こんにちは~!

シカゴのあさこです。

 

 

今日は天気がめっちゃいい!

芝生も見えて、太陽も見えているなんて

一石二鳥でココロもルンルンヽ(*´∀`)ノ キャッホーイ!!

 

 

先日、クライエントとのセッションの際に

境界性人格障害(境界性パーソナリティー障害)のことを

話すことがありました。

 

 

境界性人格(パーソナリティー)障害、

聞いたことありますか?

 

 

英語で言うと、

Borderline Personality Disorder(BPD)というもので

人格障害の一つです。

 

 

人はみな、いろんな性格があります。

そんな中でも、小さいころの子供と母親との関係

は人の人格を結成する上でとっても影響します。

 

 

母親からの愛情を受けることがなく

育ってきてしまった場合や、虐待、

親からの批判や人格否定などをされて

生きていくうちに

境界性人格障害を引き起こすことが多いようです。

 

 

彼らの特徴と言えば

  • 妄想・パラノイア癖
  • いつもとてつもない不安感
  • いつも誰かに見捨てられる恐怖を抱いている
  • 感情の起伏があり、コントロールしずらい
  • いつも心が空っぽ感、幸せを感じにくい
  • 自分が何をしたいかわからない
  • 生きていることが辛い
  • アルコール、セックス、ドラッグなどへの依存
  • 人への依存
  • 自傷行為

 

 

もちろん、彼らは上記の特徴を

認識している人もいれば、

認識できていない人もいるのです。

 

 

彼らと接する上で、

周囲になんらかの影響があります。

 

 

例えば、周囲の人が必要以上に振り回されたり、

彼らのコミュニケーションスキルが乏しい為に

人間関係もうまくいかなくなります。

 

 

わざとに彼らもそうしているわけではないのです。

彼らは彼らなりに、とっても辛いのです。

人と上手にやっていきたいと思っていても、

上手くできなく、空回りしてしまうのです。

 

 

母親からの愛情に飢えている為、

彼らのココロはいつも空虚感。

だからこそ、周囲の人を試すように

ガツガツと人のココロに踏み込んでは

消えてみたりするのです。

 

 

そんな彼らを受け入れようとすればするほど、

周囲の人の方が疲れてしまうなんて

パターンが多いようです。

 

 

 

 

クライエントさんの話を聞き、

その夜私自身が、

昔付き合っていた彼氏を

思い出しました。

 

 

彼と付き合っていた数年間、

今までに付き合ってきた人とは

比べものにならないくらい

アップダウンが激しい関係だったのです。

 

 

その彼は、賢く、みんなからも好かれる人でした。

気が利くし、優しい人だったのです。

素敵な人だった。心から好きな人だったのですが...

 

 

その人の本来の部分を知るうえで、

時間を過ごさないと見えないことが

山ほどありますよね。

 

 

その彼、私が友達として見ていた彼と

自分の彼氏として見ていた彼との

ギャップがあることを、のちに気がついたんです。

 

 

付き合い始めから

女性なら絶対に言ってほしい~!って

思うような言葉も彼は

言ってくれたわけです。

 

 

愛されているな、私...

なんて、思うぐらい。

 

 

もちろん、そんな彼と一緒にいることが

私にとっては宝物であり、

何よりもかけがえのない時間でもありました。

 

 

こんな風に私を見てくれているなんて...

といつもココロがドキドキして、

彼と過ごす時間が待ち遠しいぐらいに

いつも私の胸を熱くさせてくれる彼だったんです。

 

 

そうかと思いきや、

 

 

ハリケーンの様にものごとが

アップサイドダウンになる時が。

 

 

私のことを信用できず

いつも私は他のオトコを探しているに違いない。

 

 

そしていつか僕を捨てて

他の人のところへ行くに違いない。

 

 

彼は、いつも自分に自信がなく

私が彼を褒めても、何か彼にいいことがあっても

ポジティブは全部却下。

彼の中で、全てがマイナスで事が回っていました。

 

 

自分は愛されているのか?と

いつもココロが不安な彼。

 

 

友達の多かった私は、

友達がいることさえも

彼を不安にさせ、

浮気をしているのではないか?

