祖谷川ミドルダウンリバー 2019.10.05  | TM's リバーカヤック・SUP ログ

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川のカヤック、SUPの記録
【免責事項】川でのパドリングは、自然・人工の危険があり、命に関わる可能性があります。内容は経験と技術により実現されるもので、これを参考にするのは適切ではありません。内容は個人的なもので、勤務先や所属団体に関わりありません。

これまでで一番多い水量。パワー、流速が増して難度は上がっている。狙ったルートを取るには相応の漕力が必要。祖谷川の全ての要素を凝縮したショートコース。 三縄1.13-1.07m

 

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刻々と減っていく水位をにらみながら、現地に集合。低下スピードが遅くなり、意外にも前回よりも多めの水量。祖谷川アッパーからのロングコースにも心惹かれたが、穴内川との2本立てとして、祖谷川はミドルセクションのみ。

 

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祖谷川キャンプ場に了解を頂きプットイン。3回目ということで、ここは馴染みの景色。水位は少し高め、水もやや濁っていることが分かる。プットイン地点は相変わらず浅いが、狭い川なのでこのくらいでも多いくらいだろう。

 

 

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最初の大きな瀬はクランクになっていて、最後に大きなボワオーバーがある。水量次第ではそこに掴まってしまう。正解は左ベタで、それに向けてクランクを通過してこなければならないが、分かっていないとどうしても右寄りに降りてしまう。今回はうっかりそうなってしまった。

 

 

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メインの瀬はこれを含めて4つ。どれも振り返ると見上げるような大きな落差だが、滝のような一発で落ちるものはなく、いくつものドロップが連続して重なり長い瀬になっている。カヤック向きではあるが、尖った岩が折り重なる険しい渓相で、クリークボートが必須。もちろんスイムはあり得ない。

 

 

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水量が多いため、これまでよりも流れが強い。楽しんで下れるのはこのくらいまでだろうか。ドロップの一段目を降りると、二段目ドロップ急激に落ちているので慌てて左エディへ入る。ここで、後続がエディにフェリーしきれず落ちる事態が発生。先頭としての配慮が足りず反省。ルートは右で、長い瀬をホールを避けながら駆け下る。

 

 

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瀬の形は変わっていなかったが、流木で完全に塞がれたルートがあり、進入したら大変なことになるだろう。できるところでは積極的にスカウティングすべき。

 

 

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右岸に階段があるのが最後の大きな瀬。左エディへ入ってスカウティング。真ん中の切り立ったドロップを飛びたい衝動に駆られるが、上から見えなかった岩があり、行かなくて正解。ルートは右ベタで、真っ直ぐ長い瀬を下りる。

 

 

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ここをクリアすると、流れが穏やかになって、三縄ダムのバックウォーターに出る。発電所が見えると、右岸の階段からテイクアウトして終了。

 

 

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狭く深いゴルジュの圧迫感が、緊張を強いる。荒々しくも美しい渓谷に、清流が流れる国内屈指のクリーク。次回は、アッパーからロングコースを堪能したい。

 

 

 

 

 

【当日のデータ】
水量:三縄1.13-1.07m
プットイン:祖谷渓キャンプ場
テイクアウト:祖谷川地蔵
所要時間:1時間
距離:2.8km
高低差:50m
使用艇:クリークボート
グレード:4級