ハーツコンチェルトの巻き返しに期待も、ミッキーカプチーノの強さに痺れたい、ホープフルS | ウマブロbyアミュレット

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思いつくままに……

2022年JRA最後・2歳戦最後のGⅠ、ホープフルステークス。

今年のダービー馬は朝日杯FS勝ち馬のドウデュースだったが、2019年のホープフルSの勝ち馬コントレイルは無敗の三冠馬、2018年の勝ち馬サートゥルナーリアは皐月賞馬、2016年の勝ち馬レイデオロはダービー馬というように、やはりクラシックを目指すならこっち!?

 

昨年は、キラーアビリティ-ジャスティンパレス-ラーグルフで決まって、2-4-8番人気。

ここは、4-3-4戦目で

前走は、萩Sで2番人気1着-黄菊賞で1番人気(1.9倍)1着-芙蓉Sで4番人気1着

血統は、ディープインパクト×Congaree(ノーザンF生産馬・キャロットF)-ディープインパクト×Royal Anthem(ノーザンF生産馬)-モーリス×ファルブラヴ

横山武史騎手に乗り替わり初騎乗-C.デムーロ騎手に乗り替わり初騎乗-新馬戦から丸田騎手の継続騎乗

斉藤厩舎-杉山厩舎-宗方厩舎

中山を走るのは、初-初-前走1着(同距離)

 

2020年は、ダノンザキッド-オーソクレース-ヨーホーレイクで決まって1-3-4番人気。

ここは、3-3-3戦目で

前走は、東スポ杯2歳Sで1番人気(1.7倍)1着-アイビーSで2番人気1着-紫菊賞で1番人気1着

血統は、ジャスタウェイ×Dansili(ノーザンF生産馬)-エピファネイア×ディープインパクト(ノーザンF生産馬・キャロットF)-ディープインパクト×フレンチデピュティ(ノーザン生産馬)

川田騎手の継続騎乗-ルメール騎手に乗り替わり(過去騎乗時は新馬戦で1番人気1着)-武豊騎手に乗り替わり(過去騎乗時は新馬戦で1.4倍の1番人気で1着)

安田隆行厩舎-久保田厩舎-友道厩舎

中山を走るのは、初-初-初

ちなみにこの時の4着馬(7番人気)がタイトルホルダー。

3戦目で、前走は東スポ杯2歳Sで5番人気2着。新馬戦から戸崎騎手が継続騎乗していて、中山は新馬戦で1番人気1着(1800m)だった。

 

2019年は、コントレイル-ヴェルトライゼンテ-ワーケアで決まって1-3-2番人気。

ここは、3-3-3戦目で

前走は、東スポ杯2歳Sで1番人気1着-萩Sで1番人気1着-アイビーSで1.3倍の1番人気で1着

血統は、ディープインパクト×Unbridled's Song-ドリームジャーニー×Acatenango(ノーザンF生産馬・サンデーR)-ハーツクライ×Oratorio(ノーザンF生産馬)

福永騎手に乗り替わり(過去騎乗時は新馬戦で1.7倍の1番人気で1着)-マーフィー騎手に乗り替わり初騎乗-新馬戦からルメール騎手の継続騎乗

矢作厩舎-池江厩舎-手塚厩舎

中山を走るのは、初-初-初

 

2018年は、サートゥルナーリア-アドマイヤジャスタ-ニシノデイジーで決まって1-2-3番人気。

ここは、3-4-5戦目で

前走は、萩Sで1.2倍の1番人気1着-紫菊賞で1.8倍の1番人気1着-東スポ杯2歳Sで8番人気1着

血統は、ロードカナロア×スペシャルウィーク(ノーザンF生産馬・キャロットF)-ジャスタウェイ×エリシオ(ノーザンF生産馬)-ハービンジャー×アグネスタキオン

新馬戦からM.デムーロ騎手の継続騎乗-ルメール騎手の継続騎乗-新馬戦から勝浦騎手の継続騎乗

角居厩舎-石坂厩舎-高木厩舎

中山を走るのは、初-初-初

 

2017年は、タイムフライヤー-ジャンダルム-ステイフーリッシュで決まって1-4-8番人気。

ここは、5-3-2戦目で

前走は、京都2歳Sで1.7倍の1番人気も2着(アタマ差ではあるが)-デイリー杯2歳Sで5番人気1着-中京芝2000mの新馬戦で3番人気1着

血統は、ハーツクライ×ブライアンズタイム(白老F生産馬・サンデーR)-Kitten's Joy×サンデーサイレンス-ステイゴールド×キングカメハメハ(社台F生産馬・社台RH)

