カバリ狂想曲

狂想曲(きょうそうきょく)

それはクラシック音楽における楽曲の一形式で、奇想曲(カプリッチョ)のことである。

音楽用語としては自由な楽曲を意味する

※Wikipediaより

うむ、

まさに



カプリッチョな
『カバリ』であった


『カバリ』
それはインドにおける、オークション形式のホームセールの事である


キツイ身分制度の名残が強い国民性のクセに、個々の自由度がハンパなく、ワガママで、ほぼルール無視のインド人達が相手のオークション


以前、ほっこりマダムがインドから離脱する時もお手伝いに行ったアレ

その時のハナシ↓

さて今回は
友人Nっちゃん宅のカバリだ


Nっちゃんがインドから居なくなってしまう

という事実には向き合いたくないので、そこは心に蓋をしてお手伝いに行く


今回のオーガナイザーは

プラダのサングラスに
GUCCIのベルト


という、成り金丸出し兄さん

カバリと言えば「パワさん」というベテランがいるのだが、手数料が高い&春は忙しい
てことで、今回はこの成金兄さんにお願いしたそうだ

Nっちゃんの知り合いのインド人マダムから「なかなか良い人」と紹介された成金兄さん


仕事できねぇ!


オークション中にもかかわらず、
何度も鳴る電話

その度に中断するオークション


早よ売れや!!


何を電話ばっかしとんねん


ベテランのパワさんみたく、
サクサク売れボケ〜〜〜


カバリを行う為には、マンションや部屋のオーナーに許可を貰わないといけない
それがあって初めて、お客さんもマンション内にスムーズに入れるし商品を運び出せる


お前さては…

ちゃんと許可取ってへんやろ?


いや、そこは基本中の基本や
許可はとったんかもしれやん
けど

何かを怠ったな!
何かは分からんけど何かを!?
きっとそうや
だからそんな何回も電話かかってくんねん!


キィィィイー
しっかりせぇ

お客さんも待ちくたびれとるわ


とにかく早よ売れ!
サクサクオークションしれーーーーー



「お、オーケー」
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しかし、

一向に進まないオークション

手際の悪いオーガナイザー…



痺れを切らしたお客さん

家具の上に座りはじめる

「ねぇ、エアコンもっと効かせてくれない?」

「ねぇ、お水ちょうだい」


インド人マダムのワガママに、ブチギレ気味にペットボトルを投げつけるNっちゃん


こんなNっちゃん
初めてみたよ!!!


普段から、静かに怒るタイプなのに…


おい!成金野郎!Nっちゃん様がお怒りよ!ちゃんとしなさいっっ


そんな中、
クッソ態度の悪い客が、新品の靴を勝手に品定めしだし、挙げ句の果てに靴を投げ捨てた


おい…

オマエ今何した??

これ売りモンやで!
傷ついたらどうしてくれんねん

しかもさっきからとにかく態度悪いし
もうオマエに売るものなんか無い


Get out!!!


こんな本気のGet out
二度と叫ぶことはないであろう


そんな状況にもかかわらず
成金兄さんはまた電話

私は友達から託されたスマホ二台を
人が多い時に売っておきたかったので


今すぐ電話を切れ!
そしてこのスマホを売るんだ!


と、強引に電話を終わらせてやった

するとスマホを見た成金兄さん

「コレは最低幾らで売りたいんだ?」

え?まぁ一台2000ルピーくらいかな?


「じゃあ俺が二台4000ルピーで買い取る」

はぁ?

何言っとんねんコイツ

オークションかけろや
ココから値上げしてくんがオマエの仕事やろ?

お前が最低価格で買い取ってどうすんねん


ダメに決まっとるやろ〜〜このボケぇ〜〜
なめとんのか〜〜
お前より高値つけるやつに売るに決まっとるやろ〜〜

「おれ!4500!」

案の定、お客さんから声が上がる

ホラね!値上がりするやん!
絶対お前になんか売らんわ


成金「じゃ、じゃあ5000出す!」

お客「………」




結局オマエが落とすんかい!!


何のためのお客さんや…
まぁ高値ついたんならええけど

何となく、納得いかん!




その他にも
そこらに置いてあった可愛いティッシュケースを勝手に持ってきて
「コレいくら?」と聞いてくるマダム
(売らんからソレ!)

K子マダムの新品のサリー
「最低価格1000や!それ以下なら売らん」て言うとんのに「ねえ、800にしてヨ」と何度も言うてくるオッサン(しつこい!)

食器など勝手にまとめ売りしちゃう成金兄さん(焼き鳥焼き器は別で売ってくれ言うたやろ?!)




もう


とにかくメチャクチャ
まさにカプリッチョ!



お手伝いに来ていた
在インド歴6年越えのマダムK子も

「こんなカバリ、前代未聞や!」

言うてましたよ


ホンマ

オーガナイザー選び大事


まぁ、手数料は確かに安かったし
Nっちゃんもなかなかの儲けになった模様

Nっちゃんの物がたくさん売れて満足したなら、結果オーライかな



その後、ランチをご馳走になり
皆んなでビールで乾杯


夜は打ち上げ兼ねて
焼き鳥「くふ楽」でもう一度乾杯

たくさん飲んで
たくさん喋って


こうして、
インド生活を終えようと
一つ一つ、ドアを閉じていくNっちゃん


寂しいなぁ


毎年、コレだけは慣れない


また来週、たくさんの友達が
インドを去って行く

私も、
ココが正念場やわ


早く日本に帰りたいーー





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