◆映画の看板職人展へ行ってきました
7月3日から5日まで津市のリージョンプラザで開催された『映画の看板職人展』を見てきました。
お昼前に会場へ着いたところ、大盛況で多くの人たちが見に来ていました。
会場の壁にぐるりと掲げられた作品は全部で51点。
どれも素晴らしい作品ばかりでしたよ。
映画の看板は、その作品の上映が終わると下げられて塗りつぶされまた別の作品が描かれて、というふうに「残ることのない」ものなんだと思ってたんですね。
今回の作品展には実際に映画館を飾ったものが一枚もなかったので、自分の考えはあってたのかなぁなんて勝手に想像してます。
そこのところを、作品を手がけた紀平昌伸さんご自身にうかがってみればよかったとちょっぴり後悔…。
来てくれているお知り合いの方?に声をかけて楽しく談笑している紀平さんを前に、ちょっといいですかーと割り込むのはどうにも申し訳なくて。
だって、お知り合いでもないし。照れ屋さんだし、自分。
作品も素敵でしたがご本人も気さくなおじさんという雰囲気で素敵な方でした。
懐かしすぎて自分は見たことのない外国映画から最近の作品まで幅広く描かれた作品たちは、看板ならではの描かれ方をしてました。
近くで見るとベタッとした塗り方でとても簡潔、あっさりとしているのに、遠くから見ると写真にしか見えないのです。
色の濃淡もはっきりしてるように見えても、やっぱり遠くから見るととても細やか。
この技法は、もしかしたら看板職人さんならではのものなのでしょうか。
もうね、感動ものです。
「ローマの休日」のワン・シーンでヘップバーンが王女に戻ったところのアップがありますでしょ。
確かこの映画ってモノクロだったと思うのですがそのワン・シーンをカラーで描いている一枚がありまして、それがもう本当に美しいヘップバーンなんです。
(↑の画像のいちばん右に写ってる作品がそれです)
きっと、こんなふうに澄んだ清らかなヘップバーンだったんだろうなと思える絵でした。
生きてるみたいでしたよ。
こういう技術をしっかりと後世に伝えていってほしいですね。
紀平さん、素敵な作品展をありがとうございました。
また、第二回第三回と回を重ねていただきたいです。
映画の看板以外にも、荒川静香さんやあゆの絵もありました。
この蒸気機関車は夫が携帯の待ち受けにする!と意気込んで撮ってました。



