①では コミュニケーションを中心に書きましたが、メンタル面を②として書きます。

 

自分もそうですが、まずメンタルがキツイのは検査をしつつ、病院を決めて、治療方針が立つまで。

それまでは 具合悪いのに、不安で怯えているのに、調べものや大事な意思決定をしないといけない葛藤がある。

上司を見ていても、治療方針が決まると 治療に向かって気持ちが向きます。

そして、それまで 秘書と家族くらいにしか言っていなかった病の詳細を 少しづつ周囲に報告するようになります。

秘書はその間、聞かれても病状を他の人に言えないので「今はいろいろ検査されているようです」などと言いながら回避する。

 

私のように病気不安のある秘書は、自分だって不安なのですよ。

近しい上司が病になれば、ツライことも思い出すし、

毎日 病に接するわけなので。

 

そして秘書は家族ではなく、友人に近い関係の場合はあるかもしれませんが、基本上司と部下の立ち位置。

メンタルを支えたいと思っても、あまりに心の柔らかい部分に触れてしまうと 仕事がやりずらくなる。

クールに仕事だけの関わりと割り切るのもアリとは思いますが、私はウェットなタイプなので

多くの上司とは パートナーシップを築く中で 絆も育ちます。

 

上司の要望も お見舞いは感染予防と感情の揺らぎ予防のために やめてほしい。

代わりに 短くても ちょいちょいとLINEメッセージがもらえると 気持ちがUPするそうです。

病になると、一人置いておかれるような気持ちになるので、そんな要望があったのかもしれません。

 

そこで、私がLINEでやっていること(自分のメンタルと上司のメンタルを支えるために):

1) 治療に役立つ情報を流す(選び抜かれた実際に役立つものだけ、いい加減な情報でないこと、勧誘でないこと、闘病ブログはダメ)

2) こまめに 日常のことをLINEで メッセージ(頻度は上司の反応をみながら)

   良例 会社近くの風景やイベント、同僚の様子

   良例 かわいいお菓子、ふるさと納税で届いた果物、鳥や花など季節の変化

   良例 スポーツやオリンピック、万博など

   悪例 こんなに遊んでます、楽しいです的な内容

   悪例 病に関するネガティブな内容、同病の闘病状況

   悪例 焼肉食べました、食べ放題、酒飲みました(読むだけで 気持ち悪くなるかも)

3) 自分のことばかりでなく、上司の様子を訊ねる

   コツ LINEやメールが来ないときに「おかげんいかがですか?」と聞く

   コツ 病棟から見える風景や 読んでいる本や映画や音楽などを聞く

   コツ 病院のコンビニで買えるような品物で「●●、お試しになりました?」と聞く

   コツ 必要なことやものはありませんか?と聞く

4) スタンプは単独では使わない、必ずメッセージとセットにするか、使わないか。

5) ちょっと笑顔になる話を送る

   例 自分や友達のおっちょこちょいエピソード

   例 電車で見かけた ほんわか親子の会話

   例 ペットのいたずら

6) やたら励まさない、病について安易に触れない(上司が共感を望んでいると感じられるときだけ、そっと寄り添う)

   良例 「一つ一つ前に進んでますね」「Dr.は丁寧に診てくださってますね」「良い病院ですね」と環境や状況を励ます。

   良例 治る前提の態度(言葉にしなくても)で、「復帰後は。。。」「治療が終わった後は。。。」

        ※「。。。たら」は仮定なので、断定的な「後は。。。」がいい。

   悪例 「かわいそう」「気の毒」「心配している」これは秘書側のネガティブな感情だから。

7) 2週に1回くらい、直筆の手紙を添えて郵便物を転送する。(病棟気付になります)

 

偏りもありそうですが、私のやっていることです。

繊細なことなので、感度が必要です。文章にしにくいですね。

ご参考に。