今日は法事、堂内はストーブが必要ですが、外の方が暖かい、お寺の梅の見頃も、そろそろでしょう。
この時期は寒暖の差、春の嵐にも気をつけたいところです。
おのづから
よこしまに降る
雨はあらじ
風こそ夜の
窓を打つらめ
日蓮聖人のお言葉
自分から横に降ろうとする雨はなく、風こそが雨をして夜の窓を打たせるのでしょう。
天から真っ直ぐ降ってくる雨は、人間が持つ本来は真っ直ぐできれいな仏性、風である三毒煩悩や誤った思想に影響されて、その心が曲がってしまうのです。
人は、はじめから善でも悪でもありません。
縁というキッカケが善悪の分岐点、だから仏教は縁を大事にするのです。
邪な「風」は常に吹いています。信心を妨げる悪縁に気をつけなければならないと聖人は教えています。