C.デムーロ騎手の継続騎乗-武豊騎手に乗り替わり(過去騎乗時は新馬戦で2番人気1着)-中谷騎手の継続騎乗

松田国英厩舎-池江厩舎-矢作厩舎

中山を走るのは、初-初-初

 

前走が1着でなかったタイムフライヤーは2走前の萩Sで1番人気1着で、ホープフルSでは1番人気だった。

前走、馬券になっている組では紫黄賞は京都開催だが、萩Sは京都と阪神開催両方あり

関西馬が5連勝中。経験の少ない馬が多いということもあって中山を走るのは初めてでも関係ない。

上では特に触れていないけど、速い上がりで勝ってきた馬には要注意。

たまたまだと思うけど、新馬戦を人気で勝って2戦目に乗り替わり、再び手綱が戻った馬がなぜか馬券になってたりする。

ここからクラシック路線をまっしぐらに狙います的な馬っていう意味ではやっぱりノーザンF生産馬が強かったりする。

そういう意味で外国人騎手が騎乗する馬には要注意。

 

ということで、出走各馬の気になるところを……。

 

1番ファントムシーフ……ハービンジャー×ルパンⅡ/Medaglia d'Oro、半姉にルピナスリード。収得賞金は1000万円。西村厩舎

ここは3戦目で、前走は中京芝2000mの野路菊Sで2番人気1着。

ゲートはすっと出たが、2列で進む2列目の外、3-4コーナーで外から前の2頭に並びかけ、直線はアリスヴェリテとの先頭争いもあっさりと抜け出して勝利した。

騎乗した福永騎手のレース後コメントは「非常に良い勝ち方でした。調教の時からキックバックを気にすると聞いていました。芝のキックバックを返し馬の時に嫌がっていましたが、競馬では大丈夫でした。今日は良い経験ができたと思います。中距離から2000m以上で活躍できる馬だと思います。楽しみです」というもの。

新馬戦は阪神芝1600mで1番人気(3.2倍)1着。

この時は大外枠から隣のピヌスアモリスに付いていくように前に行って外3番手でレースを進め、直線は同馬との先頭争いから抜け出して勝利した。

この時騎乗した和田騎手のレース後コメントは「乗った感じは長い方が良さそうな感じです。外枠で位置を取りやすかったので、その時点で大丈夫かなと思いました。動かした分だけ動ける馬。距離も長い方が良さそうです。稽古通り走ってくれました。素直だし、成長が楽しみです」というものだった。

新馬戦は和田騎手だったが、前走は福永騎手に乗り替わり今回は継続騎乗。2戦ともにレース後コメントが「楽しみ」という言葉が出てくるのは、期待の大きさというか明るい未来を感じさせるよね。

スタートが抜群に速いという感じでもないのだが、外から前に入られたとしても別に逃げたいわけでもないだろうし問題はないかもという風にも思うと同時に、この2戦は外に馬がいない状態のスムーズなレースをしてきているというところでは、最内枠というのは多少気になったりはする。

福永騎手の継続騎乗。来年クラシックで騎乗することはないのにこの馬でレースに出走してくるということは、それなりに勝ち負け期待ということで良いのでしょうか?

 

2番ハーツコンチェルト……ハーツクライ×ナスノシベリウス/Unbraidled's Song、全姉にナスノシンフォニー、アレグロモデラート、半姉にアイリッシュムーン。収得賞金は400万円。武井厩舎

ここは3戦目で、前走は東京芝1800mの東スポ杯2歳Sで1.8倍の1番人気で3着。ゲートをトコトコと出て最後方から。外外を回る競馬で、直線も大外へ。すぐ内にいたダノンザタイガーに連れるように内に進路を取りながら付いて行き並びかけるものの交わすまでにはいかないという3着でダノンザタイガーとは1/2差。

騎乗した松山騎手のレース後コメントは「スタートの一歩目で出られず、距離短縮で忙しくなってしまいました。それでもすごい馬で、差を詰めてくれました。申し訳なかったです」というもの。

新馬戦は中京芝2000mで1.9倍の1番人気で1着。この時も道中外を上がっていって前につけ、直線ではぐんぐん伸びて勝利した。このレースの出走馬で現在のところ勝ち上がっているのは4着だったノーブルライジングだけだったりはするのだが、2着馬に8馬身差をつけているのだがら、相手云々は関係なしか。

新馬戦から松山騎手の継続騎乗。

距離が伸びるのは良さそうなんだけど、前走はあと200mあったら交わしてたかというとなんとも言えない感じではあった。

ただ勝ったガストリックよりは厳しい競馬だし、2着のダノンザタイガーはここに出走していないので、松山騎手が下手打たなければ(って騎手のせいだけじゃ無いんだけど)、5番人気とは言え新馬、2戦目が1倍台のオッズだったことを考えると人気はガタ落ちだが、前走のようなことはないんじゃないかと?

