コミュニケーション | Life goes on

Life goes on

LA在住、福岡出身。自分らしく生きるとは? 英語の生活と日本語の生活。文化の違い。うちの子供は犬と猫。ヘルシーな食生活。なすがままな生き方。 などなど日々の生活をテーマにしたBlog。

文化が変わると言葉の表現も変わってきます。 ある文化では常識的な事でも、他の文化で生活している人には奇妙だったり無愛想に感じたりする事があります。 文化と大きく分けた言い方もできるし、地域性や似た者同士のグループだったりもします。 

今日書くことは実際私が昨日経験したことです。

 

昨日お昼頃、空気の入れ替えをと思い表の玄関の扉を開け、家中の窓も全開したままランチ作りに入りキッチンにいました。 キッチンからは玄関は見えませんがすぐ近くなのですぐに行けます。天気もいいし、安全な地域なのでたまに入るそよ風が気持ちいくらいです。 何かあれば番犬もいるししばらくの間の換気中特に心配するようなことはないです。 というのは私の視点です。 するとドアベル (ピンポーン) となったので玄関に出ると郵便配達の方が帰る途中だったので "May I help you?" と聞いてみました。 すると "You left your door open " (ドアが開けっぱなし)とそっけなく背を向けて私から離れながら言うのでした。 その言葉をポンと投げかけるだけ投げかけて自分の郵便配達の車めがけて歩いて帰っているのです。 一瞬意味がわからず、だから何? と思いました。がこの人の動機がわからず (背を向けて離れながら話ので表情も見えないし、感情も入ってないので) "Is it bad???" (何がいけないの?) と返すと、"For the safe" とはにかんだ笑い顔で返事が返ってきました。 偏見でいうわけではありませんが、その配達のおいちゃんはアジア系の人で英語もちょっとブロークンでした。本来なら"For the safety " (安全のために言った)と返事になります。そこでそのおいちゃんはわざと意地悪で言ったんじゃないな、ということがわかりました。 だから私も、 "Oh, okay, thank you for letting me know! " (教えてくれてありがとう)と返しました。 

アメリカは移民国です。 長年住んでても英語が得意でない人や、しゃべれるけどちょっとブロークンな人なども沢山います。それはそれでいいと思います。人それぞれアメリカに移民してきた理由も、人生の目的も違うし、いちいち人の喋り方にケチつけたりバカにする人の方がどうかと思います。 ただここで私がこの題材を取り上げた理由は、英語が堪能かどうかというより、どう自分の意思表示をするかは人とのコミュニケーションとの間でとても重要視されるからです。このおいちゃんのように話している人から遠ざかり背を向けて返答するのはダブーだと思います。もちろんそういう人もいますし、今までの経験のなかではアジア系の文化の特徴じゃないかと思います。そこの文化の人にとっては普通のことで悪気はありません。 が、一般的にアメリカの文化はもうちょっとフレンドリーな文化なので声のトーンとか顔の表情、目線はリスペクトの象徴です。だから突然言われて私は内容を瞬間に把握できず、率直に 何がいけないの?  って答えてしまいました。ここで、まずこのおいちゃんがピンポーンを押した時点で、私が出てくるのを待って "You're leaving your door open?  Just for the safety I just wanted to remind you to be careful " (ドア開けっ放しにしてるけど安全考えて気をつけた方がいいんじゃない)と笑顔で言えばカン違いもなく、私は最初からおいちゃんの優しさにありがとう、とすぐ思えたと思います。 ま、これも文化の違い何でしょう。 でも、もっと肯定的に今どこの文化で生活していて誰とコミュニケーションをとっているかを頭において会話すると、お互いが思い合って意思疎通を出来ると思います。 英語、や外国語を勉強されている方は、この辺も把握して、自分のいる、また勉強している文化を軸にしてコミュニケーションをとると意外にスムーズになるのではないでしょうか。また上級者は相手の立場をわかってあげるのもお互いに気持ちいいコミュニケーションをとれる秘訣ではないかと思います。チョキ