紀ノ川リバーSUP(栄山寺~橋本) 2013.04.13 | TM's リバーカヤック・SUP ログ

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川のカヤック、SUPの記録
【免責事項】川でのパドリングは、自然・人工の危険があり、命に関わる可能性があります。内容は経験と技術により実現されるもので、これを参考にするのは適切ではありません。内容は個人的なもので、勤務先や所属団体に関わりありません。

先週に引き続き紀ノ川アッパーコース。終盤の水道施設の工事で完全に川を塞でいるためポーテージ必須。水位は限界近いと感じるものの楽しさは健在である。 栄山寺-0.63m
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栄山寺をスタートしてすぐのロングの瀬。浅くはあるがセンターを岩を避けつつすり抜ければ抜けられる。
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五條の大川橋堰堤をポーテージし最初の瀬。入口が狭いが右ルートが正解。長い瀬の中程で幅一杯のホールがあるが中央の深いところを狙って突破する。左手にある中州の最後尾をクイックに左に入れば問題無く抜けられるが、遅れて少し下流側を通ろうとすると浅くて擦ってしまう。これは慣れていないと相当難しい。
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丹生川合流過ぎて中盤核心の2つのドロップ。1つ目は、右にカーブしている瀬を岩やホールを避けつつセンターの流芯に乗れば突破できる。
但しミスをすると中段のホールに捕捉されてしまう恐れあり。
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2つ目は3ツ叉に分かれているがそのセンターを通る。センターの右寄りはドロップ下二段に亘り危険な岩が水中に起立してブローチングの危険が高い。左に寄り過ぎるとナメた岩に乗り上げて落水してしまう。落ち口手前のマイクロエディを使ってノーズを向け直し、センターの左寄りのルートをキッチリとってドロップを抜ける。
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それを過ぎると短い瀬と瀞場の交錯となる。

 

ウエーブスポットは今日は不発。ところが直下相谷橋の左岸下流にスロープがあってここでテイクアウトが可能であることが判明。
(その後の調査で道路脇に駐車も可能)

上下水道施設は工事中で川幅いっぱいに土手を築いており通行不可能。
右岸から土手とシルトフェンスをポーテージする。
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恋野橋下の最後の大きなドロップは左ルートで多少擦ることはあるが躊躇しなければ突破可能。
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そこから長い瀞場。この日は向かい風がきつ過ぎてトレーニングを通り越えてもはや苦行。橋本市街地手前のテイクアウトまで無言で漕ぎ続けようやくゴール。

工事のポーテージとその後の瀞場を考慮すると今回見つけた相谷橋左岸ゴールが現実的思われる。その場合、奈良県内で終了するため、紀ノ川には入らずこのコースが奈良吉野川最下部となる。

いわゆるナラヨシ区間よりもSUPにとってはテクニカル。岩やホールを回避しつつのルート取りの腕が試される楽しいコースである。但し浅くて落水すると明らかに危険。ホワイトウオーターのスイミングの経験とプロテクターの装着が必須である。


【当日のデータ】
水量:栄山寺-0.63m, 五條1.49m
プットイン:大川橋北詰
テイクアウト:恋野橋下流1.5km左岸ビーチ
所要時間:3時間
距離:8.5km
ボート:インフレータブルSUP
グレード: 3マイナス