 

3番シーウィザード……ビーチパトロール×メリーウェザー/メジロベイリー、半兄にシゲルタイタン、グランアリエル、母のいとこにフラガラッハ、エスティタート、母の母のいとこにサンダーガルチ、バトルライン。収得賞金は1000万円。鹿戸厩舎

ここは4戦目で、前走は中山芝2000mの芙蓉Sで1.8倍の1番人気で1着。

前に2頭並んで、その後ろでレースを進め、直線は2頭の外に出して交わして勝利した。2-3着は前にいたゴールデンハインドとオンザブロッサム。7頭立て超スローの前残りレースだった。

騎乗した浜中騎手んもレース後コメントは「少頭数でしたが、なるべく好位で我慢する競馬をオーダーされていました。ペースが遅かったので我慢するのに時間がかかりましたが、途中から折り合いがつきました。上がりの速い競馬になって、外を回って、2、3着馬を交わしただけの競馬でしたが、着差以上に完勝だったと思います」というもの。

新馬戦は函館芝1800mで5番人気1着。8頭立ての大外枠だったが先頭に立って逃げ切り勝ち

2戦目は新潟芝1600mの新潟2歳Sで2番人気3着。道中は5、6番手でレースを進め、直線は外に出してほぼ横一直線の叩き合いからすぐ外のウインオーディンと2頭が競り合う形で抜け出し、一旦は先頭に立ったかと思われたが、内からキタウイングが抜け出して勝利、ウインオーディンにアタマ差で3着となった。

この時のレース後コメントは「レース前はスイッチが入っていましたが、ゲートの中で待たされてかえって落ち着きました。スタートから好位でムキにならずに走ったのは収穫でした。最後は2着の馬と併せて良く伸びましたが、内からすくわれました。勝った馬を褒めるべきだと思います」というものだった。

新馬戦から浜中騎手の継続騎乗。

新馬戦後のコメントではこの距離にこだわるのなら折り合いがカギとしていたが、前走はいかにも折り合いをつけることを主眼にしていたかのようなレースだったので、時計の遅さは置いといて、きちんと課題をクリアしての今回の出走ということでいーのか。

ということで、内枠に入ったことだし、内の良い位置で折り合って脚をためれば抜け出してくるだろうか?

時計は遅いので人気は全く無いが、GⅠで内枠の浜中騎手なのでなんかやってくれないものか??

 

4番セレンディピティ……ドゥラメンテ×ジェラシー/ハービンジャー、半姉にグレイスフル、いとこにイクスプロージョン、母の半弟にキングテセウス。ノーザンF生産馬。収得賞金は400万円。音無厩舎

ここは3戦目で、前走は阪神芝2000mの未勝利戦で1番人気(2.3倍)1着。ゲートの中でやや落ち着きがなく、軽くジャンプするような格好で出て後方から。3-4コーナーで外を回って前との差を詰めて直線に向くところでは横に5頭並んだ一番外からグイグイ伸びて先頭でゴールした。2着のファームツエンティが6-3-2-2で次走3着、3着のカズボニファシオが3-3着、4着のセレスティアリティが3-5-4着となんだか勝ちきれない感じのメンバーだったとは言え追われることなくあっさりと4馬身差突き抜ける勝利だった。

新馬戦は同コース(稍重)で4番人気2着。勝ったのは道中この馬の後ろにいて直線で外に出して抜け出した断然1番人気のグランヴィノスだった。でもってグランヴィノスは次走京都2歳Sで1番人気を裏切って6着となってしまうのだが……。

新馬、2戦目は松山騎手だったが、今回は武豊騎手に乗り替わり初騎乗。

 

5番フェイト……リアルスティール×サンタフェチーフ/Wiesenpfad、半兄にスーパーチーフ、いとこにサラキア、サリオス、エスコーラ、サリエラ。ノーザンF生産馬。収得賞金は400万円。矢作厩舎

ここは3戦目で、前走は東京芝1800mの東スポ杯2歳Sで3番人気5着。

前に行った5頭がひとかたまりで、その後ろをやや離れて進み、4コーナーで差を詰めて直線は外に出されて伸びてないわけではないのだが、その外をダノンザタイガーとハーツコンチェルトにさっと交わされての4着。

騎乗した福永騎手のレース後コメントは「ベストの位置で競馬ができましたが、最後は伸び切れませんでした。脚がないわけではありませんが、それを使い切れていない感じです」というもの。脚がないわけじゃないけど、使いきれていないというのであれば実践を重ねて学習していくしかないのだろうか?

