◆冬の風の中 | 354480時間の夢

◆冬の風の中



吹く風が強くなってくると、冬の到来を感じます。



住んでいるところはとても風の強い地域で、風力発電用の風車が

いくつも山のてっぺんに並んで立っています。

近くで見るとそれはとてつもない大きさで、ジブリの作品に出てくる

ロボットのようにずしりと重そうな図体を晒しています。

吹いてくる風を電力にするくらいの場所ですからその風の強さは

半端じゃありません。

向かい風に立ち向かおうと踏ん張っても体が持って行かれるほどの

強風が毎日のように吹き始めるともう冬です。


今日の風は冬の訪れを予感させる、そんな強さでした。




林
背の高い木々が、轟々と地鳴りのような葉擦れの声を上げその身を

大きく揺さぶっています。


ぬけるような青空と、吹き抜け荒れ狂う風が、自分の小ささを教えて

くれているような日でした。






ちっぽけな人間がひと吹きの風におたおたとよろめき怯えている。


ちっぽけな人間だとしてもよろめいた誰かの支えになっているんだ。


ちっぽけな人間だからこそ誰かを求め誰かに求められているんだから。