宮之浦岳から縄文杉を経由し白谷雲水峡へ抜けるルートを歩いてきました。屋久島まで飛行機で入りました。
安房(あんぼう)で昼食と登山に必要なものの買い物を済ませ、登山口に向かいました。今回利用したのは淀川登山口です。道はよく整備されていました。
この日は一時間ほど歩いたところにある淀川小屋に泊まりました。小屋に着いてすぐにヤクザルが出迎えてくれました。本土のサルよりずいぶん小さかったです。
小屋のすぐ脇に水場があります。ここでビールを冷やしました。夕食前に乾杯夕食の写真を撮り忘れてしまいました。
夕食後、くつろぐ皆さん翌朝は5時に出発しました。辺りが段々と明るくなってきました。空の茜色が本当に美しかったです。道の先で一瞬岩が動いたと思ったら・・・ヤクシカでした。私たちのことはちっとも気にならないようで、逃げもしないで草を食んでいました。
樹林帯の中を歩いて行きますが途中に展望台があります。そこからはこれから歩いて行く方向の山々を見ることが出来ます。
左から黒味岳、投石岳(といしだけ)、安房岳(あんぼうだけ)。
黒味岳は手前を歩き、それ以外の山はここから見える部分の裏側を歩きます。小花之江河
山頂の岩は豆腐岩。直ぐに食べられるように7等分してあります(^^)湿原というと淀んだ水を想像しますが、ここは透明度が非常に高かったです。花之江河
日本最南端の高層湿原です。
屋久島は固有の花が多いところです。ヤクシマコオトギリヤクシマアザミ
屋久島パークボランティアのシンボルマークになっている花です。
私の感覚としてはコメツガに似た葉っぱにイワギキョウに似た花が付いている、不思議な感じでした。ヤクシマシオガマ
屋久島の花は矮小化されているものが多いのですが、シオガマは逆に大きいのです。草丈が20~50cmにもなります。屋久島はどこでも飲める水が流れているといわれています。
道はよく整備されていますが、所々ロープのある場所が出てきます。降りたかと思ったら登ります。安房岳の西側を下り、登り返します。このようにアップダウンの連続です。翁岳と栗生岳の間のコルに携帯トイレブースがあります。屋久島は携帯トイレを持参することがマナーとなっているのです。
このコルからさらにもう一登りします。栗生岳(くりおだけ)に到着しました。お昼休憩のあと、宮之浦岳に向けて最後の登りでした。登っている途中で振り返ります。見えているのは左から翁岳、栗生岳、投石岳、黒味岳宮之浦岳山頂にやっと到着しました。
…続く