博士の愛した数式/小川 洋子
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何かのテレビで見たことがある。

事故で 記憶が長時間持たない人の話。


この物語は そんな 80分しか記憶を持たない博士と

博士の家政婦である 「私」と

その息子 ルート の話。

物語自体は淡々と進む。

「私」自身が そういう性格だから 

そんな 「私」から見た 話だから

淡々と進んでいく。


博士が出す問題に 思わず 「私」と一緒に答えを探してしまうのは

ひきこまれている 証拠か?

あまりに 淡々と進むストーリーなのに 

なんで 入り込めるのか?


「私」自身の主観の物語であるので 

「私」を客観的に述べている場面はないのだけど

この 「私」という人は ほんとうに あたたか な 人 なんだろうなぁ

と 思われる。


突然訪れた急展開に 

あっと 驚き その先の展開が気になる。

決して HAPPY ENDでは ないのだけど、

この物語らしい 終わり方だなぁ と 思う。


映画 どうなんだろう。

一度 みてみたい気はする。

博士の愛した数式/寺尾聰
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