道路から見えるところはただの小川、しかし、見えないところで滝とドロップが続く岩盤系スティープクリーク。 望児橋0.77m
先週の下見から記憶のあるうちに実現。水量も下見時と同じくらいだ。
雫の滝の見物ルートの階段を降り、滝の直下がプットインとなる。しばらく快適な瀬が続いて、大きな堰堤となる。
堰堤右岸に上陸してポーテージするが、降りるには落差があるので、ロープを使ってボートを降ろす。
堰堤直下から落差のある長い瀬がある。
ここの川の瀬の特徴は、大岩と、切り立った岩棚によるドロップ。一見堰堤と見えるような直線的なものが多い。それか、ザラ瀬である。
この水量では、ボトムを擦りながら下る所が多く、ドロップも気持ちよくブーフするのに少し水被りは足りない。あと10cmと云わずとも、5cmもアップすればかなり快適になるだろう。
堰堤は崩れたものもいくつかあったが、それらを除いて、最初にポーテージしたもの以外にルート中にあと2箇所。ひとつはいい感じのホールができている小規模なもの。もうひとつは長い魚道を降りるウォータースライダー。いずれもそのまま通過。
コース最大落差の瀬は5mの滝となっている。流れは左端の滝に集まっており、右岸側の岩棚から容易にスカウティングもポーテージできる。行けないことは無さそうだったが、途中岩が飛び出ており、ボトムを強打しそうな感じ。降れても痛い目には遭いたくないので今回はパス。岩棚からドライエントリーでコースに復帰した。
テイクアウト直前、流れが左右に別れていて、下流が見えず、相当落差がある予感がしてスカウティング。見ると、右の流れは大岩の間を抜けて複雑なシーブ。左の流れは落口が幅2mもない垂直に切り立った3m滝。ルートは滝の方。思い切って飛び込めば良い。
それを過ぎると、程なくテイクアウトのスロープが左岸に現れる。そのすぐ下は高い堰堤となので、コースはここで終わるのが頃合いだ。
【当日のデータ】
水量：望児橋0.77m
プットイン：雫の滝見物路
テイクアウト：曲里スロープ
距離：9.4km
高低差：251m
時間：3.5時間
グレード：クラス3.5
使用艇：クリークボート