 

 

いや、浮気しているに違いない!などと

彼の中でリアルにまでしてしまうほどの

妄想・パラノイア癖。

 

 

そしてそんな妄想からやってくる怒り。

現実ではないことなのに、私はなぜか彼から

 

 

怒鳴られる。

責められる。

質問攻め。

こんなことが数時間続いたのです。

 

 

起こっていないことだけれど、

彼がとてもつもない怒りに

駆られているのを見て

 

 

私は謝ることを選んだんですね。

謝ったらもしかしたら、彼の気持ちが

おさまり、落ち着いてくれるのではないか?

 

 

そんな考えが甘すぎた!

謝れば謝るほど、

やっぱりそうだ!

オトコ好きなんだよね。

と責められてしまう。

僕の言っていることは

間違いなかった!と...

 

 

かといって、

 

 

違うと納得させようとしても信じてもらえない。

嘘を言わないでくれ!と言う彼。

全くの架空の話で、そんなことあるわけない!と

言ってもオトコ癖が悪いお前が悪い...

 

 

と言われる始末。

 

 

これだけ、君を好きなのに...

僕の想いを君は理解していない。

これだけ僕は君のために沢山を犠牲にしているのに

君はそんな僕の愛情を理解していない。

そして君からの愛情なんてこれぽっちも感じない。

 

 

僕だけが君のために頑張っているんだよ。

君は、何もしなくても頑張らなくても

僕が頑張ることを上から目線で見て嘲笑っている。

 

 

好きな君と一緒にいるのに、

僕は幸せを感じられない。

 

 

愛している君と一緒にいるのに、

僕のココロが空っぽ感がある。

 

 

いつもさみしい。

いつも辛い。

 

 

僕の人生のすべてが辛く、むなしく、孤独。

 

 

いつも辛いと感じる

彼をかわいそうだとさえ思いながらも

自分にできる事が何なのだろう?

といつも悩んでいたんです。

 

 

ローラーコースターのような

彼との時間を苦痛に感じ、

いつも、頭もココロも混乱していました。

 

 

自分がいけないから

彼を怒らせたのかな?

自分のどこがいけなかったのかな?

自分の愛情をもっとわかってもらいたい。

もっと努力しなくてはいけないんだ

 

 

などと自分に言い聞かせ

自分なりの工夫や努力で

彼に尽くしていた自分がいたんですね。

 

 

でも、そんなことしても

結局はアップダウンの激しい関係が続き

私自身のココロが疲労してしまいました。

 

 

なんで、こんな扱いなのかな?

大切に思っていると言ってくれているのに

なんでこんな酷いことを

私に言えるのかな?

とある時から思うようになったのです。

 

 

いいときはとてもいいのに、

ヤバイときはマジでやばい。

 

 

でも、好きだったから、

彼を受け入れたら

何かが変わるのかもしれない...

 

 

何度も、別れ、元さや

ということを繰り返していたあの頃。

 

 

ある意味、DVの様な言葉の暴力だったのに

なぜ戻ったのだろう?って思うんですね。

 

 

ありのままの彼を受け入れることで、

私は彼を愛しているのだ

と言うことをわかって欲しく、

理解してほしかったのだと思うのです。

 

 

そしていいときは本当によかったからこそ

彼からの「歪んだ愛」が麻薬(ラブドラッグ)だったのです。

 

 

あの良い時をもう一度感じたい!

彼との良い時間があれば

私は大丈夫、なんでも乗り越える!

 

 

もちろん、変わることのない彼のままで、

この関係が終わったのです。

 

 

共依存的な私もいたので、

この関係からのダメージから回復するのに

少々時間がかかりました。

 

 

傷ついた自分のココロを癒すために、

自分自身を取り戻すために、

自分を愛すること、

自分の軸を戻すことが

この関係から解放される術でした。

 

 

自分を持ち始めた直後、

彼が境界性人格障害を持っていたと

私が認識して理解できたのは

大学院で学んだのち、

臨床心理カウンセラーとして

現場で働き始めた頃でした。

 

 

あの時の彼とのローラーコースターのような

激しい関係について、理解できなかったことが。

初めて腑に落ちたわけです...

 

 

あの時に境界性人格障害のことを

知っていたら、どうなっていたのだろう?

 

 

今、彼はどうしているのだろうか?

 

 

少しでも、彼の心に安らぎが訪れ、

穏やかでいることを願うばかりです。

 

 

クライエントと話がきっかけで

ふとそんな風に思った夜だったのでした。

 

 

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