新馬戦は新潟芝1800mで1.5倍の1番人気で1着。

新馬、2戦目は福永騎手だったが、今回は坂井騎手に乗り替わり初騎乗。

ここで坂井騎手への乗り替わりというのは、来年を見据えてということなのかと思われるが……坂井騎手ってのは矢作厩舎>スリーエイチRってことなんでしょうか? ってか所属厩舎だし?

元々新馬戦を勝った後のコメントで福永騎手は、トモが甘く、来年良くなりそう……じっくり育てていけばクラシック戦線に乗せて行ける、と言っていたくらいなので、坂井騎手でクラシックをということは当然視野に入れているのだろうと思ったりする。するけど、賞金も加算したいだろうし……。

東スポ杯は矢作厩舎2頭出しで人気のある方だったが、今回は2頭出しで人気の無い方だったりする。ってかミッキーカプチーノはフツーに強いし、あちらが人気になるよね。

 

6番グリューネグリーン……ラブリーデイ×レディーダービー/スペシャルウィーク、半兄にヴェルデグリーン、半姉にファータグリーン、いとこにヴァンケドミンゴ。賞金は2000万円。相沢厩舎

ここは4戦目で、前走は阪神芝2000mの京都2歳Sで5番人気1着。

ゲートをすーっと出て先頭に立ち、直線でちょっと外に寄れてシュタールヴィント、スマラグドスを外に押しやったりしたりもしたが逃げ切った勝利した。

騎乗したM.デムーロ騎手のレース後コメントは「ワンペースですが、自分のリズムで行ければとても走りますね。物見をしたりと性格がまだ子供で、まだ集中していなくて心配していましたが、他の馬が来てからは集中して、最後まで頑張ってくれました。先生(相沢郁調教師)が新馬から期待していた馬ですし、その気持ちはよく伝わっていました。よく乗せていただいているので、一生懸命頑張ろうと思っていました」というもの。

新馬戦は東京芝2000mで6番人気3着、勝ったのはミッキーカプチーノ。

2戦目は東京芝1800mの未勝利戦で1.8倍の1番人気で1着。

新馬戦からM.デムーロ騎手の継続騎乗。

初戦でミッキーカプチーノに負けているし、逃げて勝てるような相手関係じゃないかなということで、全く人気がない。

ただM.デムーロ騎手ってことを考えれば、ここでも逃げるか逃げられるのかってこともあるし、前走はおそらく賞金を加算してホープフルSに出るぞってことでの関西遠征だったろうし、何よりヴェルデグリーンの半弟だしってこともあるし、10番人気というほどの差はないんじゃないかとは思うのだけどなぁ?

 

7番ボーンイングランデ……サトノクラウン×シェアザジョイフル/ブラックタイド、母の半兄にマルカフレンチ。収得賞金は400万円。吉田厩舎

ここは2戦目で、前走は福島芝2000mの新馬戦で4番人気1着。

3コーナーで中団から外をまくって先頭に立ち、そのまま押し切って勝利。

騎乗した斎藤騎手のレース後コメントは

「超スローペースで、前半は急かさずに馬の後ろや馬ごみで経験させようと思いました。ただ、じっとしていてもできることが限られると思ったので、早めに動いて先頭に立つ経験もさせました。それにしっかり応えてくれましたし、まだまだ良くなりそうです」というもの。

齋藤騎手の継続騎乗。

あっさり勝利した印象も、2戦目で、中山で、このメンバーで、再び勝ち負けというのはどうだろうか。

 

8番トップナイフ……デクラレーションオブウォー×ビーウインド/スピニングワールド、半兄にステラウインド、半姉にムーンライト。収得賞金は1800万円。昆厩舎

ここは7戦目で、前走は阪神芝2000mの京都2歳Sで3番人気2着。

中団前目でレースを進め、4コーナーで下がってきたビキニボーイにぶつけられたりしたが、直線であいた内からグイグイ伸びて2着に上がった。

騎乗した横山典弘騎手のレース後コメントは「不利が痛かったです。でも、それを克服してここまで来るのですから凄いですね。(力を)再確認できました。前走はいろいろな事が上手くいっての結果という印象がありましたが、今日はこれだけの不利があっての結果ですから、馬は本当に頑張ってくれました」というもの。

