スサノオ 解説 ③



後に、仏教における祇園精舎の守護神である牛頭天王(ごずてんのう)習合した。これは、どちらも荒神だからであるとする説があるが、他の解釈も多い。



オーストリアの民族学者アレクサンダー・スラヴィクは、根之国に追われた後のスサノオが蓑(みの)と笠を着て神々に宿を頼んだことを解釈して、蓑と笠は本来神聖な「祭祀的来訪者」が着ることを許されるのであり、スサノオはそのような来訪者として神々に宿を貸すように強制し客人歓待の慣習を要求したのである、と考えている。