ライオンハート (新潮文庫)/恩田 陸
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読みながら 

「え?これ、どこかで 読んだことある?

 ないよなぁー。

 恩田陸だもんなぁ、盗作もないよなぁ・・・・」

最初は 心半分そんな邪念に奪われて 読んでいました。


時の流れの中で 

時々出会う エドワードとエリザベス。


時代が あちこちに飛びすぎて 時々わからなくなりそうになったけれども

でも、時折出てくる 風景の描写は 同じ風景を示していて

この風景は いつ出てくるのだろうかと 思うようになっていました。


このジャンルが SFなのか 純愛なのか

そんなことは 最後にはどうでもよく 楽しめました。


時空を超えて 何度も出会う男女って

かなり ロマンだわ♪


最後にあとがきを読んで納得。

あとがきにある 『ジェニーの肖像』のオマージュであるということ。

そして 梶尾真治氏のあとがき。


そう 去年の今頃 かなり 衝撃を受けた

『美亜へ贈る真珠』の中の「時尼に関する覚え書」(じにいにかんするおぼえがき)

これが 『ジェニーの肖像』のオマージュだったのです。