新馬、2戦目は札幌芝1800mで3-1番人気で6-3着。

2000mに距離延長して3番人気で勝ち上がった。

中京芝2000mの野路菊Sは4番人気4着

阪神芝1800mの萩Sは6番人気で1着。

3戦目まで横山和生騎手だったが、4戦目から横山典弘騎手に乗り替わり継続騎乗。

普通に考えれば、7戦目でホープフルSを勝ち負けってのはあまりっていうかほとんど無いし、2走前の萩Sは6番人気で勝利と言っても7頭立てのブービー人気。前走勝ってもいないしあまり人気にもならないタイプだが、キャリアの浅い2歳馬同士と考えるとこういう馬が紛れて馬券圏内ってこともありそう??

 

9番セブンマジシャン……ジャスタウェイ×ハピネスダンサー(メイショウサムソン)、半姉にヴィゴラスダンサー、いとこにマケルナマサムネ、母の半妹にノームコア、クロノジェネシス。ノーザンF生産馬。収得賞金は900万円。高野厩舎

ここは3戦目で、前走は阪神芝2000m(重)の黄菊賞で1番人気(3.0倍)1着。

最高峰でレースを進め、4コーナーから直線に向くところで外からぐいっと前に行き、直線で先頭に立って押し切って勝利した。

騎乗したC.デムーロ騎手のレース後コメントは「ゲートで寄られて後ろからになりましたが、切り替えて徐々に後ろからポジションを上げていきました。最後は瞬発力を見せてくれました。能力がある馬で、今後が楽しみです」というもの。

新馬戦は中山芝1800mで3番人気1着。この時は2番手でレースを進め、直線に入るところで先頭に立って押し切って勝利した。このレースは前でレースを進めた馬が1-4着に入った。

西村騎手、C.デムーロ騎手時て今回は継続騎乗。

本来はゲートの出が遅い馬では無いし、前走は力のいる重馬場でもきっちり伸びて差し切っているし、鞍上はC.デムーロ騎手だし、叔母はクロノジェネシスだし……ってことで3番人気。

勝ち切るってのはどうかと思うが、上位には来そうな馬って感じで3番人気ってポジションにものすごく納得感があったりする。

 

10番ガストリック……ジャスタウェイ×エーシンエポナ/Curlin、半姉にエイシンピクセル。収得賞金は2300万円。上原博之厩舎

ここは3戦目で、前走は東京芝1800mの東スポ杯2歳Sで5番人気1着。

ゲートの出は速くなく、序盤は後方から。内でロスなくレースを進めて、直線に向くところでは4番手。直線で脚を伸ばして先頭を走っていたドゥラエレーデに並びかけ、交わして先頭に。外からダノンザタイガーが併せてきたが競り落としてクビ差で勝利した。

騎乗した三浦騎手のレース後コメントは「まずは、新馬でいい勝ち方をしたあとの大事な重賞レースを任せていただいたオーナーに感謝します。しっかりものにするぞと、この馬と大きいところを目指していくという気持ちで追い切りに2週間乗せていただきました。非常に良い背中をしていて、まだ緩さがあって頼りない部分もありますが、スピードに乗ったときの沈み方に関しては『なかなかこんな馬はいない』という感触を受けていたので、レースを楽しみにしていました。
初戦は後方から外を回す競馬でしたが、今回は馬群の中から間を割って、次の大きな舞台につながるいいレースができたと思います。(この出世レースを勝った意味は大きい?の問いに)それは間違いないと思っています」

新馬戦は同コースで4番人気1着。

永野騎手から三浦騎手に乗り替わり、今回は継続騎乗。

前走は強い&上手い競馬で、ジャスタウェイ産駒ってのもこのレース的には悪く無いと思うのだが、中山芝2000mでさらに良いとまでは思えなかったりするんだよねぇ。どうなんでしょう?

