした方がいいんじゃないか。とまで、また落ち込んでいたところ、

今のモデルのゆりちゃんが、自身も出場者側なのに、

『ゆりで良かったら、ちえちゃんのモデルするよ!!一緒に頑張ろう!!!!』と言ってくれました。

この言葉が無ければ、どの方向に行っていたのかも分からないくらい、落ち込んでいた私を救ってくれました。。


この気持ちを絶対無駄にしたくない

と、また、気持ちをリセットし、
そして、私らしい、本来作っていた作品へと仕上げて行けました。


本当にゆりちゃんや、周りの方々のお陰です。
そしてゆりちゃんと、アジアカップの優勝を頂けて、世界選手権へとまたチャレンジする事が出来ました。


去年の世界選手権では、
去年の実力を出し切れたました。
勿論、まだまだ技術不足ですが。

表彰式の朝、大の恩師、仲宗根先生からのメール。
『〜今の作品でいいのです。それ以上でもない、それ以下でもない。今の技術力を維持してください。世界チャンピオンのトロフィーは向こうからやってきます』
とメールを頂きました。

先生の暖かさに、表彰式前からもう胸はいっぱいで


そして表彰式、2位という素晴らしい結果ながらも、何度経験しても2位という順位では、沢山の思いが生まれます。何か変えた方がいいんじゃないか?今回の作品でいいのか?

きっと仲宗根先生は、私の気持ちをお察しになり、朝メールをくださったのだと思います。

表彰台では、トロフィーを持つ後ろから、『ちえ!頑張れ!』と肩を叩いてくださった瞬間。
緊張していた糸が途切れたかの様に涙が止まらなくなりました。

先生のメッセージが無ければ、きっと知らぬ間に作品がブレて、気持ちも前へ進めるまで時間がかかったかと思います。


去年のEXPOから1年、色々と葛藤はしました。
でも、いつも仲宗根先生のお言葉を胸に、そして、何より心強い相棒、ゆりちゃんがいてくれて。周りの方々の応援があり、

前へと進め、

今回、世界チャンピオンを頂く事が出来ました。


コンテストは結果以上に、
本当に人の愛を感じて、自分の弱さを知り、だからこそ成長していける場。


これからも成長して行けるように努力し続けて、沢山の方々に
この頂いてきた愛を
与えられる様になって行きたいです。



まだまだ、これから。



コンテスト人生を全うして行きたいと思います。

沢山の方々へ心から、
ありがとうございます。
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続く。