空のむこうへ‥ことしの春が
舞い散ってゆく
八重桜の小径も、さいごの燦き
その燦きのなか、ふたり
桜色に染まりながら
ゆく春を惜しんでいた
そう‥
ことしも
せいいっぱい
春を駆けぬけた
たいせつな季節を
かけがえないときを
ふたり、駆けぬけた
淡い幻のように散っていく花のなかで
春にわかれを告げて
また、つぎの季節へと
駆けていく
たくさんたくさんの時間を
胸に抱きしめながら
またあう日まで
‥ありがとう‥
花に‥
春に‥
刻に‥
ありがとう
ことしの春は、ひときわ
きらきらした光の思い出になるのかもしれません
𓂃 𓈒𓏸❁ 𓂃 𓈒𓏸❁ 𓂃 𓈒𓏸❁
この日のお弁当は、お友達からのさしいれ
白瀬の天むす弁当
天むすって、ねえねはあまり食べたことないけれど
やさしい思い出のある言葉
紅生姜の天ぷらと、切り干し大根のお酢のものが添えられてる
そして‥その下には、そっと
坊やの大好きな鰻U^ェ^U
𓂃 𓈒𓏸❁ 𓂃 𓈒𓏸❁ 𓂃 𓈒𓏸❁
ふうわりふわり
淡いさよなら‥au revoir‥
♡⃝⋆˻˳˯ₑ⋆♡⃝まかろん♡⃝⋆˻˳˯ₑ⋆♡⃝