 

11番ドゥラエレーデ……ドゥラメンテ×マルケッサ/オルフェーヴル、母の半兄にサトノダイヤモンド、半姉にリナーテ。ノーザンF生産馬。収得賞金は400万円。池添学厩舎

ここは5戦目で、前走は東京芝1800mの東スポ杯2歳Sで6番人気4着。ゲートをすっと出て向正面ではシルトホルンの外、ほぼ並んで先頭を走り、直線残り200mあたりで先頭に立ったが外からガストリック、ダノンザタイガー、ハーツコンチェルトに交わされて4着。それでもクビ、1/2、クビ差で4着以下は離していた。

騎乗したムーア騎手のレース後コメントは「素直な馬で乗りやすかったです。ゲートもスムーズに出て、良い位置でレースができました。最後に疲れてしまいました」というもの。

新馬戦は阪神芝1800mで1番人気5着、

2戦目に札幌芝1800mで2番人気で2着、

3戦目に札幌ダート1700mで1.5倍の1番人気で勝ち上がった。

北村友一騎手、横山和生騎手、池添騎手、ムーア騎手からのムルザバエフ騎手に乗り替わり初騎乗。

積極的な騎乗で人気薄馬を馬券圏内に持ってくるイメージの騎手で、ワールドオールスタージョッキーズでちょっと低迷していた馬がビシビシ追われて穴を開けるの期待的な感じとでも言いますか。

ただ人気薄とは言え騎乗しているのはノーザンF生産馬だったりはするんですけどね。

ということで、ここでも積極的なレースを期待したいところだが、この馬にとって距離伸びるのはどうかと思いつつも、中山替わりはむしろプラスかもと思ったりもする。
 

12番モンドプリューム……サトノダイヤモンド×エリモフェザー/シニスターミニスター、半兄にイスラアネーロ。収得賞金は900万円。水野厩舎

ここは7戦目で、前走は中山ダート1800mの2歳1勝クラスで1番人気(2.6倍)1着。

外からグインと先頭に立ったエルデストサンの2番手でレースを進め、直線に入って先頭に立ち力強く坂を駆け上がって1着でゴール。

騎乗した三浦騎手のレース後コメントは「真面目な馬で、力がついてきたぶん折り合いの難しさも出てきましたが、力が出せたのは厩舎がしっかりと調整してくれたお陰です。出入りのある厳しい競馬でしたが、よく我慢してくれました」というもの。

新馬戦は東京芝1800mで5番人気5着、

2戦目に新潟芝1800mの未勝利戦を走って2番人気2着、3戦目に同コース(稍重)で3番人気6着。

ダート替わりの中山ダート1800mを1番人気(2.9倍)で勝ち上がり、

東京ダート1600m(稍重)のプラタナス賞で2番人気2着。この時のコメントは「勝った馬は強かったですが、この馬もワンターンの東京よりは、右回りでコーナー4回のコースの方が、いいパフォーマンスを見せられると思います。今日もしっかり頑張ってくれています」というものだった。で次走はきっちり勝利。

ダートで勝ち上がって2勝2着1回の馬だが、今回は再び芝を走る。

母も芝でデビューしたがダートで勝ち上がり、その後芝も走ったけどやっぱり芝では結果が残せなかった。

新馬戦から三浦騎手で、3戦目だけ福永騎手が騎乗していたが、今回は横山和生騎手に乗り替わり初騎乗。

芝で走れないとは思わないけど、ここで好走するには、現状では相手が強いのでは?

 

13番ヴェルテンベルク……キタサンブラック×マルカアイチャン/フレンチデピュテイ。半姉にセトノフラッパー、半兄にシャドウアプローチ。社台F生産馬。収得賞金は400万円。宮本厩舎

ここは4戦目で、前走は阪神芝2000mの京都2歳Sで11番人気3着。

道中はトップナイフの外を走っていて、4コーナーでトップナイフが外の押された時に玉突き状態でこの馬も押される不利。直線で勢いよく盛り返してきたものの前には届かずの3着。騎乗した西村騎手のレース後コメントは「具合が良かっただけに、4コーナーの不利が痛かったですね」というものだった。

新馬戦は小倉芝1800mで4番人気2着、

2戦目に同コース(稍重)の未勝利戦で1番人気(2.1倍)で勝ち上がった。

新馬戦から西村騎手の継続騎乗だったが、今回は横山武史騎手に乗り替わり初騎乗。

ってことで横山ファミリー勢揃いとなった。それが何って話ではあるが、有馬記念を勝ったキタサンブラック産駒で、有馬記念2着の宮本厩舎の馬で、騎乗するのは昨年キラーアビリティでホープフルSを勝利に導いた横山武史騎手だったりする。って書くと、なんだか来そうよね??

