八幡神 全国の八幡宮・八幡神社 総本社

 


八幡神社の総本社は大分県宇佐市の宇佐神宮うさじんぐう。宇佐八幡宮(うさはちまんぐう))である。元々は宇佐地方一円にいた大神氏(おおみわうじ)氏神であったと考えられる。農耕神あるいは海の神とされるが、柳田國男は鍛冶の神ではないかと考察している。欽明天皇の時代(539年 - 571年)に大神比義(おおがの ひぎ)という者によって祀られたと伝えられる。



宇佐八幡宮の社伝『八幡宇佐宮御託宣集』などでは、欽明天皇32年(571年)1月1日に「誉田天皇広幡八幡麿」(誉田天皇(ほむたのすめらみこと/ほんだのすめらみこと)応神天皇の国風諡号)と称して八幡神が表れたとしており、ここから八幡神は応神天皇であるということになっている。



また今の福岡県の飯塚市大分(だいぶ、嘉穂郡(かほぐん)筑穂町(ちくほまち))にある大分宮(だいぶぐう。大分八幡宮(だいぶはちまんぐう))は宇佐神宮の本宮であり筥崎宮(はこざきぐう)の元宮であると宇佐八幡宮の由緒書き「八幡宇佐宮御託宣集」に書かれてもいる。



宇佐八幡をはじめとした八幡宮は、紋を神紋としている。