ま、ま、マジマグロ


ま、ま、マジマグロ



マジマ サラン


を探し〜♫






唯一の独身友達が
結婚し


今月末に日本を離れる事になった





彼氏から


旦那とゆう名前に変え


その会話全てを羨ましげに


1つ残らず聞いた




旦那…







「とゆーか、私があーたより

結婚遅くなると考えてもなかったわ」



言葉は楽し気でも
心は最高に切なかった


羨まし過ぎるんだけど


ソレをよそに友達は


淡々とこんなモンだ
大した事もない気に新婚旅行の話なんかを

聞いたが


どれも結局ホの字が見え隠れして


特に幸せでもない風にしてるのに


幸せが滲み出ていて


余計嫉妬に駆られた



が、


話すその友達が


今までにない幸せそうな顔になっていて


それがうれしい事に


気づき


何とも言えない幸せな気持ちになった





「結婚別に、興味ない」と



言った人が


結果



「私以外彼を好きになってあげれる

人がいないと思って…」


っなんてバカな


ありふれた言葉を

口にする事になっていた






私は実は
羨まし過ぎて結婚後すぐに

祝いに会いに行く事さえしなかった



そんなヤローに友達は


「会いたかった」と


食事中に言ってくれた



(私はなんてちっぽけな人間なんだ…)





「他の人はもう忙し過ぎて
断ってるねん、準備しなあかんし…

でも、ちえちゃんは会いたかったから」



昨日急に誘って

忙しい中会ってくれたようだった

なんか知らんがいつでも

予定を作る友達は

友達も多いし

その分さよならを告げる人達も

多そうだった


手帳には午前に〇〇と会い


午後に〇〇と会うなど


安倍さんか!と思うほど

ちみつスケジュールにな手帳だった


(安倍さん終わったんやけど…)




食事は二人とも好きなタイ料理にした


2件目は立ち飲み屋


オールサワーの店なんだけど
サワーの上にその頼んだサワーの


果物が乗る感じ






見たら何サワーか
分かる




京都の夜の町をたくさん歩く


友達は京都で働いて

私も京都の大学だったので

歩くといろんな思い出が蘇る



高校からの付き合いなので


いろんなダメな所も


隠さず知っているし


友達はいつでも誰より


赤裸々だった




鴨川の川沿いは相変わらず


薄暗い中人が座って並び


まさに青春を思い起こす風景に見えた





「行ってみたいお店あるねんけどいい?」



友達が言うので


そのマップの指す方へ友達と


歩く


八坂神社を超え


坂を上がり道を曲がるとそこに



どデカイ五重の塔(とう)が現れた



それを真下から見上げる



ライトアップされた五重塔は


ギラギラとそびえ立ち


薄暗い京都の夜に堂々立つその姿は


まさに京都に来た気分になった



私はちょうど掛かってきた


大邱オッパと話していたので


オッパにもそのそびえ立つ塔を
見せてあげた



京都の観光地らしい夜の町は


ぼんやりと光が光り


私は大邱にぃに


おばけ屋敷でしょ?と


いたるところを見てせ歩いた



そうしてる間に


友達がこりゃ私らは


場違いちゃうかと思うぐらい


デカイ正門を通過して中に入って行く



「待ってここ!ホテルやで??」



「うん!あってる!」



…え?そ?





名前は忘れたけど






京都の景色を一望できる

社交場みたいなハイクラス感ある

ルーフトップ(屋上)に着いた









素敵な音楽も鳴っていて♫









完全に


プロポーズでもする場所だった






ナポリタンなんちゃらと


セックス オンザ ルーフトップにした


(これ言いたくないけど、コレと
ナポリタンなんちゃらしか飲みたいのが
なかった私達…)



「あの、後  セックスオンザルーフトップで…」



「あ、はい!」


の、気まずさよ。


だけど私はもう大人。セックスと
ゆう言葉がどうかしましたか?

みたいに言った



飲み物はホテル価格だ


確か1,200円くらい



友達がなんか食べたいと
スナックなるものを注文した





なんと、ポテチにトリュフが
入っていた

(なんなん、コレ?)







二人ともTシャツにジーパンだった

なんなら友達はリュックで
私はサンダルだった


二人で場違いだ

こーゆーのは男と来るもんだと

話したけど


私は友達と来れて


素敵な二人の最後の夜に
なって良かったと思った


まさかこんな素敵な所にこれると
思ってなかったので


最高にロマンチックな
気分になれた













お会計は


さらりと


6,500


と、見えたけど


あ、これは前の人の会計だろう?


と、思ったが


本当に私たちのだった



(え?間違えじゃなくて?!!
なんで、そんないったん?!)




友達がカードを置く



その後財布からお金を払った






「な!!なんであんな高いん??」



「〇〇やな!書いてあったわ
メニューに」



〇〇はオシャレ過ぎて忘れたが

いわゆるチャージ料金だった

座るだけで千円発生する仕組みだ



な、なるほど、、、、



流石あの席なだけはあるな


そーしてこのホテルのたたずまい…



「これは金かかってるわ、、」



「うん、そーやな、無駄に広い所が
たくさんあって最高や」



「どこが建てたんやろ?」



「そりゃ、


ダィーワハウースちゃうか?」










そーしてまた二人で京都の夜道を

地下鉄目指して歩いた


車内で友達が寝た


ガタンゴトン、カダンゴトン



駅で降りた友達はいつもなら


すぐ去って行くのに


昨日は私の電車が通り過ぎるまで


手を振ってくれた


いつもと違う事が寂しかったけど


私もずっと手を振った







きっと楽しく海外で暮ら住んだと思う


何にも心配していない


ただまた会う日を


お互いに楽しみにしている











最後は
ま、ま、マジマグロで
締めようと思う

今日も読んでくれてありがとう!