 

14番ジェイバームス……ジャスタウェイ×キラーグレイシス/Congaree、半姉にキラービューティー、半兄にキラーアビリティ。ノーザンF生産馬。収得賞金は400万円。堀厩舎

ここは2戦目で、前走は東京芝2000mの新馬戦で1.4倍の1番人気で勝利。

逃げたロッカフラダンサーの外ぴったり2番手でレースを進め、直線で交わすとスイスイーっと伸びて勝利した。騎乗したルメール騎手のレース後コメントは「まじめに走る馬で良い加速をしてくれました。2000mの距離はちょうどいい感じです。まだ子供ですが、綺麗な走りをする馬です」というものだった。

ルメール騎手からイーガン騎手に乗り替わり初騎乗。ってことで、人馬ともに真面目な印象!?

前走は2番手でレースを進めてきっちり抜け出すという上手なレースで勝利したし、半兄は昨年のこのレースの覇者でもある。

そうは言っても1戦1勝馬が勝ち負けにまで持ってこられるのかはどうだろうかという気はするけれど、前目でレースを進めてもうひと脚使えそうな感じだし、イーガン騎手ってのにもちょっと期待したくもありというところ。

 

15番キングズレイン……ルーラーシップ×タッチングスピーチ/ディープインパクト、母の全弟にムーヴザワールド、サトノルークス。ノーザンF生産馬。サンデーR。収得賞金は900万円。手塚厩舎。

ここは4戦目で、前走は東京芝2000mの百日草特別で3番人気1着。

内ラチ沿い中団でレースを進め、直線で前にいた馬を交わして先頭に立つと、ぐんぐんぐんぐんと伸びて先頭に立って勝利した。

騎乗したルメール騎手のレース後コメントは

「手応えがよかったです。伸びしろがあると思います。2000m以上にもいけると思います」というもので、手塚調教師のコメントは

「まだ線の緩さがあって、筋肉も付ききっていません。それでこれだけのパフォーマンスですから今後が楽しみです。あまり間隔を詰めては使えないかもしれませんが、今後は様子を見て考えます」というものだった。確かに2着のロードプレイヤーや3着のヒシルリアンの方がパドックではグイグイ歩いていたし、力強さも感じた(ってかこのレースはヒシルリアンから買ってましたし)。

ロードプレイヤーが次走の京都2歳Sで7着だったってのはあるけど、「二の脚はついたのですが、隊列的に外を回しても、と思って早めに引いて、折り合い重視で運びました。3コーナーまでは良い感じでしたが、4コーナーでアクシデントがありました。そこからまた伸びていますし、内枠ならまた違ったかもしれません」って騎乗した岩田望来騎手もコメントしてたしね。京都2歳Sは不利受けた馬多し。

新馬戦は函館芝1800m(重)で1番人気3着、

2戦目に札幌芝1800mの未勝利戦を1.2倍の1番人気で勝ち上がった。

新馬、2戦目は横山武史騎手、前走はルメール騎手に乗り替わり、今回は継続騎乗。

中山の急坂を2回走るコースが合うようなパワフルさは微妙に思えるが、洋芝の北海道で勝ち上がってるんだし、力のいる馬場も小回りコースも大丈夫ということだろうか? でも東京の方が良くない?

 

16番スカパラダイス……シルバーステート×ファミリーソング/グラスワンダー、いとこにノーセキュリティー、母の半兄にサンライズマックス、コウセン、全兄にビッグロマンス。収得賞金は400万円。寺島厩舎

ここは4戦目で、前走は阪神芝2000mのエリカ賞で12番人気11着。

新馬戦は小倉芝2000mで3番人気1着、

2戦目は中京芝2000mの野路菊賞で7番人気6着。

新馬、2戦目は今村騎手で、前走は松若騎手だったが、今回は今村騎手に戻る。自厩舎の馬ですね。

ってことで、力関係的にもさすがに厳しいとは思いますが、人馬ともに頑張っていただきたいというところでしょうか。

 

17番ジュンツバメガエシ……ジャスタウェイ×アドマイヤテレサ/エリシオ、半兄にアドマイヤラクティ、半姉にサトノジュピター、全兄にアドマイヤジャスタ。ノーザンF生産馬。収得賞金は400万円。

ここは3戦目で、前走は阪神芝2000mの未勝利戦で1番人気(3.0倍)で1着。道中は内ラチ沿いでレースを進め、直線で外に出されて気合をつけられるとジリジリ伸びて勝利した。

