セルフメディケーション税制ってなに? | 相続税専門の税理士事務所ブログ

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こんばんは、相続税専門の税理士法人チェスターの荒巻です。

 

 

いよいよ2月に入りまして、税理士業界は確定申告の繁忙期となります。

私たちの事務所も確定申告はそれなりにありますので、やはり通常の時期と比べると忙しくなります。

 

 

ただ先日とある税理士の方とお話をしていたところ、法人決算まで含めると1月~5月末まで繁忙期だと話されていましたので、私たちは法人決算の繁忙期がないだけ負担感は随分違うなと思いました。

 

 

というわけで今回は真面目に平成30年度確定申告の中で、変わった医療費控除(セルフメディケーション税制)の話を簡潔に解説。

 

 

■セルフメディケーション税制って何?

「平成29(2017)年1月1日から平成33(2021)年12月31日までの、4年間の時限措置で、薬局やドラッグストアで、医薬品を1年の間に一定金額以上買った人が、支払い分の一部を所得から控除できるという制度です」

 

まあ趣旨としては、医療費控除は病院に行かないと控除を受けられないので、風邪などの軽い病気の時にはなるべく病院に行かず、薬局とかで自力で薬を買って治してね、そうしたら国の財政を圧迫する医療費負担が少しは減るから、その代わり医療費控除みたいな税金の控除もするからさ、ということです。

 

 

■どんな控除内容なの?

①適用対象スイッチOTC医薬品を、年間1万2千円超購入している

②予防接種や健康診断を受けている

 

この2点の要件を満たした場合に、

 

(算式)適用対象スイッチOTC医薬品の年間 購入額 - 1万2千円(控除額は最大で88,000円)

 

を所得から控除するという特例です。

 

 

■スイッチOTC医薬品って何?

OTCはOver The Counter の略で、つまりドラッグストアや薬局等の「店頭」で購入する医薬品のことです。なんでこんな分かりづらい横文字にしたのでしょうね。。

 

ただし薬局で購入できる全ての医薬品が対象になるわけではなく、対象医薬品には基本的に↓このマークがついています。

 

 

参考:スイッチOTC医薬品対象医薬品の成分(http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10800000-Iseikyoku/0000124846.pdf

 

 

■従来の医療費控除とセルフメディケーション税制、どっちが有利なの?

従来の医療費控除とセルフメディケーション税制は、ダブルで併用して控除を受けることはできずに、どちらを使うかを選ばないといけません。じゃあどっちが有利なの?というと、ここはちょっと難しいところで、一概にどちらが有利かというのは控除を受ける人の所得やスイッチOTC医薬品の購入額にも関係してきます。

 

ただざっくりとした目安でいいますと、総所得金額が200万円以上の人を前提にしますが、

 

①年間医療費(スイッチOTC医薬品+医療費の合計)が188,000円以上であれば、内訳に関係なく従来の医療費控除での計算が有利

 

②年間医療費が188,000円以下でかつスイッチOTC医薬品以外の医療費が88,000円以下の場合には、セルフメディケーション税制での計算が有利

 

となります。(参考:https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1131.htm

 

ということでなるべく要点を整理して解説しました。

 

確定申告の新しい控除制度はいつも税理士泣かせです(-_-メ)

 

それでは今日はこのあたりで。

 

荒巻

 

 

 

 

 

 

 

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