第二回にしてようやく開催成ったLOVE RIVER SUP。木曽川は波の高いビッグウォーターを安心して楽しめるSUP向きの良川。こういう集まりに相応しい。今渡1.22m
LOVE RIVER SUPは、セルフマネシメントができる自立したパドラーが集まるオフ会だ。台風で中止を余儀なくされた第一回LOVE RIVER SUPから一年。第二回となった今回は素晴らしい秋晴れの下で開催できた。
木曽川のテイクアウト地点桃太郎公園は、キャンプブームの影響で、想像以上の混雑で駐車場はほぼ満車。もう少し時期が遅ければ、寂光院の紅葉が始まってさらに混雑が予想されるため、注意が必要だろう。早々と準備を済ませ、プットインの化石林公園に移動。ここでは東南アジア系？の方々の集まりのようで、かろうじて駐車スペースを確保した。
手早くボードを用意し、ダウンリバー・スタート。最初の松ヶ瀬は、広大な川幅一杯に小波が立つ長い瀬で、ウォーミングアップに相応しい。
続く大濤の瀬は、前半は波が低いが、油断していると進むにつれ波が高くなって姿勢を乱される。瀬の終わりの荒れた水面でバランスを失って敢えなく落水。
鷺の瀬では、左岸から豊富に流れ込んでくる汚水を眺めながら右岸寄りを通過。ここからは独特の臭いが川に着いていまう。
可児合の瀬は、大濤、藤ヶ瀬に並ぶ三大瀬だ。コース左岸寄りに、大きなストッパーウェーブがあって、SUPで突破するには少々ハード。いつものように右肩をすり抜けてクリア。瀬の終わりのに差し掛かっても油断は大敵。激しいボイルに食われないように慎重に通過する。
ウェーブスポットの鷺の巣の瀬は、形は良いがSUPには入りづらく、また掘れているのでボードを選ぶだろう。
観音の瀬のウェーブは、水量少なくドロップのようなホールになっていたが、本流上にウェーブがあって、長いボードでも乗ることができた。
そして、最後の富士ケ瀬。ウェーブスポット０番は、左岸のキーパーホールは相変わらずだが、センター寄りがいいウェーブになっている。0.5番も悪くなさそうなので迷った。皆に先に下ってもらって、０番サーフィン。10’11”の長いボードのスピードがマッチして、気持ち良い長乗りができた。お陰で、その後の藤ヶ瀬の大半は泳いだが、このサーフィンのためなら惜しくはない。
テイクアウトの桃太郎公園で、快適なお天気の下、まったりと片付けて終了。
他のイベントと重なったため、残念ながら関東勢の参加がなかったが、中部、関西、山陰から９人プラスOC１人が参加しての大所帯のダウンリバー。大人数を全く感じさせない大河木曽川で、懇親を深めつつ、川下りそのものを楽しんだ贅沢な１日となった。
[当日のデータ]
水量：今渡1.22m
プットイン：化石林公園
テイクアウト：桃太郎公園
距離：10.9km
高低差：19m
ボート：STARBOARD RIVER 10'11"
グレード：3級
時間：2.5時間