新馬戦は札幌芝2000(稍重)で2番人気2着。

横山武史騎手、C.デムーロ騎手時て石川騎手に乗り替わり初騎乗。

石川騎手は先日行われたジュンライトボルトでチャンピオンズCを制してGⅠ初勝利を挙げたが、その時と同馬主、同厩舎での再びのGⅠ参戦となる。

関係ないけど、ジュンライトボルトがGⅠ勝った時に、友道厩舎は改めてすごいなと思ったのは、これまでにもダービーを初めとしていろんなGⅠを勝っているのにダートでのGⅠ勝利が初だったこと、でもってダートの重賞を勝利したのもジュンライトボルトが初だったってことですね。ジュンライトボルトだって元々は芝を走って期待されていた馬だったわけだし、芝でもダートでもすごいのねってことではなくて、つまりはいかに芝の期待馬がたーくさん入る厩舎なのかってことを改めて思わせられたってことですが。

で、この馬ですが、ジリジリ伸びるし勢いがつけばそのままグーンと伸びていきそうな感じなので、ビシビシ終える騎手の方が良いんじゃないかなと、そこだけはちょっと気になったりします。

 

18番ミッキーカプチーノ……エピファネイア×スティールパス/ネオユニヴァース、半兄にバイシュラバナ、母の半妹にトレンドハンター。収得賞金は900万円。矢作厩舎

ここは3戦目で、前走は中山芝2000mの葉牡丹賞で1番人気(2.8倍)1着。ゲートの中でやや落ち着きがなく出負け気味ではあったが、内ラチ沿い中団でレースを進めて直線は馬群の中からグイグイ伸びて先頭に立って勝利した。

騎乗した戸崎騎手のレース後コメントは「新馬戦の勝ち方が良かったですし、メンバーも強くレベルが高かったです。馬は良くなっていましたが、まだ精神的に幼いところがあります。それでも期待通りのパフォーマンスだったと思います。楽しみな馬です」というものだった。

新馬戦は東京芝2000mで3番人気1着。

新馬戦から戸崎騎手の継続騎乗。

ってことで、普通に走れば勝ち負けだと思うのだが、中3週で再び中山への輸送ってのが気になるといえば気になるところ。

でも、そこは矢作厩舎だし、大丈夫??

 

ということで、人気でも

18番ミッキーカプチーノ、2番ハーツコンチェルト、最内枠も別に問題ありませーんてことであれば、当然1番ファントムシーフも有力だろうと。

で、ここでほぼ決まるのではないかと思うのですが、何かが突っ込んできて波乱であれば、11番ドゥラエレーデ、8番トップナイフ、13番ヴェルテンベルク、14番ジェイパームス、3番シーウィザードとM.デムーロ騎手の6番グリューネグリーン(ほら、なんかこういうシチュエーションで張り切って突っ込んでくるイメージないですか?)。

 

馬券は18番ミッキーカプチーノの単・複と同馬から2番ハーツコンチェルトと1番ファントムシーフの馬連が中心。(オッズ的にはBOXの方が安心かも? うーんそれはちょっと弱気か)

18番ミッキーカプチーノから11番ドゥラエレーデ、8番トップナイフ、13番ヴェルテンベルク、14番ジェイパームス、3番シーウィザード、6番グリューネグリーンへの馬連とワイド。

3連系は

1列目に18番ミッキーカプチーノ

2列目に2番ハーツコンチェルトと1番ファントムシーフ

3列目に+11番ドゥラエレーデ、8番トップナイフ、13番ヴェルテンベルク、14番ジェイパームス、3番シーウィザード、6番グリューネグリーンと

1.2列目に8番ミッキーカプチーノ、2番ハーツコンチェルト、1番ファントムシーフ

3列目に11番ドゥラエレーデ、8番トップナイフ、13番ヴェルテンベルク、14番ジェイパームス、3番シーウィザード、6番グリューネグリーン

 

ルメール騎手が有馬記念に続いてGⅠ連勝とか、C.デムーロ騎手の来年は短期免許は取れないけど最後にGⅠ勝利とか、三浦騎手のGⅠ初制覇とか、そして何より武豊騎手のJRA平地GⅠ完全制覇とか、それならそれで仕方なし(っていうかこれらの馬で決まったら笑うしかないな)も、3着馬は紛れがあってもというメンバーに思えて仕方がない。なので思い切って穴馬を3列目に入れたいと思います。どうでしょうか?

 

前回の記事が1500件投稿達成ということで、今回は1501件目の記事だそうです。以前よりは投稿頻度がかなり鈍っておりますが……。

拙い記事ではございますが、少しでもお楽しみいただけているのであれば、嬉しいです。ご訪問頂きましてありがとうございました。